平成8386日目

2011/12/24

【民主党・中島政希衆院議員】離党届を提出

民主党の中島政希衆院議員(58)=比例北関東=は24日午前、野田政権の八ツ場ダム(群馬県)建設再開決定を批判し、党本部に離党届を提出した。この後の記者会見では、建設再開に関し「民主党への国民の信頼を裏切るものだ。この問題で変質した民主党はもはや民主党ではない」と強調した。野田政権下では初の離党者となる。

執行部は慰留するとみられるが、翻意させるのは困難な見通し。「建設再開は政権公約違反」との党内外の批判が勢いを増すのは避けられず、野田首相には大きな痛手だ。中島氏は議員秘書などを経て、八ツ場ダムの地元、群馬県を地盤に09年衆院選で初当選。《共同通信》



【フィギュアスケート】

フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・ニース=フランス)代表最終選考会となる全日本選手権第2日は24日、大阪なみはやドームで行われ、男子はショートプログラム(SP)1位の高橋大輔(関大大学院)が合計254・60点で2年ぶり5度目の優勝を果たした。

小塚崇彦(トヨタ自動車)は2位で2連覇を逃した。羽生結弦(宮城・東北高)はSP4位から3位に食い込んだ。男子の世界選手権出場枠は3で、高橋、小塚、羽生の選出は確実。

女子SPは浅田真央(中京大)が2位。村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が首位で、鈴木明子(邦和スポーツランド)は3位。《共同通信》

【首相動静】

沖縄政策協議会

平成23年12月24日、野田総理は総理大臣官邸で、沖縄政策協議会に出席しました。

本日の会議では、仲井眞沖縄県知事、関係閣僚が出席して、沖縄振興策、沖縄の米軍基地負担軽減について政府側から説明が行われ、沖縄県知事からの要請等について話し合われました。《首相官邸》

八ツ場ダム建設再開「苦渋の決断」

野田佳彦首相は24日、2012年度予算案に八ツ場ダム(群馬県)建設再開の関連工事費が盛り込まれたことについて、官邸で記者団に「4代の(担当)閣僚の下で検証した結果だ。苦渋の決断だ」と述べた。

前田武志国土交通相は記者会見で、「(利根川流域の治水に)効果的な事業と検証されたので着工する」と重ねて意義を強調、ダム本体工事の早期着手に意欲を示した。

予算執行にあたっては、全国のダム事業が中止された場合に地元の生活再建を支援する法案の次期国会提出と、利根川の河川整備計画の早期策定に取り組むと表明した。《共同通信》

【沖縄県・仲井眞弘多知事】評価書「拒否できない」

沖縄県の仲井眞弘多知事は24日、政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けて年内提出を準備している環境影響調査(アセスメント)の評価書について、拒否はできないとの認識をあらためて示した。

仲井眞氏は沖縄県政策協議会終了後、官邸で記者団の質問に答え「行政手続きだ。県も行政機関なので関連する法案にのっとって対応する以外にない」と述べた。《共同通信》

【大阪市】人件費を除く9割見直し

大阪市戦略会議は24日、2012年度予算に関し、11年度一般会計当初予算のうち人件費などを除く1億円以上の事業全てを見直し対象とし、骨格予算を編成する方針を決めた。1億円以上の事業は5056億円のうち4698億円に上り9割超。「ゼロベースの見直し」を掲げる橋下徹市長の意向を尊重した。

市の改革プロジェクトチーム(改革PT)や大阪府と市でつくる「府市統合本部」で検討する事業は凍結または4~7月の4カ月分に短縮し、生活保護費などの義務的経費は通年分を計上する。

改革PTや統合本部が6月にまとめる改革案を受け、7月を目途に本格予算を編成する。《共同通信》

【森田芳光さん】葬儀

「家族ゲーム」などで知られ、20日に61歳で亡くなった映画監督の森田芳光さんの葬儀・告別式が24日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。「失楽園」などに出演した女優の黒木瞳さんらが参列した。

森田さんは東京都出身。1981年に「の・ようなもの」で劇場映画デビュー。「それから」や「阿修羅のごとく」「武士の家計簿」など話題作を次々に手掛けた。来年3月に新作「僕達急行 A列車で行こう」の公開を控えていた。《共同通信》

【ロシア】下院選めぐり各地で抗議集会

今月4日のロシア下院選で大掛かりな不正が行われたと主張する野党主催の大規模抗議集会が24日、モスクワ市内のサハロフ通りで開かれ、内務省によると約3万人が参加した。主催者側によると参加者は13万人。インタファクス通信などは、1991年のソ連崩壊以降最大とされたモスクワでの今月10日の集会の規模を上回ったと伝えた。

10日の集会を受け政権側が打ち出した一連の政治改革案にもかかわらず参加者が前回を上回ったことで、プーチン首相が来年大統領に復帰し、メドベージェフ大統領が次期首相に就任する「双頭体制」の戦略に暗雲が漂い始めた。政権側が一層の譲歩を強いられる可能性もある。

このほか第2の都市サンクトペテルブルクやウラジオストクなど各地で抗議集会が開かれた。モスクワではベストセラー作家のアクーニン氏がプーチン首相の辞任を要求、通りを埋め尽くした参加者が賛同の声を挙げた。《共同通信》



12月24日 その日のできごと(何の日)