平成9564日目
2015/03/16
この日のできごと(何の日)
【外務省】中国政府が1969年に発行した地図を公表
外務省は16日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を日本領土として表記した中国の1969年発行の地図をホームページ(HP)で公表した。尖閣の領有権を主張する中国が当時、日本の領土として認識していた事実を国内外に示す貴重なデータとなりそうだ。地図では尖閣諸島を「尖閣群島」と表しているほか、尖閣諸島の西端に位置する「魚釣島」の名前も日本名で明記されている。
自民党の原田義昭衆院議員が入手し、2月23日の衆院予算委員会で紹介した。原田氏は日本の国土地理院に該当する中国の部署が出版したと指摘。また、毛沢東の語録が載せられているとも説明した。これに対し、岸田文雄外相は「貴重な資料」と評し、安倍晋三首相も「新資料で示された通り、尖閣は歴史的にも国際法上もわが国固有の領土だ。この姿勢が変わることはない」と主張していた。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
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【大相撲春場所】9日目
大相撲春場所9日目(16日・大阪市ボディメーカーコロシアム)横綱白鵬は碧山を上手出し投げで退け、9連勝で単独トップを守った。横綱日馬富士は豊ノ島に送り出され、連日の金星配給で3敗目を喫した。豊ノ島は4個目の金星。
大関対決は豪栄道が琴奨菊を突き落とし、ともに6勝3敗となった。大関稀勢の里も6勝目。新関脇の照ノ富士は小結妙義龍を寄り切って勝ち越しを決めた。
全勝の白鵬を1敗で照ノ富士と平幕の安美錦が追う。2敗は豊ノ島、大砂嵐ら平幕4人。十両は富士東と貴ノ岩が1敗で首位。《共同通信》
【生活の党の小沢一郎共同代表】野党結集を呼び掛け
生活の党の小沢一郎共同代表は16日、東京都内で開いた自身の政治塾で講演し、次期衆院選に向けた野党の結集を呼び掛けた。「一つの集合体として比例代表向けの統一名簿をつくり、連携すれば絶対勝てる。安倍政権に不満と不安を感じている人が大多数だ」と述べた。
一方で「このままだと選挙は負ける。国民に政権の受け皿を示せるように、全力で努力したい」と強調した。
小沢氏は、もう一度政権交代が実現すれば、日本に民主的な議会政治が定着するとの認識を表明。「それが政治家として最大の目標なので、それを見た上で次の時代にバトンをタッチしたい」と進退にも言及した。《共同通信》
【菅義偉官房長官】中国首相の発言に反論
菅義偉官房長官は16日午前の記者会見で、中国の李克強首相が歴史認識をめぐり安倍晋三首相を牽制したことについて「今になって、ことさら過去の歴史のみに焦点を当てるのは、日中関係にとって建設的ではない」と反論。その上で「日中双方が、国際社会が直面する共通の課題に対し、未来志向の協力関係を発展させることが極めて重要だ」と強調した。《産経新聞》
【この日の安倍総理】
国連創設70周年記念シンポジウム
安倍晋三首相は16日、東京都渋谷区の国連大学で開かれた国連創設70周年記念シンポジウムでスピーチした。安全保障理事会の改革について「もはや議論に時間を割くときではない。具体的な成果を生むときだ」と述べ、早急に取り組むよう求めた。10月の非常任理事国選挙で11度目の当選を目指す意向を示した。《毎日新聞》
参院予算委員会
安倍首相は16日の参院予算委員会で、憲法改正をめぐり「現行憲法は、占領軍の影響下で原案が作成された」として、制定過程に問題があると重ねて指摘した。環境権などの新設が必要との見解も示し「私たち自身の手で憲法をつくっていく精神が、新しい時代を切り開くことにつながる」と改正に意欲を見せた。
21、22両日にソウルで開催される見通しとなった日中韓3カ国外相会談に関し「日中韓の協力を促進し、関係改善を図っていきたい」と強調した。同時に「前提条件を付けずに、首脳レベルでも率直に話し合うべきではないか」と述べた。《共同通信》
【大阪府警】「ホワイトデーのお返しがない」夫の首を締めた43歳女を逮捕
「ホワイトデーのお返しをくれなかったので腹が立って嫌がらせをした」。そんな理由で夫の首を絞めたとして、大阪府警は16日、堺市南区の自営業の女(43)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、発表した。夫は首にけがをしたが、命に別条はないという。妻は「殺すつもりはなかった」と話しているという。
南堺署によると、妻は16日未明、自宅で夫(31)の首をネクタイで絞めて殺害しようとした疑いがある。夫が午前0時35分ごろ、「首を絞められた」と110番通報した。妻は酒に酔っていたという。署員が駆けつけた際、夫は1階のリビングで倒れており、病院に搬送された。《朝日新聞》
【バヌアツ・ロンズデール大統領】サイクロン「想定外の壊滅的被害」
大型サイクロン「パム」が直撃した南太平洋の島国バヌアツのロンズデール大統領は16日、仙台市で共同通信などと会見し「状況は深刻だ。これほど強力なサイクロンは想定していなかった」と述べ、全土で壊滅的な被害となった可能性があるとの見方を示した。大統領は仙台市で開催中の国連防災世界会議に参加するため関係閣僚らと来日中。
ブレ気候変動適応・計画相も取材に応じ、首都ポートビラでは建物の9割が暴風で損壊し「住民は衣服や寝具を含め全てを失った」と強調。感染症などのまん延も懸念されるとして、国際社会の緊急支援を要請した。《共同通信》
【英・労働党】連立を否定
英国の野党、労働党のミリバンド党首は16日、5月7日の総選挙で次期政権の主導権を握った場合、スコットランド民族党(SNP)と連立政権をつくることはないと述べた。選挙後の政権の枠組みが一層不透明になった。
労働党と与党・保守党の支持率はほぼ均衡し、いずれも選挙で単独過半数を得るのは難しい情勢。スコットランド独立の是非をめぐる昨年9月の住民投票を機に、同地域で勢力を伸ばすSNPは大躍進の勢いで、労働党と組んで政権を奪う可能性も指摘されていた。
ミリバンド氏は、再度の住民投票や税制面などの問題を挙げ、「両党の違いは大きい」と強調した。《共同通信》
【英仏独、イラン】外相が核協議
イラン核問題をめぐり、フランス、ドイツ、英国、イランの4カ国の外相と欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表が16日、ブリュッセルで会談し、ドイツのシュタインマイヤー外相は終了後、合意にはまだ「大きな障害」があるとの見方を示した。
シュタインマイヤー氏は声明で、これまでの欧米など6カ国とイランの交渉で進歩があったとしつつ「どんな代償を払っても合意を目指すわけではない」と強調し、イランが核兵器を保有しない保証が必要だとして全面的な透明性を要求。見返りとして制裁の段階的解除の用意があると表明した。《共同通信》
【独・メルケル首相】対ロ制裁延長を警告
ドイツのメルケル首相は16日、ロシアが支援するウクライナ東部の親ロシア派が停戦合意を守っていないとして「必要があれば、新たに制裁を実行する用意がある」と述べ、対ロ制裁の延長を警告した。ドイツを訪問しているウクライナのポロシェンコ大統領と会談後の記者会見で述べた。
欧州連合(EU)の対ロ制裁は7月に期限を迎える予定で、EU内からは延長を求める声が出ている。
メルケル氏は、ウクライナ東部の情勢について改善が見られるとしながらも、停戦を監視する欧州安保協力機構(OSCE)の「基準を満たしていない」と指摘。親ロ派側の重火器の撤去についても、十分な検証ができていないとした。
当面は停戦合意の実現に注力するとした上で、制裁の延長について、状況によっては6月ごろに「決断しなければならない」と述べた。
ポロシェンコ氏は「ウクライナは停戦の手順を守っている」と強調し、引き続き完全な停戦の実現を目指す考えを示した。《共同通信》