2020 令和2年2月3日(月)

令和279日目

令和2年2月3日(月)

2020/02/03

【新型肺炎】

中国共産党指導部、失策認める

中国共産党の最高指導部メンバーを集めた会議は3日、新型コロナウイルスの感染拡大への対応について「欠点と不足」があったと指摘し、初動に問題があったことを事実上認めた。国営新華社通信が伝えた。

感染が発生した湖北省武漢市の幹部らは対応の不備について自己批判しているが、党中央が自らの“失策”を認めるのは異例だ。

中国国家衛生健康委員会は3日、新型コロナウイルスの感染者が中国本土で1万7205人、うち死者は361人に上ったと発表した。新型肺炎による中国本土の死者は発生から約2カ月で、2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の349人を上回った。

中国外務省の華春瑩報道官は3日、感染予防のために記者会見をSNSのグループチャット上で行う異例の措置をとった。4月上旬の実施を見込む習近平国家主席の国賓訪日について「日中双方は各方面の準備を積極的に進めるべきだ」と述べ、予定通りに行いたい意向をにじませた。

米国が中国からの入国制限措置を強化したことなどについて「不断にパニックを拡散している」と改めて批判した。《産経新聞》

クルーズ船内で3500人検疫

厚生労働省は3日、横浜・大黒ふ頭沖に停泊したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で、乗客乗員約3500人を対象とした大規模な検疫を実施した。香港人男性(80)が下船後の香港で新型コロナウイルスに感染したと確認されたことを踏まえた措置。船は横浜港に着岸せず、医師や看護師を含む検疫官が数十人態勢で乗船し、健康状態の確認を進めている。

政府関係者によると、船内では7人が体調不良を訴えている。検疫では健康チェックをした上で、発熱などの症状があればウイルス検査を行う。検査結果が判明し、全員の検疫が終了するのは4日午後以降の見込みで、それまで全員が待機する。《共同通信》



【上海株式市場】7.7%安

新型コロナウイルス感染による肺炎の拡大を受けて連休明けの取引が延期されていた中国・上海の株式市場は3日、再開し、代表的な指標である上海総合指数が連休前に比べて7.72%安い2746.61で取引を終えた。下落率は2015年8月下旬以来、約4年5カ月ぶりの大きさ。

一時最大で9%近く下落し、ストップ安も続出。米中貿易摩擦が緩和し上向き気味だった金融市場を再び大きな試練が直撃した。工場の再開遅れや個人消費の低迷など、新型肺炎の影響が米中摩擦で疲弊した中国経済をさらに悪化させるとの見方が支配的で、上海総合指数の終値は昨年2月以来の安値水準となった。《共同通信》

【日経平均終値】2万2971円94銭

週明け3日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。中国発の新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で世界景気が悪化するとの懸念が強まった。

終値は前週末比233円24銭安の2万2971円94銭。東証株価指数(TOPIX)は11.78ポイント安の1672.66。出来高は約13億5797万株だった。《共同通信》

【大相撲・徳勝龍関】母校で優勝報告会

大相撲初場所で20年ぶりの幕尻優勝を果たした平幕の徳勝龍関(33)が3日、大阪府東大阪市にある母校の近畿大で初優勝の報告会に臨み、春場所(3月8日初日・エディオンアリーナ大阪)に向けて「横綱、大関、三役と当たると思う。しっかり準備して、けがなく、大阪場所の土俵で暴れられればいいなと思う」と活躍を誓った。

初場所中の1月18日に近畿大相撲部監督の伊東勝人さんが急逝。悲しみを乗り越えて14勝1敗で賜杯を獲得した。2日は奈良県内の伊東さんの自宅を訪れて線香を上げたという。《共同通信》

【福井・雁が原スキー場】暖冬で破産

福井県勝山市の雁が原スキー場を運営する「勝山観光施設」(同市)は、福井地裁に自己破産を申請した。代理人弁護士が明らかにした。申請は3日付。暖冬による雪不足でスキー場をオープンできず、事業継続が困難と判断した。

民間信用調査会社によると、負債総額は約2億8000万円。近年はスキー人口の減少でスキー場の倒産が相次いでいるが、今回は記録的な暖冬によって破産に追い込まれた。

2016年は暖冬で例年より営業日数が短かったり、18年2月の記録的大雪では利用客が伸び悩んだことが原因で赤字となり、業績が低迷。今季は一度もオープンせず、1月末までに事業を停止した。《共同通信》

【バドミントン・桃田賢斗選手】代表合宿入り

1月に遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれて負傷したバドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)が3日、日本代表合宿に参加するため東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターに入った。この日が選手の集合日だった。今合宿で練習を再開し、状態を整えながら3月中旬の全英オープン(バーミンガム)での復帰を目指していく。

車から降りた桃田はしっかりとした足取りで、スーツケースを手に同センターに到着。報道陣への対応はなかった。

東京五輪出場を確実にしている桃田は1月に乗っていたワゴン車の事故で、顔面3カ所の裂傷と全身打撲を負った。《共同通信》

【英・ジョンソン首相】対EU交渉に強硬姿勢

英国が欧州連合(EU)から離脱したことを受け、ジョンソン英首相は3日、今後の対EU政策についてロンドンで演説した。当面の懸案となるEUとの貿易交渉で強硬な姿勢を強調、EU側も対抗姿勢を鮮明にし、離脱後の英EU関係は早くも波乱含みの幕開けとなった。

1月末の離脱後、ジョンソン氏の演説は初めて。EUと始める自由貿易協定(FTA)の締結交渉を巡り、英国内での補助金政策などについて「EUの規則を受け入れる必要はない」と強調した。

一方、EU欧州委員会も同日、EU規則との調和に基づく公平な競争環境などを要求すると主張、英側を強くけん制した。《共同通信》

【有本嘉代子さん】死去

北朝鮮による拉致被害者で、神戸市出身の有本恵子さん=失踪当時(23)=の母、有本嘉代子さんが3日午後、心不全のため死去したことが分かった。94歳。神戸市兵庫区出身。自宅は神戸市長田区。支援団体の「救う会兵庫」が6日、発表した。

1983年、三女の恵子さんが英国留学中、旅行先のデンマークで失踪。88年、札幌市出身の拉致被害者石岡亨さんが自宅に宛てた手紙で、恵子さんが北朝鮮にいることが分かり、2002年3月、政府に拉致被害者と認定された。

02年9月、小泉純一郎首相(当時)が訪朝し、北朝鮮が拉致を認めた。恵子さんの安否については「ガス事故で死亡」と伝えたが、死亡を裏付ける証拠はなかった。嘉代子さんは恵子さんの帰国を信じ、夫の明弘さん(91)とともに、国への要望や支援を求める署名活動に取り組んだ。

14年5月、日朝両政府が拉致被害者らの再調査で合意。しかし、北朝鮮は16年2月、核・ミサイル開発への制裁に反発し、再調査の中止を一方的に表明した。

北朝鮮に翻弄され、拉致問題が進展しない中、嘉代子さんは、米国の協力に望みを託してきた。18年6月に史上初の米朝首脳会談が開催された際は「最後の機会。私の命のあるうちに恵子に会いたい」と事態打開への期待を寄せたが、恵子さんとの再会は果たせなかった。

明弘さんは、救う会兵庫を通じ「これまで安倍総理大臣をはじめ多くの方々に励ましやご支援をいただきながら、北朝鮮に拉致された恵子を取り戻すために、嘉代子と二人三脚で頑張ってきましたが、妻は力尽きてしまい今は全く気持ちの整理もつかない状態です」とのコメントを発表した。《神戸新聞》



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