平成8723日目

2012/11/25

【この日の野田総理】

大阪遊説

野田佳彦代表(総理)は25日午後、藤村修官房長官(大阪7区総支部長)の地元である阪急南千里駅前で街頭演説を行い、民主党政権が着手した改革を前に進めるとの決意を表明。

「特に5つの政策分野について、前に進むのか、後ろに後退するのかが問われる」と強調し、(1)だれにとっても必要となることがある子育て、医療、年金、介護に関する、安心の確保につながる社会保障改革の充実(2)新たな視点での経済発展につながる産業支援や雇用創出策などの経済政策(3)原発稼働ゼロを可能とするようあらゆる政治資源を投入するグリーンエネルギー革命の推進(4)専守防衛の立場に立った平和国家としての外交防衛(5)議員定数の削減や企業・団体献金の禁止といった政治改革の断行――の5項目を取り上げ、強い決断力をもってこれらの改革を前に進めていく考えを示した。《民主党ニュース》

野田首相(民主党代表)が25日、衆院選に向けた遊説で初めて大阪入りし、4か所の小選挙区でマイクを握った。

演説では「民主対自民の天下分け目の戦い」と強調し、自民党への対決色を前面に押し出す一方、日本維新の会を意識した第3極批判を展開。政権与党としての政策のアピールに努めた。ただ、聴衆からは民主党への厳しい声が相次ぎ、逆風ぶりを印象づけた。

午後1時半、首相が最初に応援に入ったのは、藤村官房長官が出馬予定の大阪7区(大阪府吹田市など)。吹田市内の阪急南千里駅前でマイクを握り、政府の危機管理で東京を離れられない官房長官を、「余人をもって代え難い人です」と持ち上げた後、「政権交代前にはスポットライトを浴びていなかった子育て支援をより進めなければならない」と訴えた。

しかし、拍手はまばら。演説を聞いていた同市の2児の母親(36)も「子ども手当はすべて貯金している。(手当の)消費で経済が潤ったとは思えない。ほかにやるべきことがあったのでは」と首をかしげた。

続いて首相は、同府高槻市のJR高槻駅前で、大阪10区(高槻市など)から立候補する予定の元首相補佐官・辻元清美前衆院議員と並んで演説。到着すると同時に拍手と「もうやめろ」などのヤジが交錯した。

自民党新人と維新の会の前議員らも参戦する激戦区を意識し、「今回の総選挙は(社会保障や外交・安全保障などを)前に進める民主党なのか、後退させる自民党なのか。どっちの方向に行くのかわからない第3極なのかが問われる選挙だ」と語った。《読売新聞》

野田首相(民主党代表)と自民党の安倍総裁は25日、テレビ出演や街頭演説を行い、互いの政策などを激しく批判した。首相は同日のテレビ朝日の番組で、衆院選政権公約を27日に発表すると明らかにし、環太平洋経済連携協定(TPP)の推進や、2030年代の原発ゼロを明記すると語った。

民主党は自民党が憲法を改正して「国防軍」を創設すると衆院選選挙公約に明記したことを批判の一つに据える。細野政調会長はNHKの番組で「自民党に普通の国になって戦争をできるようにするという声がある」と指摘した。

安倍氏は猛反発し、津市の街頭演説で「選挙を勝ちたいにしても、言うことには限度がある。誰が戦争をしたいと言ったか」と細野氏の辞任を要求。テレビ朝日の番組では「(旧)社会党の党首なのか」「(経済を)分かっていないので驚きだ」と首相をこきおろした。《読売新聞》




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【サッカー女子クラブ選手権】INAC神戸、Vならず

新設大会のサッカーの国際女子クラブ選手権最終日は25日、さいたま市のNACK5スタジアム大宮で決勝を行い、なでしこリーグを昨年に続いて制したINAC神戸は欧州女子チャンピオンズリーグ2連覇のリヨン(フランス)に延長の末、1―2で敗れた。優勝賞金は6万ドル(約492万円)。

INAC神戸は互角にボールを保持し、前半39分に池笑然の左足シュートで先制。だが後半はリヨンが猛攻を仕掛け35分に追い付いた。10分ハーフの延長はリヨンが攻勢で延長後半3分にPKで決勝点を奪った。3位決定戦は日テレが岩清水の2得点などでキャンベラ(オーストラリア)を4―3で下した。《共同通信》

【競馬・第32回ジャパンカップ】ジェンティルドンナが優勝

G1第32回ジャパンカップは25日、東京11R2400メートル芝17頭で行われ、3番人気のジェンティルドンナ(岩田康誠騎乗)が2分23秒1で優勝し、3歳牝馬として初制覇を遂げた。桜花賞、オークス、秋華賞の牝馬3冠に続くG1の4勝目を挙げるとともに1着賞金2億5千万円を獲得した。2着は鼻差で1番人気のオルフェーヴル、3着は2番人気のルーラーシップだった。《共同通信》

【第1回富士山マラソン】渋滞影響で5000人が出走できず

山梨県富士河口湖町で25日に開かれた第1回富士山マラソンで、約5千人のランナーがスタートに間に合わず、参加できなかったことが26日、分かった。事務局は「会場周辺が車で混み合い、交通渋滞していたため」と説明している。

事務局によると、約2万3千人がエントリーしていたが、当日出走できたのは約1万8千人だった。参加できなかったランナーには参加費を返還する。

富士山マラソンは、昨年まで続けられていた「河口湖日刊スポーツマラソン」の名称とコースをリニューアルして開かれた大会。《共同通信》

【F1・ブラジルGP】ジェンソン・バトン選手が今季3勝目

自動車のF1シリーズ最終戦(第20戦)、ブラジル・グランプリ(GP)は25日、サンパウロで決勝を行い、6位に入ったレッドブル・ルノーの25歳、セバスチャン・フェテル(ドイツ)が3年連続3度目の年間王者に輝いた。3連覇以上は3人目、3度の総合優勝は歴代4位タイ。レッドブルは製造者部門と合わせ3年連続で2冠を達成した。

3年間在籍したチームと契約更新できず、ザウバー・フェラーリでの最後のレースとなった小林可夢偉は9位で総合12位だった。

マクラーレン・メルセデスのジェンソン・バトン(英国)が優勝し、今季3勝目、通算15勝目を挙げた。《共同通信》

【この日の自民党・安倍晋三総裁】

日教組を批判

自民党の安倍晋三総裁は25日のテレビ朝日番組で、民主党の支持団体である日教組に関して「今でも恐らく、学校をサボって民主党議員のポスターを張っているのは日教組の先生だと思う」と述べた。

北海道教職員組合による小林千代美元衆院議員陣営への不正資金提供事件で、教職員の勤務実態が問題になったことを踏まえて日教組による民主党支援の在り方に疑問を呈した発言だが、民主党側から反発が出そうだ。

安倍氏は輿石東民主党幹事長を念頭に「幹事長が日本の教育をゆがめてきた日教組のドンだ。民主党の本質がそこにある」とも指摘した。《共同通信》

「国防軍」保持で交戦規定の整備が必要

自民党の安倍晋三総裁は25日のテレビ朝日番組で、衆院選公約で示した憲法改正による「国防軍」保持に関し、自衛隊を国防軍に位置付ける場合は交戦規定の整備が必要になるとの認識を示した。「(自衛隊を)軍としてちゃんと認め、海外と交戦するときは交戦規定にのっとって行動する」と述べた。

自衛隊には武器使用基準を定めた「部隊行動基準」はあるが、他国のような交戦規定はない。安倍氏は国防軍保持の理由を説明する中で規定の整備にまで踏み込んだ格好だ。

安倍氏は、9条について「読めば軍を持てないとなるので分かりにくい。ここに大きな詭弁がある」と指摘した。《共同通信》



11月25日 その日のできごと(何の日)