令和278日目

2020/02/02

この日のできごと(何の日)

【新型肺炎】

中国本土の死者、304人に

中国共産党機関紙、人民日報によると、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者は2日夕までに中国本土で1万4449人、うち死者は304人に上った。感染が疑われる事例も2万人近くに達し、新型肺炎の感染拡大に歯止めがかからない状況だ。

国家衛生健康委員会の発表によると、2日午前0時までの24時間に確認された感染者は2590人で、1日の増加数としては3日連続で最高を更新した。死者は45人増えた。

湖北省の武漢大学人民病院は、これまで感染経路として指摘されていた飛沫(ひまつ)感染や接触感染に加えて、「糞口感染」が存在すると発表した。感染者の便から新型コロナウイルスの核酸を検出したといい、患者の糞便や嘔吐物などに対しても注意すべきだとした。国営新華社通信が2日伝えた。

一方、湖北省黄岡市の邱麗新市長は1日夜の記者会見で、感染の予防・抑制に最善を尽くしていないとして市当局や党機関の幹部ら337人を処分したと発表した。幹部6人については免職処分にした。市民の当局への批判の高まりを受けた措置とみられる。《産経新聞》

中国以外で初の死者

フィリピン保健省は2日、新型肺炎により、同国内で中国・武漢出身の男性(44)が死亡したと発表した。地元メディアが伝えた。世界保健機関(WHO)によると、新型肺炎による中国国外での死者は初めて。

男性が死亡したのは1日。香港経由で1月21日にフィリピンに入った後、発熱やのどの痛みなどの症状があり、首都マニラの病院に入院していた。男性と同行していた女性も新型コロナウイルスに感染しているという。

フィリピンでは、人気の観光地、ボラカイ島などに来ていた中国・武漢からの観光客634人を送還。武漢がある湖北省からの渡航者の入国を禁止するなどの措置を取っている。《共同通信》

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【海自護衛艦・たかなみ】中東へ出発

中東海域での情報収集活動のため、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が2日午前、神奈川県の海自横須賀基地から出航した。約3週間かけて現地に到着。今月下旬から、日本関係船舶が中東を安全に航行するための情報を集める。

自衛隊最高指揮官である安倍晋三首相は横須賀基地で艦内を視察後、出航行事で訓示。たかなみの活動海域が日本の原油輸入の「大動脈」だと述べ、「必要な情報収集を担う諸官の任務は、国民の生活に直結する極めて大きな意義を有する」と隊員を激励した。

たかなみには約200人が乗船。防衛省設置法の規定「調査・研究」を根拠に、オマーン湾やアラビア海北部を中心とする公海上で、往来する船舶などの情報を収集する。日本関係船舶の安全に関わる不審船などの情報は国土交通省を通じて船舶会社側に伝える。オマーン湾の奥(西側)のホルムズ海峡やペルシャ湾は活動範囲から除外した。《産経新聞》

【京都市長選】門川大作氏が4選

任期満了に伴う京都市長選は2日投開票の結果、与野党5党が相乗りで支援した無所属現職門川大作氏(69)が、共産党とれいわ新選組が推薦する弁護士福山和人氏(58)と元市議村山祥栄氏(41)の無所属2新人を破り、4選を果たした。投票率は40.71%で前回を5.03ポイント上回った。

門川氏は自民、立憲民主、国民民主、社民各党の京都府連と公明党の推薦を得た。

2日夜に当選確実の一報が入ると、市内のホテルに集まった支援者から歓声が起こった。門川氏は「厳しい選挙だった。オール京都、ワンチームで子育てなどの課題を解決し、新たなまちづくりを進めたい」と決意を語った。《共同通信》

【英・ロンドン】2人刺され負傷

ロンドン南部で2日、2人が相次いで刺されて負傷した。ロンドン警視庁はテロの疑いで捜査。同庁のツイッターによると、男1人が警察官によって撃たれ、死亡した。

英BBC放送はソーシャルメディアの情報として、3発の銃声が聞かれたと報じた。

ロンドンでは昨年11月、中心部のロンドン橋で、イスラム過激派との関係が指摘されている男が通行人に刃物で切り付け、2人が死亡し3人が負傷した。《共同通信》

【別府大分毎日マラソン】

別府大分毎日マラソンは2日、大分市高崎山うみたまご前から大分市営陸上競技場までの42.195キロで行われ、初マラソンの吉田祐也(青学大)が2時間8分30秒で日本勢最高の3位となった。優勝はハムザ・サリ(モロッコ)で2時間8分1秒だった。

吉田は39キロすぎに先頭に立つなど海外招待の2選手と優勝争いを演じたが、終盤で突き放された。

視覚障害女子は東京パラリンピック出場を確実にしている道下美里(三井住友海上)が、自身の持つ世界記録を1分52秒更新する2時間54分22秒で優勝した。(スタート時晴れ、気温13.0度、湿度45%、北の風1.6メートル)《共同通信》

【ラグビー・トップリーグ】

ラグビーのトップリーグ(TL)第4節最終日は2日、神戸ユニバー記念競技場などで4試合が行われ、神戸製鋼がNTTドコモに97―0で圧勝し、開幕からの連勝を4に伸ばした。前半に6トライを集め、後半も9トライと攻撃の手を緩めなかった。

パナソニックもキヤノンに51―17で快勝して4戦全勝。試合開始早々にフッカー坂手主将が退場となり、14人となりながらも7トライを奪った。

クボタはサニックスを34―0で下して3勝目(1敗)、NTTコミュニケーションズはリコーに33―17で勝って2勝目(2敗)を挙げた。《共同通信》

【テニス・全豪オープン】

テニスの四大大会第1戦、全豪オープン最終日は2日、メルボルンで行われ、男子シングルス決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのドミニク・ティエム(オーストリア)を6―4、4―6、2―6、6―3、6―4で下し、2年連続8度目の優勝を果たした。

32歳のジョコビッチは全豪で自身が持つ最多優勝回数を更新し、四大大会で通算17個目のタイトル。優勝賞金412万豪ドル(約3億円)を獲得し、3日付の世界ランキングで2位から1位に復帰する。

26歳のティエムは、オーストリア勢として25年ぶりの四大大会制覇はならなかった。《共同通信》

テニスの四大大会第1戦、全豪オープン車いすの部は2日、メルボルンで行われ、女子シングルスで上地結衣(三井住友銀行)が3年ぶり2度目、男子シングルスで国枝慎吾(ユニクロ)が2年ぶり10度目の優勝を果たし、東京パラリンピックを控えるシーズンで好スタートを切った。

第2シードの上地は決勝でアニク・ファンクート(オランダ)を6―2、6―2で下し、女子ダブルスと合わせた全豪で初の2冠を達成した。

第1シードの国枝は決勝で2016年リオデジャネイロ・パラリンピック金メダリストのゴードン・リード(英国)に6―4、6―4で勝った。《共同通信》

【NFL・スーパーボウル】

米プロフットボール、NFLの王者を決めるスーパーボウルは2日、マイアミで行われ、アメリカン・カンファレンス(AFC)のチーフスがナショナル・カンファレンス(NFC)のフォーティナイナーズ(49ers)に31―20で勝って50季ぶり2度目の優勝を果たした。

QBマホームズのTDランなどで前半を10―10で折り返したチーフスは第4クオーターにマホームズが逆転のTDパスを通した。スーパーボウルの最優秀選手にはマホームズが輝いた。

25季ぶり6度目の優勝を狙った49ersはRBモスタートのTDなどで見せ場をつくったが届かなかった。《共同通信》



2月2日 その日のできごと(何の日)