平成9481日目

2014/12/23

この日のできごと(何の日)

【朝日新聞】慰安婦報道関連記事2本取り消し

朝日新聞社は従軍慰安婦報道をめぐり、朝鮮人女性の強制連行を証言した故吉田清治氏に関する記事2本について全文と一部を新たに取り消し、おわびするとの記事を23日付朝刊に掲載した。8月の検証紙面で16本を取り消して以降、再調査でほかにも虚偽証言に基づく記事が見つかったとしている。一連の記事取り消しはこれで計18本となった。

全文を取り消したのは、1980年3月7日付朝刊(川崎・横浜東部版)の「連載 韓国・朝鮮人2(27)」。吉田氏への取材から「2回ほど朝鮮半島に出かけ、“朝鮮人狩り”に携わった」と報じたが、研究者らへの取材などに基づいて虚偽証言だったと判断した。

また、84年1月17日付夕刊(大阪本社版)の「連載 うずく傷跡 朝鮮人強制連行の現在(1)」では、吉田氏の証言に関する部分を取り消した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【維新の党】橋下徹共同代表が辞任

維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)は23日、東京都内で開かれた党執行役員会で役職を辞任する意向を伝え、了承された。「大阪都」構想の実現に向け、来年4月の統一地方選で行われる大阪府議・市議選への対応に専念する。

橋下氏は最高顧問に、松井氏は顧問に就く。代表は江田憲司共同代表が単独で、幹事長は松野頼久代表代行がそれぞれ務めることも決まった。

橋下氏は執行役員会で「当面の間、党の役職を離れたい」と述べた。国会議員団側は両氏に、統一地方選後に復職するよう強く要請した。《共同通信》

【自民党】婚活・街コン推進議員連盟、「鉄道コン」開催

自民党の婚活・街コン推進議員連盟(会長・小池百合子元防衛相)は23日、特別列車を利用して独身男女を引き合わせる「鉄道コン」をJR横須賀線の品川―鎌倉間で開催した。約200人が参加。鉄道好きとして知られる石破茂地方創生担当相も姿を見せ「鉄道をきっかけに男女の仲が深まればこれ以上の幸せはない」と場を盛り上げた。

参加者は列車での往復と神奈川県鎌倉市での自由行動を楽しんだ。小池氏は車内放送で「カップルが誕生したらうれしい」とあいさつし、婚姻届の用紙を証人欄に自署した上で配った。

議連は、婚活の推進を目指して昨年11月に設立された。《共同通信》

【イチロー外野手】「大人になると我慢の連続」

米大リーグのヤンキースからフリーエージェント(FA)になったイチロー外野手(41)が23日、故郷の愛知県豊山町で「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の閉会式に出席し「誇りと自信を持ってこれから野球人生を歩んでほしい」とあいさつした。

壇上で「我慢」の大切さを説き「僕もシーズンを振り返ると、その言葉が真っ先に頭に浮かんでくる」と、出場機会が限られた1年を振り返った。熱心に耳を傾ける野球少年たちに「大人になると我慢の連続。自分の気持ちを抑えて未来へ向かっていく。これしか方法がないと言ってもいい」と力説した。《共同通信》

【レスリング・全日本選手権】

レスリングの全日本選手権最終日は23日、東京・代々木第二体育館で行われ、女子53キロ級の吉田沙保里(ALSOK)が決勝で世界選手権55キロ級優勝の浜田千穂(日体大)に開始53秒でフォール勝ちし、昨年までの55キロ級を含め12度目の日本一となった。個人戦の連勝記録は192に伸びた。

同58キロ級の伊調馨(ALSOK)も通算11度目の頂点に立ち、同63キロ級は仁川アジア大会女王の渡利璃穏(アイシンAW)が決勝で伊藤友莉香(自衛隊)に敗れた。

男子フリースタイルで74キロ級の世界選手権銀メダリスト、高谷惣亮(ALSOK)が優勝。57キロ級はロンドン五輪55キロ級銅メダルの湯元進一(自衛隊)が1回戦で敗れ、森下史崇(ぼてぢゅう&ボムス)が最軽量級を3年連続で制した。

グレコローマンスタイルは59キロ級で倉本一真(自衛隊)が勝ち、アジア大会金メダルの長谷川恒平(青学大職)は準決勝で敗れた。98キロ級は斎川哲克(栃木・足利工高教)が制した。《共同通信》

【米国】同性愛男性も献血可能に

米食品医薬品局(FDA)は23日、1983年以来約30年間禁止している同性愛の男性による献血を認める方針を明らかにした。最後の性交渉から1年経過した場合に献血を認める新指針を来年に公表する。

禁止は社会問題となったエイズ感染への不安がきっかけ。現在は同性愛の男性は生涯献血できないが、医学的知見が増えるとともに、規制は行き過ぎで差別につながるとの声が高まっていた。

FDAは声明で「科学的証拠を注意深く吟味した」と強調。ウイルス検査の精度が高まったことなどから安全性を確保できると判断した。米メディアによると、輸血用血液の供給量が4%程度増える期待がある。

日本の献血事業を手がける日本赤十字社は、同性との性交渉から6カ月を経過した男性からの献血を認めている。

ただ、自己申告に頼らざるを得ないためエイズウイルス(HIV)感染者の血液が検査をすり抜けて輸血される例も起きており、厚生労働省が安全体制を強化している。《共同通信》

【台湾】新型ステルス軍艦納入式

台湾海軍は23日、台湾製としては初となる新型ステルス高速砲艦「沱江」の納入式を北東部宜蘭県・蘇澳港で開き、内外メディアに公開。主に台湾海峡での中国との有事を想定して配備するとみられており、来年中に計8隻納入する計画。

厳明国防部長(国防相)は式典で「沱江はアジアで速度と火力が最も優れ、(台湾の)国防政策のモデルとなる艦船だ」と重要性を強調した。

沱江は全長約60メートルと小型ながら、船体はレーダーに感知されにくい材質や構造を採用。最高速度38ノット(時速約70キロ)で、超音速対艦ミサイル「雄風3型」などを配備して攻撃力も高めた。《共同通信》

【パキスタン】500人の死刑執行計画

パキスタンのカーン内相は23日までに、テロ事件に関連して死刑判決を言い渡された約500人の刑が数週間以内に執行される見通しだと述べた。地元メディアが伝えた。シャリフ政権は、北西部ペシャワルで起きた16日の学校襲撃事件を受け、テロ事件に関する死刑の執行を再開している。

学校襲撃で犯行を認めた「パキスタンのタリバン運動(TTP)」などの武装勢力に強硬姿勢を示し、テロの封じ込めを図る狙いとみられる。一方、人権団体からは批判の声が上がっている。

ただ、500人の刑が全て最終的に確定しているかどうかについては懐疑的な見方もある。《共同通信》

【ウクライナ】中立原則を放棄、NATO加盟方針を法制化

ウクライナ最高会議(議会)は23日、安全保障政策をめぐり従来の中立原則を放棄し、NATO加盟を目指す関連法の改正案を圧倒的多数の賛成で採択した。

隣国にNATOが拡大する事態を警戒するロシアの強い反発を招くのは必至で、ウクライナ東部の紛争収拾にも悪影響を及ぼす恐れがある。

ロシアのラブロフ外相は同日、ウクライナの法改正を「非生産的で対立を深めるだけだ」と強く批判した。

ウクライナは従来ロシアに配慮して、いかなる軍事同盟にも参加しない立場を「安全保障基本法」に明記していた。

改正案は与党のポロシェンコ連合などの賛成303、反対8で採択された。《共同通信》



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