平成8234日目
2011/07/25
【この日の菅直人総理】
参院予算委員会
平成23年7月25日、菅総理は参議院予算委員会に出席しました。
本日の委員会では、菅総理と全閣僚が出席して、平成23年度補正予算(第2次)について締めくくり質疑が行われ、委員からの質疑に答弁しました。その後、採決が行われ、平成23年度一般会計補正予算(第2号)及び平成23年度特別会計補正予算(特第2号)の両案が可決すべきものと議決されました。
菅直人首相は25日の参院予算委員会で、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の運転再開をめぐって政権内が混乱したことについて「知事とも町長ともお目にかかっていない。機会があれば直接お会いし、段取りについて大変申し訳なかったとおわび申し上げたい」と述べ、佐賀県の古川康知事や玄海町の岸本英雄町長に会って、陳謝する考えを示した。自民党の福岡資麿氏の質問に答えた。
玄海原発の運転再開をめぐっては、海江田万里経済産業相が6月下旬に佐賀県や玄海町を訪れ、運転再開への理解を求めた。だが、首相は7月上旬、ストレステスト(耐性評価)を実施する方針を固め、海江田氏は混乱の責任を取って辞任する意向を示していた。
訪問時期について首相は、長崎県の原爆犠牲者追悼式典に出席する8月9日ごろを「検討してみたい」と語った。ただ、ストレステストについては「段取りにはおわび申し上げなければならないが内容的に多くの国民が望んでいる。ストレステストを導入したことが誤っているとは思わない」と強調した。《朝日新聞》
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【2011年度第2次補正予算】成立
東日本大震災の追加的な復旧策を盛り込んだ2011年度第2次補正予算は25日の参院本会議で共産党を除く各党の賛成多数で可決、成立した。2次補正は菅首相が「退陣3条件」の一つとしており、民主党執行部は残る再生可能エネルギー特別措置法案と赤字国債を発行するための特別公債法案の早期成立に全力を挙げる方針だ。《読売新聞》
【阪急電鉄】節電運行スタート
阪急電鉄は25日、節電のため編成車両を減らす運行を始めた。神戸線の梅田―三宮間で、午前11時半ごろ~午後3時半ごろに走る普通列車の約4割にあたる計21本が対象。8両編成を6両に減らして運行する。
関西電力が節電を訴えているほか、政府による節電の要請期間も、25日から始まった。
阪急の西宮北口駅ではこの日、車両の取り換えが行われた。三宮駅発8両編成の列車が午前11時33分、3番ホームに到着。乗客はいったんホームに降り、待機していたホーム反対側の6両編成に乗り換えた。係員がホームに待機して、乗客を誘導。同11時37分、梅田駅に向かって発車した。《朝日新聞》
【中国高速鉄道衝突脱線事故】運行再開
中国浙江省温州で起きた高速鉄道の衝突、脱線事故で、高架上での復旧作業が終わり、25日午前から列車の運行が再開した。現場では、高架から落下した車両が、地面に掘った穴に埋められ、事故原因の究明をないがしろにする当局の姿勢が鮮明になっている。ネット上などでは「証拠隠滅」との批判が一段と強まっている。
追突して落下した先頭車両の脇では24日早朝、数台のショベルカーが地面に巨大な穴を掘った。穴は幅15メートル、深さ5メートルほどだ。地元住民は本紙に「先頭車両は粉々に砕かれ、穴に埋められた」と証言した。同日午後、現場では穴に土砂がかけられ、残骸の一部が露出していた。
25日朝からは、ショベルカーがほかの落下車両の車体も砕き始めた。ネット上では「重機が運転席の計器を壊していた」などの証言とともに、ショベル部分を車体に繰り返し打ち続ける映像が出回っている。
鉄道省の王勇平報道官は24日、記者会見で「先頭車両を埋めたのは(他の車輌の処理など)処置を迅速に進めやすくするため」と説明した。《読売新聞》