令和274日目

令和2年1月29日(水)

2020/01/29

【新型肺炎】

武漢の邦人206人が帰国

中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎を受け、現地に滞在する邦人206人を乗せた日本政府の全日空チャーター機が29日午前、武漢から羽田空港に到着した。退避第1陣。東京都によると、4人に発熱やせきの症状があり、大田区の荏原病院で受け入れた。中国政府は中国本土の感染者が5974人に上ったと発表した。2002~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染者数を上回った。中国本土の死者は132人となった。

安倍晋三首相は参院予算委員会で「政府の最大の使命は国民の生命を守ることだ。しっかりと拡大防止に向けて全力を尽くす」と述べた。《共同通信》

帰国の12人が入院

中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎患者が拡大している問題で、現地滞在の邦人206人が29日、日本政府のチャーター機で帰国した。厚生労働省や東京都によると、13人に発熱やせきなどの症状があり、12人が入院した。うち5人は新型コロナウイルスの検査で陰性と判明した。

政府によると、退避予定の邦人は残り約440人。チャーター機第2便は29日夜に日本を出発した。

206人は全員が日本国籍で、男性185人、女性21人。2人を除く全員について新型コロナウイルスかどうか検査。3人は帰宅し、入院した人以外は結果判明まで千葉県内のホテルに滞在する。《共同通信》

女性ガイドも感染

厚生労働省は29日、日本人初の感染例となった60代男性が運転するバスに同乗していた大阪市在住の40代女性ガイドが新型のコロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。女性は外国籍。2人は中国・武漢市からの観光客を乗せていた。国内での感染者確認は8例目。

厚労省は、男性運転手かツアー客からうつった可能性があるとみている。男性運転手から感染した場合、ウイルスが中国からの旅行者によって持ち込まれた後、国内居住者の間で感染が広がったことになる。

女性は20日に発熱。23日に大阪府の医療機関で肺炎と診断された。現在、症状は改善したが、経過観察のため入院している。《共同通信》

安倍晋三首相「拡大防止に向けて全力」

安倍晋三首相は29日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスによる肺炎の感染に関し、「政府の最大の使命は国民の生命を守ることなので、拡大防止に向けて全力を尽くしていく」と強調した。同日朝に、肺炎が発生した中国・武漢市から政府のチャーター機で帰国した邦人については「1人1人の健康状態を確認し、帰国者の健康面でのケアに万全を期していく」と述べた。

加藤勝信厚生労働相は、国内で初となる人から人への感染が疑われるウイルス感染者が確認されたことについて、「これまでとは事象が違っているという認識を持って対応しなければならない」と指摘。国民への情報提供や感染者と接触した人の健康状態の確認などに取り組む考えを示した。《産経新聞》

中国政府、医療団6000人を派遣

肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染が中国本土で拡大する中、中国政府は29日までに感染症が発生した湖北省武漢市などに6000人規模の医療団を派遣した。急ピッチで専門の病院を建設して治療態勢の立て直しを急いでいるが、患者増加の勢いに追い付いていない。

中国共産党機関紙、人民日報電子版によると、中国本土の肺炎の感染者は29日までに6061人に増え、死者は132人となった。

政府は、北京や上海など全国から医師を総動員して武漢市と周辺に派遣した。医療従事者が休息できる態勢を整え、心のケアのための精神科医も配置する。《共同通信》



【日経平均終値】2万3379円40銭

29日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比163円69銭高の2万3379円40銭。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大をきっかけに前日までに大幅下落していただけに割安感に着目した買い注文が優勢となった。

東証株価指数(TOPIX)は7.67ポイント高の1699.95。出来高は約10億3200万株。

東京市場は取引開始直後から買い注文が先行した。米株高や円高ドル安の一服が好材料となって、輸出関連株を中心に最近下げていた銘柄を買い戻す動きが目立った。《共同通信》

【首里城】出火原因特定できず

沖縄県警は29日、昨年10月に正殿などを焼失した首里城(那覇市)の火災について、遺留物の鑑定の結果、出火原因を特定できなかったとして「捜査を終結した」と明らかにした。首里城公園内の防犯カメラ68台を精査し、関係者の事情聴取をした結果、放火などの事件性はないと判断した。

県警によると、出火場所とみられる正殿1階北東側から見つかった電気配線のような遺留物46点を県警の科学捜査研究所が昨年11月から鑑定していた。ショートした可能性のある痕跡があり調べていたが、ショート痕かどうか判別できなかった。《共同通信》

【大相撲・豪栄道関】引退会見

大相撲で28日に引退した元大関豪栄道の武隈親方(33)=大阪府出身、境川部屋=が29日、東京都墨田区の両国国技館で記者会見を開き「自分の中ではやりきった気持ちがある。今は満足している」と心境を語った。

かど番で臨んだ初場所で5勝10敗と負け越し、史上10位の33場所在位した大関から関脇へ転落することが決まっていた。今後は境川部屋で後進の指導に当たる。

引退を決めた要因については「数年前から、大関から落ちたら引退しようと心に決めてやっていた。迷いはなかった。自分のわがままで引退させてもらう」と話した。《共同通信》

【ウラディミール・バレンティン外野手】ソフトバンク入団会見

ヤクルトで通算288本塁打をマークし、ソフトバンクに加入したウラディミール・バレンティン外野手(35)が29日、ヤフオクドームで入団記者会見に臨み「この強いチームでやりたい夢がかなった」と、背番号「4」のユニホームに袖を通して笑みを浮かべた。

2013年に王貞治球団会長らのシーズン記録を抜く、60本塁打を放った。翌年に王会長と話す機会があったと明かし「すごくいい方で、同じチームでやりたい気持ちが強かった。いつでもアドバイスを求めることができる。本当にやりやすい環境」と声を弾ませた。《共同通信》

【マリカー訴訟】賠償増額

任天堂(京都市)のゲームキャラクター「マリオ」の衣装と公道用のカートを客に貸し出し、走行している映像を宣伝に利用したのは不正競争防止法に違反するとして、任天堂が東京都内のレンタル会社側に対し、5千万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁は29日、一審判決の1千万円から増額し、請求全額の支払いを命じた。営業や広告に「マリカー」を使うことなども禁じた。

今回の判決で森義之裁判長は「『マリオカート』の高い顧客吸引力を不当に利用しようとする意図で不正競争行為をしている」と指摘した。

レンタル会社はホームページに「誠に遺憾」とのコメントを出した。《共同通信》

【カルロス・ゴーン逃亡事件】弘中弁護士事務所を捜索

カルロス・ゴーン被告(65)が保釈中に国外逃亡した事件で、東京地検は29日、弁護人を務めていた弘中惇一郎弁護士の事務所の家宅捜索を始めた。ゴーン被告が使用していたパソコンや関係資料を押収し、解析を進めるもようだ。

ゴーン被告は保釈条件で、弁護団の弘中弁護士の事務所が提供したパソコンに限り、平日午前9時~午後5時に、事務所内で使用できることになっていた。逃亡後、地検は任意提出を求めたが弁護団は拒否。地検は差し押さえ令状を取得し、今月8日に弘中氏の事務所を訪れたが、弁護団は刑事訴訟法に規定された押収拒絶権を行使し、「押収は違法」との見解を示していた。《産経新聞》

【米・ボーイング】22年ぶり赤字

米航空機大手ボーイングが29日発表した2019年12月期決算は、純損益が6億3600万ドル(約690億円)の赤字に転落した。CNBCテレビによると、通期の純損失は1997年以来、22年ぶり。2度の墜落事故を起こした主力機「737MAX」の運航停止に伴う補償費用などがかさんだ。売上高は前期比24%減の765億5900万ドルだった。

19年10~12月期決算は、純損益が10億1千万ドルの赤字に陥った。前年同期は34億2400万ドルの黒字だった。19年10~12月期の売上高は前年同期比37%減の179億1100万ドルだった。《共同通信》



1月29日のできごと