平成8390日目
2011/12/28
【野田佳彦首相】インド・シン首相と会談
インド訪問中の野田佳彦首相は28日夕(日本時間同日夜)、ニューデリーの迎賓館でシン首相と会談した。インド北西部の道路や工業団地のインフラ整備に向け、今後5年間で約45億ドル(約3500億円)の融資を表明。緊急時にドル資金を融通し合う通貨スワップ(交換)協定の限度額を5倍に広げ、最大150億ドル(約1兆1700億円)で合意した。
両首脳は会談後「戦略的グローバルパートナーシップ」の強化をうたう共同声明に署名。8月発効した経済連携協定(EPA)を機に経済の結びつきを強めるとともに、来年初めて海上自衛隊とインド海軍が共同訓練を実施するなど海上安全保障の協力拡大をめざす。両首脳は北朝鮮情勢でも意見交換。野田首相は拉致問題での協力を要請した。《日経新聞》
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【法務省】2011年の死刑執行ゼロが確定
今年は1992年以来19年ぶりに死刑執行がゼロになることが確定した。昨年7月以来、執行がない一方、今年は昨年より12人多い21人の死刑判決が確定し、未執行死刑囚は過去最多の129人に達した。オウム真理教事件の刑事裁判終結を受け、遺族らの間で松本智津夫死刑囚(麻原彰晃、56)らの執行を求める声が上がるなか、執行に慎重姿勢を取る平岡秀夫法相の判断に注目が集まっている。
「死刑制度の是非を考えている間は当然、(執行を)判断できない」。平岡法相は9月の就任会見で、当面、死刑執行の考えがないことを明かした。その後、「個々の問題について自分で考えて結論を出す」と執行の可能性に初めて言及したが、慎重な態度は変わらない。異例の「執行停止」を宣言していた前任の江田五月法相の姿勢を踏襲した形だ。
刑事収容施設法では12月29日から1月3日までは死刑を執行しないことになっている。今年は今月28日までに1件も執行されておらず年間死刑執行ゼロが確定した。《日経新聞》
【大地・真民主党】設立
総務省は28日、政治資金規正法に基づく政治団体として「大地・真民主党」が届け出たと発表した。代表は鈴木宗男元衆院議員。所属国会議員が5人以上で、同法の政党要件を満たしているという。《日経新聞》
【民主党・横峯良郎参院議員】離党届を提出
民主党の「離党ドミノ」が止まらない。野田佳彦首相が突き進む消費増税に反発。28日、内山晃衆院議員ら9人に続き、横峯良郎参院議員(比例)も離党届を提出。一方、鈴木宗男前衆院議員は同日、国会議員5人による新党「大地・真民主党」の結成を総務省に届け、民主党離党者の受け皿づくりに動き始めた。
民主党の12月の離党者は、八ツ場ダムの建設継続を「マニフェスト違反」として離党届を提出した中島政希衆院議員を含め計11人にのぼる。消費増税もマニフェストにはない項目だけに、首相の今後の対応次第ではさらに離党者が増える可能性もはらむ。
内山氏らは28日午前、離党届提出後、国会内で輿石東幹事長と向き合った。内山氏が「離党します」と伝えると、輿石氏は「民主党が間違ったという意見の表明ということで離党という形を取られたんだと思う」と応じ、慰留しなかった。《朝日新聞》
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民主党に離党届を提出した内山晃衆院議員は28日午後、国会内で記者会見し「来年のしかるべき時期に新党をつくろうと考えている。民主党が正しい方向に行くように、野党として是々非々で対応したい」と述べた。
内山氏らは野田佳彦首相の消費税増税方針などを「マニフェスト(政権公約)違反」と批判しており、民主党執行部は同調者の拡大を警戒。党の結束維持に全力を挙げる方針だ。
会見には、内山氏とともに離党届を出した衆院議員8人も同席した。《共同通信》
【北朝鮮・金正日総書記】国葬
急死した北朝鮮の金正日総書記の葬儀・告別式が28日、国葬として首都平壌で行われた。朝鮮中央テレビが同日午後、映像を放送した。金総書記による17年間の統治に区切りをつけ、金日成主席から3代目となる権力世襲の正統性を強調、金総書記の三男、金正恩氏の下での後継体制確立を内外に誇示した。
金総書記の遺体が納められたひつぎは黒い車に乗せられ、クムスサン記念宮殿を出発し、平壌市内を葬送。宮殿前の広場を出る際、横には正恩氏が寄り添って歩いた。後ろには、後見人とされる張成沢国防委員会副委員長とみられる人物が続いた。《共同通信》
【杉原輝雄さん】死去
がんと闘いながら、50年以上にわたって現役を続けた男子プロゴルファーの杉原輝雄氏が28日午前8時30分、前立腺がんがリンパに転移し、大阪府の自宅で死去した。74歳。大阪府出身。
定時制高校に通いながらゴルフ場の研修生となり、1957年にプロテスト合格。62年の日本オープンで初優勝を果たすと、その後はトッププロとして長年活躍した。プロ通算63勝(海外1勝、シニア6勝を含む)。98年に前立腺がんであることを公表した。《共同通信》