平成8154日目

2011/05/06

【菅直人首相】浜岡原発の全原子炉停止を中部電力に要請

菅直人首相は6日、東海地震の想定震源域である静岡県御前崎市にある中部電力の浜岡原子力発電所について、定期検査中の3号機や稼働中の4、5号機も含めてすべての原子炉を停止するよう中部電に要請した。中部電は受け入れる方向。停止期間は、中部電が2~3年後の完成を目指す防潮堤新設までとなる見通しだ。


https://www.kantei.go.jp/

中部電は近く役員会を開き、要請に対する対応を決める方針。首相には法律上、原発の運転停止を指示する権限がない。原発を停止すれば、不利益を被ったとして株主から訴えられる可能性もある。ただ、中部電幹部は6日夜、「(政府の)要請とはいえ、命令に近い重みを持っている」と述べ、すべての原子炉を停止させる方向で調整していることを明かした。

首相の政治判断で稼働中の原発が止まれば、初めてのことだ。

要請は海江田万里経済産業相を通じ中部電に伝えた。首相は6日夜、首相官邸での記者会見で停止要請を明らかにし、「国民の安全と安心を考えてのこと。浜岡原発で重大な事故が発生した場合、日本社会全体におよぶ甚大な影響を併せて考慮した」と強調した。

首相は停止要請の理由に東海地震を挙げ、「30年以内にマグニチュード(M)8程度の地震が発生する可能性が87%という数字も示されている」と説明。特有の事情があるとの認識を示し、浜岡以外の原発への対応には言及しなかった。《朝日新聞》




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【焼肉えびす集団食中毒事件】

富山山室店、13グループ16人が食中毒

富山市保健所は6日、4月22日から同25日にかけてフーズ・フォーラス(金沢市入江)が運営する焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」富山山室店で食事をした13グループ16人が、今月3日までに下痢や腹痛などの食中毒症状を訴えていたことが判明したと発表した。

16人は2~48歳の男性8人、女性8人。うち40代の女性1人から腸管出血性大腸菌O111を検出した。《北日本新聞》

運営会社と食肉卸会社を家宅捜索

フーズ・フォーラス(金沢市入江)が運営する焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、富山、福井両県警の合同捜査本部(本部長・多田富山県警刑事部長)は6日午後3時、業務上過失致死の疑いで、フーズ・フォーラス本社と砺波店(砺波市となみ町)、高岡駅南店(高岡市大野)福井渕店(福井市渕)、ユッケに使う牛肉の仕入れ先の卸売業者、大和屋商店(東京都板橋区、長田長治社長)の家宅捜索を始めた。

合同捜査本部は、富山、福井両県と東京都板橋区から、肉の取引や衛生管理に関する資料、感染原因とされる腸管出血性大腸菌などを分析したデータの提出を受け、全容解明を進める。一連の食中毒は、厚労省の定めるガイドラインに基づいた食用生肉が流通せず、食の安心・安全が業者間の慣行任せになっていた現状を露呈。全国でも異例の刑事事件に発展した。《北日本新聞》

フーズ・フォーラス(金沢市入江)が運営する焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、富山、福井両県警の合同捜査本部(本部長・多田富山県警刑事部長)は6日、業務上過失致死の疑いで同社本社と砺波店(砺波市となみ町)、高岡駅南店(高岡市大野)、福井渕店(福井市渕)、ユッケに使う牛肉の仕入れ先の卸売業者・大和屋商店(東京都板橋区、長田長治社長)を95人態勢で家宅捜索し関係資料890点を押収した。

合同捜査本部は、富山、福井両県などから、両社と3店舗の衛生管理に関する資料、感染原因とされる腸管出血性大腸菌を分析したデータの提出を受け、全容解明を急ぐ。

死者4人、食中毒患者94人を出した一連の食中毒は、厚労省の定める衛生基準で加工・処理された牛の食用生肉が国内に流通しておらず、食の安心・安全が業者間の慣行任せになっていた現状を露呈。全国でも異例の刑事事件に発展した。《北日本新聞》

【民主党・石井一副代表】フィリピンでのゴルフが明らかに

民主党の震災対策副本部長を務めている石井一副代表ら同党議員3人が、訪問先のフィリピン・マニラ首都圏郊外のゴルフ場で5日、在留邦人らとゴルフをしていたことが6日、分かった。石井氏は、東日本大震災後、ゴルフをするのは初めてで「国外であれば目につかないと思った」と説明。「被災者の方から見れば『何だ』という気持ちになるでしょうね」と述べた。

同氏は昨年秋に日本フィリピン友好議員連盟の会長に就任。会長として3~6日の日程でフィリピンを訪れ、同国政府当局者や上院議員らと面会して、日本の政府開発援助(ODA)や通信事業関連について意見交換した。日本への震災支援の関係者や、議連のフィリピン側議員らとも会ったという。ゴルフをした他の2議員は、生方幸夫元副幹事長と那谷屋正義参院議員でいずれも議連メンバー。《共同通信》

【団鬼六さん】死去

「花と蛇」などの官能小説で知られる作家の団鬼六氏が6日午後2時6分、胸部食道がんのため東京都内の病院で死去した。79歳。滋賀県出身。

関西学院大卒業後、相場師だった父親を題材にした「親子丼」が小説雑誌の新人賞に入選。純文学を書きながらバー経営に手を出すが失敗し、ポルノ小説を書き始めた。雑誌に長期連載した「花と蛇」は、サディズムとマゾヒズム(SM)を丹念に描いて話題を呼び、それまで未開拓だったSM小説の第一人者に。谷ナオミさんや杉本彩さんらが主演して映画化もされた。

その他の代表作に「夕顔夫人」「不貞の季節」「真剣師 小池重明」など。将棋好きとしても知られ「将棋ジャーナル」社主を務めたほか、映画の監督・製作やエッセーなど幅広いジャンルで活躍した。晩年は腎不全などを患い、闘病しながら執筆を続けていた。《日刊スポーツ》



5月6日 その日のできごと(何の日)