平成9575日目
2015/03/27
この日のできごと(何の日)
【姫路城】平成の大修理終え一般公開
5年半にわたる「平成の修理」を終えた世界遺産・国宝姫路城大天守(兵庫県姫路市)の一般公開が27日、始まった。
午前8時の開門までに約1200人が並び、太鼓の音とともに入場。朝日に照らされ輝く新生「白鷺城」を楽しんだ。
前日から同級生3人と並び、一番乗りとなった姫路市の高校生(17)は「登ったのは小学生のとき以来。新しい姫路城はやっぱり白くて美しいです」と元気に話した。
改修に関わった市姫路城総合管理室の小林正治さん(52)は「公開を心待ちにしてくれていた方がたくさん並んでいて、今までの苦労が吹き飛んだ」と目を細めた。
混雑が予想されるため、5月10日まで整理券を配布し大天守への入場者を1日1万5000人に制限する。入場料は大人1000円。《産経新聞》
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【プロ野球】開幕
プロ野球は27日、セ、パ両リーグでナイター計6試合が行われ、2015年シーズンが幕を開けた。セ4連覇が懸かる巨人は菅野が7回1失点と好投し、DeNAを3−2で下した。
日本ハムは5−2で楽天に逆転勝ちし、3年目で初の開幕投手を務めた大谷が六回途中まで1失点で勝利投手となった。阪神は延長十回にマートンが適時打を放ち、5−4で中日にサヨナラ勝ちした。
ロッテは涌井の好投などで昨季日本一のソフトバンクに3−1で競り勝った。西武はメヒアの適時打で挙げた1点を守り切り、1−0でオリックスを破った。広島は13年ぶりとなる本拠地での開幕戦でヤクルトに延長十一回の末に2−4で敗れた。
各チームは交流戦を含め143試合を戦う。クライマックスシリーズ(CS)は10月10日に始まり、日本シリーズは同24日に開幕する。《共同通信》
【第87回選抜高校野球大会】第7日
第87回選抜高校野球大会第7日は27日、甲子園球場で2回戦3試合が行われ、昨夏4強の敦賀気比(福井)のほか静岡が50年ぶりに、浦和学院(埼玉)も準々決勝に進出した。
敦賀気比は明治神宮大会王者の仙台育英(宮城)を2−1で破った。五回に林中の適時打で2点を先制し、平沼が反撃を九回の1点に抑えた。敦賀気比は春夏通算20勝で、福井勢は春30勝目。
静岡は4−2で木更津総合(千葉)を下し、50年ぶりのベスト8。四回に堀内、安本の連続適時打で逆転し、五、九回にも加点した。村木は毎回の14安打を許したが、完投した。
浦和学院は春夏通じて初出場の大曲工(秋田)に5−1で勝った。1点を追う三回に諏訪の2点適時打などで3点を奪い、そのまま逃げ切った。《共同通信》
【大塚家具】久美子社長が続投
大塚家具は27日、東京都内で株主総会を開き、大塚久美子社長による会社提案が委任状を含めた有効株式数の過半数の支持を得て、可決された。父親で創業者の大塚勝久会長は解任され、取締役から外される見通し。株式公開企業を舞台にした前代未聞の親子げんかはひとまず決着した。
久美子社長提案は、自身ら10人を取締役に選任する内容。委任状も含めて投票で株主の61%の支持を得て圧勝した。大塚家具では久美子社長と、父親で前社長の勝久会長の対立が続き、決着はこの株主総会の議決に委ねられていた。
議決に先立ち、久美子氏は、自らの取締役選任を求める会社提案について「企業価値を高め、株主の利益を向上を果たせる案だ」との考え方を改めて主張。
勝久氏も株主提案を説明し、「私はクーデターで社長の座を奪われた。まだ10年、20年は(経営を)できる。今度は後任選びを間違わない」と訴えた。《産経新聞》
【サッカー・国際親善試合】ハリルホジッチ新監督、初陣飾る
サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップの日本―チュニジアは27日、大分銀行ドームで行われ、日本は途中出場の岡崎(マインツ)と本田(ACミラン)が得点して2−0で快勝し、ハリルホジッチ新監督の初戦を勝利で飾った。
日本は代表初出場の川又(名古屋)など、フレッシュな先発メンバーで臨んだ。後半途中から本田、香川(ドルトムント)らの主力を投入して攻撃のリズムが生まれ、33分に本田の折り返しを岡崎が頭で決め、38分には本田が詰めて加点した。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでチュニジアは25位、日本は53位。対戦成績は日本の4勝となった。《共同通信》
【この日の安倍総理】
ポルトガル・コエリョ首相と会談
安倍晋三首相は27日、ポルトガルのコエリョ首相と官邸で会談した。北大西洋条約機構(NATO)がポルトガルで今秋に行う訓練への自衛隊のオブザーバー参加やテロとの戦いで協力していくことで一致した。
会談で安倍首相は「両国が法の支配の原則に基づき海洋秩序を維持する重要性を確認するとともに、経済など幅広い分野で協力を進めていく意思を確認したい」と強調。コエリョ氏は「日本と手を携え、パートナーシップを築く基礎が作り上げられた」と応じた。《産経新聞》
参院予算委員会
安倍晋三首相は27日午前の参院予算委員会で、4月の訪米前の大筋合意を目標としていた環太平洋連携協定(TPP)交渉に関し「最終局面だが、まだまだ課題は残っている。訪米に合わせて、必要のない妥協をすることはもちろんあり得ない」と強調した。「攻めるべきは攻め、守るべきは守る。国益を求め、最善の道をしっかりと進んでいきたい」とも述べた。
新たな安全保障法制の整備をめぐり「いかなる事態にあっても、国民の生命と幸せな暮らしを断固として守り抜かないといけない」と訴えた。
格差是正では「格差が固定化しない社会にしていきたい」と語った。《共同通信》
◇
安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で、自衛隊を「わが軍」と表現した自らの国会答弁に関し「共同訓練の相手国である他国の軍との対比をイメージし、自衛隊を『わが軍』と述べた。それ以上でも、それ以下のものでもない」と釈明した。
首相は「(他国との)共同訓練に関する質問があり、質疑の流れの中で答えた」と説明。自衛隊について「国際法的には軍と認識されているというのが政府の答弁だ。自衛隊発足当時から(見解は)一貫している」と強調した。
中国が主導して設立するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加の是非については、公正な統治確保などで問題があると指摘した上で「慎重な検討が必要だ。中国には累次にわたり、問題提起しているが、明確な説明は得られていない」と述べるにとどめた。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐり「政府全体で連携し、さまざまなレベルで地元と対話を行う。わが国の安全保障や沖縄の負担軽減の全体像について話す中で、理解を得る努力を行いたい」と訴えた。《共同通信》
【自民党・高村正彦副総裁】ワシントンで講演
自民党の高村正彦副総裁は27日午後(日本時間28日未明)、訪問先の米ワシントンで講演し、新たな安全保障法制と4月末に予定される日米防衛協力指針(ガイドライン)再改定を見据え、米軍と自衛隊の協力範囲を地球規模に拡大させる考えを強調した。4月下旬の安倍晋三首相訪米の意義を「同盟の新次元への発展を内外に示す」とした。
安保法制の骨格を説明しつつ「安倍政権は日本の防衛体制を抜本的に再構成する。日本と世界の平和のために自衛隊が十分活躍できるよう法整備を進める」と明言。再改定後のガイドラインに関し「日米協力の可能性をグローバルに広げる」と述べた。《共同通信》
【国連】PKOで初の実務会合/
国連は27日、平和維持活動(PKO)の課題などを討議するため各国の軍幹部らを対象にした初めての実務レベル会合を米ニューヨークの国連本部で開いた。
100カ国以上が参加し、日本も岩田清文陸上幕僚長を派遣。国連筋によると、日本から幕僚長が国連会合に参加するのは珍しいという。
会議は非公開。冒頭、潘基文事務総長が演説。制服姿の軍人らを前に「人権が侵害されることなく誰もが平和に暮らせるより安全な世界にするため、建設的な議論を期待する」と述べた。
国連によると、現在、世界に展開しているPKOはアフリカや中東を中心に16ある。《共同通信》