平成8151日目

2011/05/03

【焼肉酒家えびす集団食中毒事件】神奈川でも重症者

フーズ・フォーラス(金沢市入江)が運営する焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、富山県は3日、砺波店(砺波市となみ町)と高岡駅南店(高岡市大野)の患者が前日から3人増え計58人となり、重症は1人増の計22人になったと発表した。横浜市は同日、同市と神奈川県藤沢市にあるチェーン店2店舗で食事をした男女計6人が下痢などの症状を訴えたと発表した。一連の食中毒で、富山、神奈川、福井の3県の患者は計65人(死者2人を含む)になった。

砺波店の患者数は、33グループの1~70歳の男女47人(男性23人、女性24人)で、前日から3人増えた。うち入院者数は29人(死亡した男児1人を除く)で、入院中の10歳未満の女児1人が新たに溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し重症は18人となった。

高岡駅南店の患者数は10グループの9~38歳の男女11人(男性7人、女性4人)で前日と同じ。入院者数も前日と同じ4人で、全員が重症。

神奈川県の患者6人のうち、19歳の女性1人が意識障害を伴う重症で入院しているが、残り5人は軽症。全員がユッケを食べた可能性があるという。《北日本新聞》

焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒は、神奈川県にも拡大し、3日までに患者は富山、福井両県と合わせて計65人となった。運営会社のフーズ・フォーラス(金沢市入江)は格安路線を前面に打ち出し、創業から14年で4県に20店舗を展開。店舗拡大を急加速させた時期と、自主的な肉の細菌検査をやめた時期が重なるため、県はコストダウン戦略を進めるあまり、肉の衛生管理がおろそかになった可能性があるとみている。県と富山市は連休返上で、患者の把握と対応に全力を挙げている。《北日本新聞》




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【東日本大震災】死者、不明者は2万5461人

東日本大震災の死者は3日現在の警察庁のまとめで12都道県の1万4755人、行方不明者は6県で1万706人となった。死者・不明者は計2万5461人。被害が大きかった3県の死者は宮城8865人、岩手4322人、福島1504人。不明者は宮城6444人、岩手3363人、福島895人。

原発事故の影響などによる避難も含め、18都道県に設置された約2430の避難所に約12万5千人が身を寄せている。《共同通信》

【原子力安全・保安院】院長が福島県知事に謝罪

原子力安全・保安院の寺坂信昭院長が3日、福島第一原発事故の発生後、初めて福島県の佐藤雄平知事に面会し、「県民におわびする」と謝罪した。

面会は非公開で10分ほどだった。県によると、佐藤知事は「(保安院など)東京の感覚が、とても遠く感じる」と指摘したという。

寺坂院長は面会後、記者団から保安院の責任について問われ、「原発が全電源を長時間失った場合の対応が十分でなかったことは率直に反省し、今後の対応に生かさなければならない」と述べた。《朝日新聞》

【菅直人首相】震災後初の外食

菅首相は3日昼、東日本大震災発生以来初めて首相官邸・公邸外で食事した。首相は伸子夫人、母の純子さんとともに、公邸から徒歩で近くのホテル内の中国料理店を訪れ、焼きそばを食べた。食事後はホテル前で記者団に、「3人でゆっくりした。今日、休みだったので」と語った。

以前は週に1、2度は外食をしていた首相だが、震災後は被災地への配慮や危機管理の観点から、官邸から公邸にまっすぐ帰る毎日だった。4月26日には東日本大震災復興構想会議の五百旗頭真議長らと会食したが、公邸に招く形をとった。この会食では宮城県の日本酒「浦霞」が、21日のギラード豪首相との夕食会では福島県の日本酒「飛露喜」が振る舞われたという。《読売新聞》



5月3日 その日のできごと(何の日)