平成8068日目
2011/02/09
この日のできごと(何の日)
【この日の菅直人総理】
党首討論
菅直人首相就任後初の党首討論が9日行われた。首相は消費税率引き上げを含む税制の抜本改革について「2011年度末までに何らかの法的対応をしないといけない」と述べ、来年3月末までに法案提出を目指す考えを表明。社会保障と税の一体改革について「どの内閣でも避けて通れない課題だ」と述べ、谷垣禎一自民党総裁に対し、与野党協議参加を求めた。
谷垣氏は「消費税率を上げるというマニフェスト(政権公約)を作り直して国民の意見を聞くのが必要だ」として、衆院解散を要求。これに対し、首相は「社会保障と税の一体改革の議論をしないで『まず解散だ』と言うのは国民より党の利益を先行させるものだ」と批判し拒否した。
首相は小沢一郎民主党元代表の国会招致問題をめぐり「国会で説明すべきだとの認識は変わっていない。近々、小沢氏に会って私の考え方はきちっと伝えたい」と述べた。公明党の山口那津男代表は「民主党マニフェストは実現の見通しがない。首相は責任を取るべきだ」と追及した。《共同通信》
平成23年2月9日、菅総理は国家基本政策委員会両院合同審査会で、自由民主党の谷垣禎一総裁及び公明党の山口那津男代表と党首討論を行いました。《首相官邸》
記者ぶらさがり
菅直人総理(代表)は9日夕、首相官邸で同日開催された総理就任後初の党首討論について記者団から問われ、「総理就任から初めての党首討論が行われたことは良かった」と建設的な議論が行えたとの感想を述べた。
また、党首討論の中で「社会保障と税の一体改革」について、与野党協議に乗るのかと谷垣自民党総裁に逆質問したが、前向きな返答がなかったことに対して、「社会保障と税の一体改革は重要な課題であり、党と党というよりも日本の将来を考えて一緒にしっかりと議論できる場に参加してもらいたいということを理解してほしい」とし、引き続き協議の参加を呼びかけていく方針を表した。
社民党との来年度予算の協議に前向きな姿勢を示す一方で、普天間基地移設関連予算や法人税引き下げに反対する社民党にどう対応するかについては、「今、政調と国対を含めていろいろ議論を積み上げているところ。その努力を待ちたい」との考えを語った。
内閣特別顧問で日本航空の稲盛会長が政権運営に対して昨日8日に「現在の体たらくには大変落胆している」と述べたことに対する受け止めを求められ、「真摯に受け止めていきたい」と答えた。《民主党ニュース》
ウズベキスタン・カリモフ大統領と会談
菅直人首相は9日、首相官邸でウズベキスタンのカリモフ大統領と会談し、レアアース(希土類)やウランなどの鉱物資源開発での協力強化を盛り込んだ共同声明に署名した。同国の内陸部とアフガニスタン隣接地域を結ぶ鉄道を電化する事業に約180億円の円借款を提供することでも合意した。
共同声明ではウズベキスタンが日本の国連安全保障理事会常任理事国入りを支持することを表明。朝鮮半島の非核化の重要性も確認した。アフガニスタンの復興支援に協力することも一致した。《日経新聞》
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【大相撲・白鵬関】八百長「ないとしか言えない」
大相撲の横綱白鵬(25)=モンゴル出身、宮城野部屋=が9日、東京都墨田区の宮城野部屋での朝稽古後に記者会見し、八百長を見聞きしたことや、自ら関与したことがあるかを問われて「ないとしか言えないじゃないですか」と苦笑いを浮かべながら、微妙な言い回しで答えた。
八百長問題を受け、白鵬が公の場で話をするのは初めて。冒頭で「全国の皆さま、相撲を愛する皆さまに、力士代表として心からおわびしたい」と深々と頭を下げて謝罪した。3月の春場所が中止となったことに対し「自分自身にとっても験がいい場所なので、ひと言で言えば非常に残念。心に大きな穴が開いた。体調も悪くなった」と落胆の表情を浮かべた。《共同通信》
【ゴルフ・宮里美香選手】「今年は勝負の年」
昨年の日本女子オープン選手権を制した女子プロゴルフの宮里美香(21)が9日、東京都内で記者会見し、参戦3年目となる米ツアー開幕を前に「今年は勝負の年。米ツアー1勝と、賞金ランキング10位以内に入ることが目標」と抱負を語った。
オフは米フロリダ州で3週間、全身のインナーマッスルを集中的に鍛えたという。「体の使い方が良くなって、疲れを感じなくなった。長距離の移動があるので大事なこと。ラウンド数はこなせていないが、30〜50ヤードのショートゲームはすごく練習したので、期待してもいいかな」と開幕が待ち遠しい様子だった。《共同通信》
【オリックス・金子千尋投手】右肘手術
昨季17勝を挙げ、パ・リーグ最多勝に輝いたオリックスの金子千尋投手(27)が9日、神戸市内の病院で右肘遊離軟骨除去手術を受けた。井筒明裕チーフトレーナーによると骨棘も削り、復帰までに2~3カ月かかる見込み。
金子千は手術から1週間で抜糸を行い、18日ごろにはキャンプ地の沖縄県宮古島市に戻る予定。岡田監督は「中途半端は駄目。これはしょうがない。戻ってきたときにやりがいのある順位にいないと」と話した。
金子千は7日、右肘の違和感を訴えて、検査を受けるために、キャンプ地の宮古島を離れた。《共同通信》
【サッカー・U-22日本代表】クウェートと強化試合
ロンドン五輪出場を目指すサッカー男子のU-22(22歳以下)日本代表は9日、クウェート市で控え組を中心としたクウェート代表と強化試合を行い、0−3で完敗した。
日本は前半42分にCKを得たが、そこからクウェートのカウンター攻撃を浴びて失点。後半にも2失点した。攻撃陣はワントップの永井(名古屋)が孤立し、後半途中からMF宇佐美(G大阪)らを投入したもの得点機をつくれなかった。
日本は12日にU-22バーレーン代表と対戦し、今回の遠征を終える。《共同通信》
【レッドソックス・松坂大輔投手】キャンプ地入り
3シーズンぶりの2桁勝利を目指す米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手が9日、キャンプに備えてフロリダ州フォートマイヤーズに入った。バッテリー組のキャンプが始まる15日までは、球団施設などで自主トレーニングを行う。
ハワイで1月上旬から2月4日まで自主トレを行い、しっかり調整してきた。ボストンに数日間滞在してのフロリダ入りに「ボストンは寒かった。マイナス13度ですよ」と苦笑いしながらも、引き締まった顔つきでメジャー5年目のシーズンへ向け、踏み出した。《共同通信》
【秋葉原無差別殺傷事件】第29回公判
東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告(28)の第29回公判が9日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であり、弁護側は弁論で「責任の重大さを終生考え、苦しみ抜かせることがふさわしい」と死刑回避を求めた。
加藤被告は最終陳述で「今は事件を起こすべきでなかったと後悔、反省している。ご遺族と被害者の方に申し訳なく思っています」と短く述べて謝罪し、結審した。
検察側は前回公判で死刑を求刑している。判決は3月24日に言い渡される。村山裁判長は前回公判で、被告に「次回は意見を言う機会があります。自分なりに言いたいことをまとめておいてもよいのではないかと思います」と伝えていた。
しかし、この日、発言を求められた加藤被告は最終陳述をわずか十数秒で終えた。裁判長が「いいんですか?」と確認すると「はい」と表情を変えないまま答えた。《毎日新聞》
【ロシア・メドベージェフ大統領】北方領土での軍備増強指示
インタファクス通信によると、ロシアのメドベージェフ大統領は9日、北方領土を含む千島列島(クリール諸島)について「わが国の戦略的地域だ」と述べ、ロシアの存在感を高めていく考えを示し、現地での軍備増強を指示した。モスクワ郊外の大統領公邸でのセルジュコフ国防相らとの会談で述べた。
大統領は、千島列島が「ロシアの不可分の領土」と強調、軍備については「安全保障のために十分な、近代的装備でなければならない」と述べた。《共同通信》