平成8717日目
2012/11/19
【この日の野田総理】
ASEAN首脳会議
日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国による首脳会議が19日(日本時間同)、カンボジア・プノンペンで開かれた。野田佳彦首相は沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立や、ASEANの一部加盟国と中国による南シナ海の領有権争いを踏まえ、国際法の順守を訴え、中国をけん制した。同時に悪化した日中関係について「冷静かつ平和的に取り組み、大局的観点から戦略的互恵関係を推進する」と強調した。
各首脳はASEANに日中韓3カ国などを加えた広域の自由貿易協定(FTA)である「域内包括的経済連携(RCEP)」の推進で一致。首相は交渉入り方針を歓迎した。《共同通信》
野田佳彦首相は19日、中国の温家宝首相や韓国の李明博大統領と共にカンボジアの首都プノンペンで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)の首脳会議に出席した。
日中韓首脳が正式な会議で顔を合わせるのは今年5月以来で半年ぶり。
日本の同行筋によると、3カ国首脳が尖閣諸島(中国名・釣魚島)や竹島(韓国名・独島)をめぐる問題や歴史問題で応酬する場面もない一方、握手や言葉を交わすこともなかったという。日中、日韓の関係改善の糸口はつかめなかった。《共同通信》
ミャンマーに円借款表明
野田佳彦首相は19日午後(日本時間同)、ミャンマーのテイン・セイン大統領と会談し、同国の民主化を後押しするため、500億円規模の円借款を実施する意向を表明した。来年2月に始まる見通し。民主化以前からミャンマーを支援してきた中国に対抗する狙いがある。政情不安定化を背景に円借款を凍結した1987年以来、26年ぶりとなる。
両首脳は日本からの企業進出に向け、投資協定の締結交渉を急ぐ方針で一致。首相はことし4月の首脳会談の約束に沿って、来年1月にミャンマーの延滞債務を解消するとし、大統領は謝意を表明した。《共同通信》
「比較第1党を目指す」
野田首相は19日夜、訪問先のカンボジア・プノンペンで同行記者団と懇談し、衆院選で「比較第1党を目指す」と語った。離党者が相次ぐ状況については「残念だ。離党者が出たが、党としての責任ある行動は貫徹している」と述べた。《読売新聞》
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【星出彰彦宇宙飛行士】地球に帰還
国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終えた宇宙飛行士の星出彰彦さん(43)らを乗せたロシアの宇宙船「ソユーズ」は19日午前7時56分(日本時間同10時56分)、カザフスタン中部の草原地帯に着陸した。星出さんらは約4カ月ぶりに地球に帰還した。宇宙船から出た星出さんは元気な様子で、笑顔を見せた。《日経新聞》
【陸山会事件】小沢一郎氏の無罪確定
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われた元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)を一審に続き無罪とした東京高裁判決について、検察官役の指定弁護士3人は19日、「上告の理由が見いだせなかった」として上告を断念し、上訴権を放棄した。小沢代表の無罪が確定した。
東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した主任格の大室俊三弁護士は「憲法違反や判例違反はなかった」と理由を説明。方針が決まった以上「被告の地位にとどめる期間を延ばすのは妥当ではない」と述べた。上告期限は26日だった。《共同通信》
【日本維新の会・橋下徹代表代行】衆院解散後、初の街頭演説
日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は19日、衆院解散後、初の街頭演説を拠点の大阪府内4カ所でスタートさせた。石原慎太郎代表と自身の自治体首長としての実績を訴え「僕らに日本国家の運営を一度任せてください」と呼び掛けた。
「社会保障費は倍々ゲームで増えていく。次の世代にしっかりした日本を引き渡す」と述べ、社会保障制度改革の必要性も強調した。
聴衆からは「国政に出ろ」と声が上がったが「大阪市長のまま国会議員になれるなら挑戦したいが、無理なんですよ」と笑顔で応じた。
橋下氏は23日までは大阪府内を回り、週末は四国4県を遊説する。《共同通信》
【自民党・谷垣禎一前総裁】野田首相をねぎらう
自民党の谷垣禎一前総裁は19日、青森県八戸市で講演し、衆院解散後に野田首相から「ちょっと遅くなったが、何とか約束を果たせた」との電話があったことを明らかにした。
首相は8月、谷垣氏と公明党の山口代表との会談で、社会保障・税一体改革関連法成立への協力と引き換えに「近いうちに国民に信を問う」と約束した。しかし、解散は先送りされ、谷垣氏は9月の党総裁選への出馬を断念した。
谷垣氏は、首相が解散時期について「もうちょっとオーソドックスにやりたかった」と語ったことも明らかにした上で、「10月に解散して11月に投票すれば年内に予算編成もできる。首相はそうしたかったんだろう」と首相の胸中を推し量った。谷垣氏は首相に「決断してくれて評価しています」と、ねぎらいの言葉を贈ったという。《読売新聞》