平成8874日目
2013/04/25
【この日の安倍総理】
参院予算委員会
安倍晋三首相は25日の参院予算委員会で、日本の独自文化を海外に売り込む政府の「クールジャパン戦略」推進に意欲を強調した。テレビ番組の輸出には、出演者も含めた権利関係の複雑さがあることを指摘した上で「法整備も含めて輸出しやすくすれば(海外から)日本のライフスタイルは『クール』だ、日本に行ってみよう、と思われる」と述べた。
日銀の黒田東彦総裁は、長期国債の保有額を日銀券(紙幣)の発行残高以内に抑える「日銀券ルール」の適用を当面やめることに関連し「あくまで一時的な取り扱いとして停止している」として、物価上昇率2%を達成するまでの時限的な措置だとの認識を示した。《共同通信》
安倍晋三首相は25日午前の参院予算委員会で、古屋圭司拉致問題担当相の靖国神社参拝に対し、拉致被害者が落胆していることはないとの認識を示した。「古屋氏が家族会などに問い合わせたが、一切そういう声は上がっていない」と明言した。
古屋氏の靖国神社参拝をめぐっては、民主党の徳永エリ氏が24日の予算委で「拉致被害者が落胆しているとの声が聞こえる」と批判していた。首相は25日の質疑で「非難には相当な根拠があったと見るのが当然だ。それがなければ捏造の質問になり重大だ」と徳永氏の質問手法を疑問視した。自民党の北川イッセイ氏への答弁。《産経新聞》
日ロ首脳の信頼醸成が優先
安倍晋三首相はロシアのタス通信が25日に配信したインタビューで、29日のプーチン大統領との首脳会談について、第一の優先課題として首脳同士の信頼醸成を掲げた。10年ぶりとなる首相の公式訪ロでは、中断状態の北方領土交渉の仕切り直しを宣言する見通しだが、行き詰まった外交交渉を首脳同士の政治主導で再生させ、妥協の可能性を探る考えを示したとみられる。
首相は首脳会談の課題として(1)個人的な信頼醸成(2)日ロ関係を包括的、長期的に発展させる合意(3)平和条約交渉の再開―を順番に挙げた。《共同通信》
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【嶋大輔さん】芸能界引退と政界進出を発表
ヒット曲「男の勲章」で知られる歌手で俳優の嶋大輔(48)が25日、都内のホテルで記者会見を開き、32年間の芸能生活にピリオドを打ち、政治家を目指すことを明らかにした。
「今日をもちまして、芸能界を引退させていただきます」とあいさつした嶋。「今のままでいいのか、3年前から考えていた。決定的だったのは2年前の震災だった。政治家は法律を作れる、そこにたどり着いた。政治家にならないといろんなことが決められない。教育環境などを変えていきたい。芸能活動をしながら、いじめ撲滅の活動などをしてきたが、自分は不器用で2つのことを一緒にできない」と今後は政治家を目指す意向を示した。《スポニチ》
【沖縄県・仲井眞弘多知事】日台漁業協定に「強い憤り」
沖縄県の仲井真弘多知事は25日午前、山本一太沖縄北方担当相を内閣府に訪ね、日本と台湾が調印した尖閣諸島周辺の漁業権取り決め(協定)に関し「頭越しに協定を結ぶのはいかがなものか。強い憤りがある」と見直しを求めた。山本氏は「要望を受け止め、農相や外相にきちんと伝えたい」と述べるにとどめた。
協定をめぐっては、同県でマグロなどの漁獲高減少や台湾の漁業者とのトラブルを心配する声が出ている。仲井真氏は19日の記者会見で地元の頭越しの調印だと批判。台湾漁船の操業を認める区域が拡大した理由を政府にただしたいとしていた。《共同通信》
【韓国外務省】日本の大使を呼び抗議
閣僚の靖国神社参拝を容認した安倍晋三首相の発言を受け、韓国外務省の金奎顕第1次官は25日、別所浩郎駐韓大使を同省に呼び、日本政府の姿勢に抗議した。歴史や領土問題に関連し、韓国が日本の大使を呼ぶのは2011年7月以来。
麻生太郎副首相兼財務相による靖国参拝などに抗議し、尹炳世外相が訪日を取りやめたことに続く高いレベルの抗議行動。日韓関係が当面、冷え込むのは避けられない見通しだ。
麻生氏らの靖国参拝をめぐる中国、韓国の批判に対し、安倍氏は24日「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」と反論し、参拝容認の姿勢を明確にしていた。《共同通信》
【中国、韓国】靖国参拝容認を批判
韓国外務省の趙報道官は25日の記者会見で、閣僚の靖国神社参拝を容認する安倍首相の発言などについて「理解し難い」と指摘、「加害者として過ちを犯したことを明確に認識し、行動することが重要だ」として、日本政府に態度を変えるよう求めた。
中国外務省の華副報道局長も25日の定例記者会見で「いかなる方法でも、立場でも、日本のリーダーの参拝は、日本の軍国主義による侵略の歴史を否定しようと企てるものだ」と、安倍首相の姿勢を非難した。
韓国や中国では、安倍首相が「侵略という定義は国際的にも定まっていない」と発言したことに反発が拡大している。《共同通信》
【麻生太郎副総理】「ポケモンはピカとチュウしか言わないのに世界で売っている」
25日の参院予算委員会。麻生太郎副総理が日本ブランドを世界に売り込む政府のクールジャパン戦略について問われ、わが意を得たりと答弁した。「ジダンやトッティは『キャプテン翼』を読んでサッカー選手になろうと思った」「『ポケモン』はピカとチュウしかしか言わないのに世界中で売っている」
水を向けたみんなの党の藤巻幸夫氏は、伊勢丹で「カリスマバイヤー」として鳴らしたマーケティングのプロ。麻生氏は「永田町でや霞が関では気がつかないものが世界で先行している」と、政府の後押しで日本の魅力を伝えようと意気投合した。《日経新聞》
【歌手・田端義夫さん】死去
「バタやん」の愛称で親しまれ、「大利根月夜」「かえり船」などのヒット曲で知られた歌手の田端義夫さんが25日午前11時45分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。94歳。三重県出身。
新人歌手コンクールをきっかけに、1939年「島の船唄」でデビュー。ギターを水平に抱え、ステージで右手を挙げて「オース!」とあいさつするスタイルで人気を集め「大利根月夜」「別れ船」などが大ヒットした。79年には米ラスベガスのスロットマシンで29万ドル(当時で約6400万円)の大当たりを出した。《共同通信》