平成8140日目
2011/04/22
【菅直人首相】自公に「復興実施本部」参加を呼びかけ
菅直人首相は22日の記者会見で、国民新党の亀井静香代表が提唱する「復興実施本部」の設置を支持したうえで「自民、公明両党の協力が不可欠だ」との考えを表明した。
与野党の党首級が参加する亀井氏の案は、首相と全閣僚による「復興対策本部」を設置する政府の「復興基本法案」とは似て非なるもの。民主党幹部も寝耳に水で、今後の与野党調整は混乱する可能性がある。
「亀井氏が努力している」。首相は記者会見で「復興実施本部」構想を掲げて野党各党と調整を進める亀井氏を評価した。《日経新聞》
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【ピサの斜塔】修復が完了
イタリア中部ピサにある観光名所、ピサの斜塔(世界遺産)の約20年間にわたる外部の清掃・修復作業が22日までに完全に終了し、工事用の足場が撤去された。観光客の落書きやスモッグなどによる長年の汚れが落とされた斜塔は建築当時の真っ白に輝く姿を現し、観光客らを喜ばせている。
地元紙コリエレ・デラ・セラによると、5月末までに内部に設置された足場も取り除かれ、6月17日には修復完了を記念するイベントが行われる。塔内には傾斜や振動、ゆがみを監視する複数のセンサーが設置され、専門家は修復の結果、今後300年間は倒壊の危険はないとしている。
14世紀半ばに完成したピサの斜塔は傾斜が危険な水準に達したため、1990年から一般の立ち入りが禁止され、傾斜角度を矯正する工事が行われた。2001年12月に一般公開が再開されたが、最近まで外部の大理石の表面の汚れを取り除く作業が続いていた。《共同通信》
【東電・清水正孝社長】福島県訪問
東京電力の清水正孝社長が22日、福島第一原発事故の発生以来初めて、福島県の佐藤雄平知事と面会し、「大変なご迷惑をかけ、責任を感じている。住民が一日も早く安心して暮らせるよう事故収束に向けて確実に取り組む」と謝罪した。
清水社長は午前10時に県庁を訪れた。知事室で迎えた佐藤知事に深く頭を下げ、消え入りそうな声で「心からおわび申し上げます」と繰り返した。
佐藤知事はまず「東電が収束への道筋を示し、必ず実行すると約束したことで、謝罪を受けることにした」と述べた。事故以来、県外へ約6千人の子どもが避難したことを挙げ、「これまで県民の流出を抑えようとがんばってきたが、一瞬のうちに消え去ってしまった」と時折声を詰まらせた。一日も早い収束に加え、県民への損害賠償と雇用の確保、現場作業員の待遇向上などを求め、「今のような状況では(福島原発の)再稼働はありえない」と釘を刺した。《朝日新聞》
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「いつ戻れるのか」「社長もここに住んでみろ」。
福島県内の避難所を謝罪のために訪れた東京電力の清水正孝社長は22日、避難者から厳しい言葉を浴びせられた。避難所の訪問は、福島第一原発の事故後、初めて。清水社長は終始うつむき、目を伏せたままだった。
同県富岡町と川内村の両役場が置かれ、約2000人が生活する「ビッグパレットふくしま」(郡山市)。清水社長が「一日も早く古里へ戻れるよう全力を尽くしたい」と述べると、遠藤勝也・富岡町長は「住民は避難生活に疲れ、気力も体力もなくしている」と窮状を語り、遠藤雄幸・川内村長も「住む人の将来や運命、地域の有り様まで変わってしまった。長期化すれば地域が崩壊する」と訴えた。《読売新聞》