2020 令和2年1月31日(金)

令和276日目

令和2年1月31日(金)

2020/01/31

【英国】EU離脱

英国は1月31日午後11時(日本時間2月1日午前8時)、欧州連合(EU)から離脱した。2016年6月の国民投票から約3年半続いた混迷にようやく終止符が打たれた。英国は1973年にEUの前身、欧州共同体(EC)に加盟してから約半世紀を経て、独自の道を歩むことになる。

ジョンソン英首相は31日夜の離脱直前、国民に向けたビデオメッセージを発表し、「(離脱は)終わりではなく、始まりだ」と強調。「私たちが本当に団結し、レベルアップしていく瞬間」であり、「真の国家の再生、変化の瞬間となりえる」と訴え、「新しい時代の幕開け」を宣言した。

英国は離脱後、12月末まで現状のEUとの経済関係を継続する「移行期間」に入り、EUと自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉を始める。ジョンソン氏は移行期間中にFTAを締結して「完全離脱」を実現することを目指しており、11カ月で交渉できるかどうかが注目される。

一方、EUは初めて加盟国が脱退する歴史的な転機を迎えた。加盟国は28カ国から27カ国になる。中国やロシアが台頭し、米欧同盟にきしみが生じる中、欧州の結束が試される。

英国では東欧のEU加盟国からの移民増加などへの不満からEU離脱論が高まり、2016年6月に当時のキャメロン首相がEU離脱の是非を問う国民投票を実施。僅差で離脱派が残留派を上回り、離脱が決まった。

キャメロン氏の後を継いだメイ前首相は離脱条件を定めた協定案にEUと合意したが、英議会で承認される見通しが立たずに辞任。早期離脱を訴えたジョンソン氏の下、与党・保守党が昨年12月の総選挙で大勝を遂げたことで、離脱への道筋がついた。《産経新聞》



【全豪テニス車いすの部】上地結衣、ジョーダン・ホワイリー選手組がV

テニスの全豪オープン車いすの部は31日、メルボルンで行われ、女子ダブルス決勝で上地結衣(三井住友銀行)ジョーダン・ホワイリー(英国)組が第1シードのディーデ・デフロート、アニク・ファンクート組(オランダ)を6―2、6―4で破り、上地は2年ぶり5度目の優勝を果たした。

上地はファンクートと対戦する2月1日のシングルス決勝で2冠を目指す。《共同通信》

【スノーボードW杯HP】戸塚優斗選手が今季初勝利

スノーボードのワールドカップ(W杯)は1月31日、米カリフォルニア州マンモスマウンテンでハーフパイプ(HP)決勝が行われ、男子は戸塚優斗(ヨネックス)が97.20点で今季初勝利となる通算4勝目を挙げた。平野流佳(ムラサキスポーツ)が87.80点で3位に入り、平野海祝(新潟・開志国際高)は67.20点で9位だった。

女子は今井胡桃(プリオコーポレーション)が78.60点で6位に入ったのが日本勢の最上位で、松本遥奈(クルーズ)は7位、ユース五輪金メダルの小野光希(スノーヴァ溝の口―R246)は8位。蔡雪桐(中国)が優勝した。《共同通信》

【大相撲・武隈親方】スーツに悪戦苦闘

大相撲で28日に引退した元大関豪栄道の武隈親方が31日、東京・両国国技館で開かれた年寄総会に出席し、親方として初仕事に臨んだ。黒系のスーツ姿もお披露目したが「動きにくい。革靴で歩くのも大変」と悪戦苦闘だった。

急いで用意した既製服のため183センチ、160キロの体には十分にフィットしていない様子。高級ブランドのネクタイは、高校時代の制服で慣れている若手力士に締めてもらったという。「首を締め付けられるようで違和感がある」と着物を懐かしんだ。

33歳の新米親方は、先輩の親方衆からねぎらいの言葉をもらった。《共同通信》

【東京地裁】JBCに賠償命令

日本ボクシングコミッション(JBC)による処分を巡り、元世界王者の亀田興毅さんら3兄弟側が、JBCと理事長らに総額約6億6400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は31日、計4550万円の支払いを命じた。

判決によると、兄弟の次男大毅さんの世界戦を巡るトラブルで、JBCは2014年2月、亀田ジムの会長と、マネジャーの資格更新を認めない決定をした。これにより、3兄弟は国内で試合ができなくなった。

谷口安史裁判長は判決で「JBCの処分は裁量権を逸脱し違法だ」と指摘。前年のファイトマネーを基準に賠償額を決めた。慰謝料請求は退けた。《共同通信》

【日経平均終値】2万3205円18銭

31日の東京株式市場は、世界保健機関(WHO)が出した緊急事態宣言で新型コロナウイルスによる肺炎の感染対策が強化されるとの期待から買いが強まり、日経平均株価(225種)は反発した。

終値は前日比227円43銭高の2万3205円18銭。東証株価指数(TOPIX)は9.67ポイント高の1684.44。出来高は約13億7692万株だった。《共同通信》

【吉野彰さん】「未来の自分に投資すべき」

リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した吉野彰旭化成名誉フェロー(72)が31日、福岡市西区の九州大伊都キャンパスで講演し、学生を中心とする聴衆に対し「未来の自分に投資すべきだ。35歳の自分に何が必要か想像してみて」とエールを送った。

会場には学生や市民ら約1300人が集まった。講演は「リチウムイオン電池と環境問題」がテーマで、環境と経済性、利便性のバランスが取れた社会が、人工知能(AI)をはじめとする技術革新で近いうちに実現すると強調した。

九大はノーベル賞受賞を受け、昨年12月に栄誉教授の称号を付与した。《共同通信》

【政府】韓国をWTOに提訴

政府は31日、韓国の造船業界の再編措置が世界貿易機関(WTO)のルールに違反しているなどとして、WTOに提訴したと明らかにした。WTOの紛争解決手続きに基づいた2国間協議を韓国に要請した。韓国の産業通商資源省も同日、発表した。

日本政府は2018年11月に造船業界への補助金支給を巡って韓国を提訴した。韓国側の発表によると、今回の提訴には、補助金支給の問題も盛り込まれた。

韓国側は今回の提訴を受け、日本側の主張には「根拠がない」と反論。韓国側の一連の措置は全て国際規範に則していると説明している。《共同通信》

【新型肺炎】

中国の死者、204人に

中国国家衛生健康委員会は31日午前、新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が中国本土で9692人になったと発表した。2003年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)による世界の感染者数は8069人で、これを中国本土だけで上回ったことになる。

同委によると、中国本土の死者は前日から43人増えて213人となった。感染者数は前日から1982人増えた。現時点で感染が疑われる事例は1万5238人と連日増加しており、当面は感染者数の拡大が続くとみられる。

中国外務省の華春瑩報道官は31日、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言したことを受けて、「中国政府は最も全面的で厳しい予防・抑制措置をとっている。われわれはこの疾病に対する戦いに勝つ自信と能力を完全に持っている」との談話を発表した。その上で、中国が新型肺炎に関して透明性のある情報提供を行っているとして、「WHOと多くの国が、このことについて十分に肯定的で高い評価をしている」と強調した。

一方、湖北省の衛生当局は31日、新型肺炎の発生状況が最も深刻な武漢市を含む全省で30日に感染者が1220人、死者が42人増えたと発表した。これにより同省の感染者数は5806人、死者は204人になった。感染者と死者の多くは湖北省で出ているが、中国全土や世界でも拡大に歯止めがかかっていない。《産経新聞》

チャーター機第3便か羽田着

中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が拡大している問題で、政府のチャーター機第3便が31日午前、在留邦人149人を乗せ、東京・羽田空港に到着した。

チャーター機による帰国者は、29日以降の第1~3便で計565人となった。第1便の206人のうち、症状のない2人を含む3人のウイルス感染が確認された。第2便の210人については、ウイルス感染の有無を検査している。

第3便の149人もウイルス検査を受ける。入院者を除き、症状のない人は埼玉県和光市の「国立保健医療科学院」と千葉県柏市の「税関研修所」に滞在する。

第3便は日本時間の午前7時45分に武漢空港を出発し、午前10時20分に帰国した。外務省幹部によると、搭乗前に中国側が行った検査で、帰国希望者の一部は搭乗を認められなかった。

菅官房長官は31日の記者会見で、帰国を希望する邦人が現地に約140人残っていることを明らかにした。大半が武漢市外の在住だという。菅氏は第4便を派遣する見通しについて「(交通規制などの中国の)国内事情で(武漢に)たどり着けない人もたくさんいる」と述べ、情勢を見極める考えを示した。《読売新聞》

武漢帰国者の食事は弁当

中国湖北省武漢市から日本政府のチャーター機第1便で帰国し、千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」で滞在している邦人約190人について、政府担当者は31日、ホテル前で取材に応じ、食事は弁当支給が続き、衣服の洗濯は客室での手洗いを要請していると明らかにした。担当者は「改善できるよう検討している」と述べた。

滞在が最長で2週間続く可能性があることについては、30日から滞在者に順次説明。「長い」「こういう状況だから仕方がない」という声が上がったという。

担当者によると、29日のホテル到着当初から食事は弁当支給となっており、衣服も客室内の洗面所での洗濯を要請している。《共同通信》



1月31日のできごと