平成9160日目
2014/02/05
【作曲家・佐村河内守氏】楽曲は別人が作曲
聴力を失った作曲家で「現代のベートーベン」と呼ばれる作曲家の佐村河内守氏(さむらごうち・まもる=50)の楽曲は別人が作曲していたことが分かった。佐村河内氏の代理人の弁護士が5日未明、「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの主要な楽曲は、別の音楽家が作ったものだったと、明らかにした。
ソチ冬季五輪フィギュアスケート代表の高橋大輔がショートプログラム(SP)で使用予定の楽曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」も、佐村河内氏の作品ではないという。
佐村河内氏の作品を「本当は自分が作曲している」という人物が、その事実を告発する準備。背景には佐村河内氏との間で意見の対立など何らかのトラブルがあったようだ。
代理人によると、十数年前から佐村河内氏が別の人物にイメージなどを伝え、曲にしてもらっていたといい、「(作曲した)人物の側にも作曲者として表に出づらい事情があると聞いており、佐村河内が自身を単独の作曲者と表記するようになった」と経緯を説明。佐村河内氏は深く反省しているという。《スポニチ》
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作曲家佐村河内守さん(50)が別人に作曲してもらっていた問題に関し、NHKは5日の全国ニュースで、過去に佐村河内さんを取り上げた番組の取材過程で問題に気付けなかったと謝罪した。
NHKは昨年3月のNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」や情報番組「あさイチ」、夜のニュース番組「ニュースウオッチ9」などで佐村河内さんを大きく取り上げていた。
NHK広報部は「それぞれの番組で訂正する。番組スタッフから話を聴いているが(別人が作曲していたことは)知らなかった」としている。また、NHKは「オンデマンド」で、「魂の旋律」の配信を中止した。《共同通信》
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【あぶさん】連載終了
雑誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で1973年から連載されてきた水島新司さんの人気野球漫画「あぶさん」が、5日発売号で終了し、プロ野球のスラッガー景浦安武の41年にわたる物語が幕を閉じた。最終回は、プロ野球人生を終えた景浦が、野球と出合ったころに思いをめぐらし、恩人の墓に酒を供えて締めくくった。《日刊スポーツ》
【北海道中頓別町】町議が村上春樹氏の小説に質問状検討
作家村上春樹氏の短編小説で、北海道中頓別町でたばこのポイ捨てが「普通のこと」との見方が示されているのは事実と違うとして、町議が出版社に質問状提出を検討していることが5日、分かった。小説は「ドライブ・マイ・カー」。月刊誌文芸春秋の昨年12月号に掲載された。
問題としているのは、主人公が中頓別町出身の24歳女性運転手と車中で会話する場面。女性が火の付いたたばこを車の窓から捨てた際、「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」との主人公の感想が記されている。
東海林繁幸町議は「町民の防災意識は高い。事実ではなく、町をばかにしている」と話す。《共同通信》
【NHK・籾井勝人会長】参院予算委員会に出席
NHKの籾井勝人会長は5日の参院予算委員会に出席し、先月の会長就任記者会見での特定秘密保護法や安倍晋三首相の靖国神社参拝をめぐる発言を取り消すとあらためて表明した。
籾井氏は「個人的見解を述べた部分については、あらためて取り消したい。秘密保護法や、靖国神社について言及したことも、すべて個人的見解だ」と釈明した。民主党の有田芳生氏への答弁。
1月30日のNHKラジオ番組で、原発問題を話そうとした大学教授がNHKから東京都知事選を理由にテーマを変えるよう求められたとして出演を取りやめた問題では「都知事選は原発問題が争点の一つになっている」などと説明した。《共同通信》
【この日の安倍総理】
参院予算委員会
安倍晋三首相は5日の参院予算委員会で、施政方針演説で言及した「責任野党」について、野党時代の自民党がお手本だとの考えを示した。「我が党は税と社会保障の一体改革で、当時の谷垣禎一総裁の下に一糸乱れず(増税の)判断をした。これこそ責任野党だ」と説明。
その上で「建設的な政策議論をするのが責任野党であり、わが党もそう心掛けたから与党に戻れた」と強調した。民主党の前田武志氏への答弁。《毎日新聞》
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安倍晋三首相は5日の参院予算委員会で、2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の計画に関し「税金で賄うものなので、競技の要求を満たしながら、できる限りコンパクトに景観を悪くしないよう努力を重ね、検討する必要がある」と述べた。
民主党の有田芳生氏がコンパクトにすべきだと主張したのに対し答弁した。下村博文文科相は競技場の収容人員について「8万人は国際競技スポーツ会場の基準だ。日本にもこの規模の施設が必要だ」と理解を求めた。《共同通信》
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安倍晋三首相は5日の参院予算委員会で、自民党の憲法改正草案を紹介する形で9条改正に意欲をにじませた。「党の改憲草案は自衛隊の存在を明記し、分かりやすくすることも重要だとの観点から出されている」と述べた。下村博文文部科学相は小学校の学習指導要領に島根県・竹島と沖縄県・尖閣諸島の記述を盛り込む方向で、領土教育を充実させる意向を表明した。
自民党の改憲草案は、9条に自衛権を明示した上で「国防軍」の保持を打ち出している。
下村氏は小学校の領土教育に関し「次期学習指導要領を検討する中でしっかりと議論を進めたい」と強調した。
スイス・ブルカルテル大統領と会談
安倍晋三首相は5日、スイスのブルカルテル大統領と官邸で会談した。両首脳が立ち会って政府関係者が会談後、航空会社が両国間の路線や便数を基本的に自由に決められる航空自由化(オープンスカイ)協定に署名した。
両首脳は会談で、紛争の仲介など国際問題で両国が連携していくことで一致。首相は安倍政権が掲げる「積極的平和主義」の立場から「これまで以上に地域と国際社会の平和と安定に寄与していく」と表明した。大統領は「国際安全保障の分野で日本と対話を発展させていく」と応じた。
オープンスカイ協定は羽田空港を除く全ての国内空港とスイスの全空港が対象。《共同通信》
【中国】Uターンラッシュがピーク
中国で1月末から始まった春節(旧正月)の大型連休が今月6日に終了するのを控え、帰省先からのUターンラッシュが5日、ピークを迎えた。北京に通じる高速道路では渋滞が発生、北京駅では大きな荷物を抱えた人々がバス停前などで長い列をつくっていた。
中国紙によると、Uターンラッシュは5、6両日がピーク。5日は北京主要4駅に計42万人が到着し、6日は高速道路などを利用して152万台の車が北京入りする見通しだ。北京国際空港には5日に10万人が到着するという。
今年の春節は1月31日。《共同通信》
【シリア】化学物質搬出期限守れず
シリア化学兵器の全廃計画で、同国政府は5日、化学兵器禁止機関(OPCW)が定めた全ての化学物質を国外に運び出す目標期限を守ることができなかった。
欧米諸国はアサド政権が故意に搬出を遅らせているとの疑いを深めている。一方、国営シリア・アラブ通信によると、同国政府は5日、OPCWと国連による化学兵器査察団と、廃棄をめぐり緊急時の医療の確保などに関する合意を締結し、協力姿勢を強調した。
シリアのメクダド外務副大臣は「シリアが直面している困難により、約束の実行を妨げられることがある」と述べ、内戦が理由だと主張した。《共同通信》
【英・ロンドン】地下鉄ストで混乱
ロンドンの地下鉄が4日夜からストライキに突入し、大半の列車が運休となった5日には大混乱に陥り、市民や観光客ら数百万人の足に影響が出た。キャメロン首相は「恥ずべきことだ」とストを非難した。
駅の発券窓口の閉鎖と人員削減計画をめぐる労使交渉が不調に終わり、労働組合が48時間ストを決めた。一部の路線や約40の駅が閉鎖に追い込まれ、市民はバスや徒歩などで不便な通勤を強いられた。
労組は11日からも2昼夜のストを予定。ロイター通信によると、2回のストによる経済的な損失は2億ポンド(約330億円)に上るとの試算も出ている。《共同通信》
【中国・劉暁明駐英大使】英で安倍氏批判
中国の劉暁明駐英大使は5日、ロンドンで講演し、日中関係の悪化について「対話のドアを閉ざしたのは安倍(晋三首相)だ」とし、靖国神社参拝を批判。安倍氏が歴史認識の誤りを認めない限り、実質的な対話は期待できないと述べた。
劉大使は、安倍首相が「日本による侵略の過去を否定」し、「第2次大戦後の国際秩序に挑戦」していると主張。こうした行動は「アジアを不安定化させる最大の要因」になるとの見解を示した。
その上で「日本は行動によって中国や韓国など隣国の信頼を得なければならない」と主張した。《共同通信》