平成8805日目
2013/02/15
【この日の安倍総理】
NSC新設に向け初会合
安倍晋三首相は15日、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC=National Security Council)の新設に向け、「国家安全保障会議の創設に関する有識者会議」(議長・安倍首相)の初会合を首相官邸で開いた。
政府の情報収集が難航したアルジェリア人質事件を踏まえ、有識者会議は危機管理機能強化の観点からNSCの設計を検討する方針。首相は有識者会議の議論を経て、今国会中に設置法案を提出したい考えだ。《毎日新聞》
自衛隊を「国防軍」に
安倍晋三首相は15日、自民党の憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)会合で、自衛隊の「国防軍」への改称に強い意欲を表明した。憲法改正の発議要件を緩和する96条改正を先行させる方針もあらためて示した。会合後、礒崎陽輔首相補佐官や出席者が明らかにした。
首相は「自衛隊にとって必要なのは誇りだ。国を守っているのだからナショナル・ディフェンス・フォース(国防軍)にしなければいけない。誇りを守るために名称の変更が重要だ」と指摘した。首相は約15分にわたり発言したが、冒頭部分を除き非公開とした。
保利氏は改憲論議を慎重に進めていく必要性を訴えた。《共同通信》
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【安倍内閣】資産公開
安倍晋三首相と閣僚の計19人が15日、昨年12月の内閣発足時の保有資産を公開した。配偶者ら家族分を含めた総資産の平均は1億193万円。野田前内閣の5067万円から倍増した。民主党政権では例外的に資産額が突出していた鳩山内閣の1億4044万円には及ばないものの、政権を取り戻した自民党の「資産家ぶり」が目立つ内容だ。
1億円を超えるのは、4億7138万円の麻生太郎副総理兼財務相を筆頭に6人。うち安倍首相を含め4人は祖父や父親が首相や閣僚を務めた「世襲議員」だ。
家族を含め11人が総資産額に計上されない株式を保有。実際の資産は公開額を大きく上回るとみられる。《共同通信》
【政府】行革推進会議メンバー発表
稲田朋美行政改革担当相は15日の記者会見で、行革計画立案のため新設した「行政改革推進会議」(議長・安倍晋三首相)のメンバーを発表した。稲田氏を含む関係閣僚4人のほか、民間有識者から渡文明JXホールディングス相談役や小林栄三伊藤忠商事会長など9人が選ばれた。
稲田氏は「企業経営や経済、行政学に高い識見を持っている人に参加してもらった」と説明した。今月中に初会合を開催する予定。《共同通信》
【下村博文文科相】中教審新委員に桜井よしこ氏らを任命
下村博文文部科学相は15日付で、中教審の委員にジャーナリストの桜井よしこ氏ら新任14人を含む30人を任命した。任期は2年。会長には三村明夫新日鉄住金取締役相談役が再任される見通し。
中教審は今回が7期目。柔道五輪メダリストの田辺陽子日本大准教授も新たに任命された。地方自治体からは白石勝也愛媛県松前町長が入り、橋本昌茨城県知事と森民夫新潟県長岡市長が再任された。
下村氏は同日の記者会見で「教育再生実行会議の議論を踏まえ、教育委員会の在り方など具体的な方策を審議してもらう」と述べた。《共同通信》
【米下院】北朝鮮非難を決議
米下院本会議は15日、北朝鮮による3度目の核実験を非難し、北東アジア地域の安定のために日本や韓国との同盟関係の重要性を再確認する決議案を412対2の賛成多数で採択した。中国に対しては、北朝鮮の核・ミサイル開発阻止に向けた「即時の行動」を求めた。
ロイス下院外交委員長は声明で「数十年間の無益な交渉は失敗だった」として、近く北朝鮮に対する金融制裁法案を提出する考えを示した。
決議は、米本土に到達する能力を持つ北朝鮮の弾道ミサイル計画は「米国民の安全に対する深刻な脅威」と指摘。オバマ政権に、強力な国連安全保障理事会決議の採択などを要求した。《共同通信》
【参院】北朝鮮非難決議を採択
参院は15日午前の本会議で、北朝鮮の核実験強行に対して「明らかに国連安全保障理事会決議違反であり、国際社会に対する挑発行動だ。速やかに全ての核を放棄することを強く要求する」と非難する決議を採択した。衆院も14日の本会議で非難決議を採択した。
核に加え長距離弾道ミサイル技術を開発する北朝鮮を「北東アジアのみならず国際社会の平和と安定を脅かす重大な行為であり、看過できない」と断罪。拉致問題でも、2008年に日本政府と合意した拉致被害者の再調査を「まったく実施せず、不誠実な対応を続けている」と批判する。《共同通信》
【ロシア・チェリャビンスク州】隕石が落下
ロシア非常事態省などによると、同国ウラル地方チェリャビンスク州付近で15日午前9時20分ごろ、隕石が大気圏内で爆発し、落下した。物体が音速よりも早く動く際に生じる「衝撃波」により、同州チェリャビンスク市などでガラスが割れたり建物壁面がはがれたりして、インタファクス通信によると、約1000人が負傷し、43人が入院、2人が深刻な状態。
内務省によると、同州の3ヶ所に隕石の破片が落下した痕跡が見つかった。都市部への落下は免れたとみられる。被害の全容は不明だが、隕石落下で多数の負傷者が出た前例はないという。《毎日新聞》