平成8216日目
2011/07/07
【菅直人首相】衆院解散を排除せず
菅直人首相は7日午前の参院予算委員会で、衆院解散・総選挙に踏み切る考えがあるかと問われたのに対し「憲法上、与えられた権限の中で全力を挙げて仕事している」と述べ、可能性を排除しなかった。海江田万里経済産業相は九州電力玄海原発の再稼働をめぐる混乱で、今後、引責辞任する可能性に言及した。
首相は再生エネルギー特別措置法案の早期成立に向けた野党の協力を要請。海江田氏は、法案成立に伴う電気料金引き上げでコスト増になるとの産業界の懸念を踏まえ「省エネ設備導入時の補助、研究開発の支援をする」と表明した。《共同通信》
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【大学入試問題ネット投稿事件】山形家裁、少年を不処分
京都大などの入試問題がインターネットの質問サイトに投稿された事件で、山形家裁は7日、偽計業務妨害の疑いで送致された元予備校生の少年(19)について、不処分とした。山形家裁は理由について「大学に謝罪文を提出するなど深く反省している。母親も積極的に監督していくことを誓っている」としている。
決定によると、少年は立教大の英語(2月11日)、京都大の数学(25日)と英語(26日)の入試問題を試験中にサイトに投稿し、大学の業務を妨害した。京都地検から送致を受けた京都家裁が3月、山形家裁に事件を移送した。《共同通信》
【佐賀県・古川康知事】枝野幸男官房長官と会談
九州電力玄海原発(佐賀県)の運転再開問題をめぐり、佐賀県の古川康知事は7日午前、枝野幸男官房長官と首相官邸で会談した。菅政権が新たに原発の安全性評価(ストレステスト)を実施する方針を発表したことについて、古川氏は「なぜ今なのかという疑問がぬぐえない」と不信感を伝え、再稼働の基準を含めた政府の考えを明確化するよう求めた。
古川氏は会談で「さらなる安心のためにストレステストをすることは評価している」と述べた上で(1)唐突感は免れず、地元の岸本英雄・玄海町長が運転再開を容認する前に実施方針を示すべきだった(2)地元は海江田万里経済産業相の「安全宣言」は信用できるのかと不信感を抱いている(3)首相と経産相で原子力政策の認識が違うようなので統一見解を示すべきだ(4)首相自身が佐賀県を訪問し、考え方を説明してほしい――と申し入れた。また、「再稼働について時間をかけて考えるなら、夏と秋の電力需要についての考えも示してほしい」と注文を付けた。
これに対し、枝野氏は「地元にご心配、ご苦労をかけており申し訳ない。指摘は真摯に受け止めたい」と陳謝。一方で、ストレステストの位置づけの政権の考え方は「できるだけ早く整理して、総理とも相談したい」と述べるにとどめた。《朝日新聞》