平成1556日目

平成5年4月12日(月)

1993/04/12

【皇太子殿下、小和田雅子さん】納采の儀

皇太子さま(33)と小和田雅子さん(29)の結納に当たる「納采の儀」が12日午前、行われた。1月19日の皇室会議で承認された2人の婚約は、これで正式に調ったことになる。今後、小和田家に結婚の日取りを告げる「告期の儀」を経て、6月9日に予定される「結婚の儀」を迎える。

皇太子さまのお使いの菅野弘夫東宮大夫が午前9時、東京都目黒区の小和田家を訪問し、一階応接間で雅子さん、父の外務事務次官恒氏(60)、母の優美子さん(55)と対面。菅野大夫は「天皇、皇后両陛下のおぼしめしを受け、皇太子徳仁親王殿下には本日、小和田雅子嬢に結婚の約をなすため納采を行われます」とロ上を述べ、雅子さんは「謹んでお受けいたします」と答えた。

続いて、菅野大夫は結納品の目録を雅子さんに、手渡し、金びょうぶの前に並べられた絹地5巻、清酒6本、タイ雌雄1対の結納品を披露し儀式を終えた。

菅野大夫は直ちに皇太子さまらに納采の儀の終了を報告した。この後、皇太子さまは皇居に向かい、束帯姿で宮中三殿に婚約成立をご報告。雅子さんも両親とともに皇居へ。宮殿・竹の間で両陛下、皇太子さまにあいさつ。

午後は、両陛下と皇太子さまが宮殿で皇族方や宮沢首相ら三権の長からお祝いを受けられる。

皇太子さまと雅子さんの出会いは昭和61年秋。その後、雅子さんが外務省職員として英国に留学したことなどから交際は5年間中断。昨年夏に再会後、4回の出会いを経て、皇太子さまの熱心なプロポーズを雅子さんが昨年末、受け入れ、平成の新皇室を担うロイヤルカップルが誕生した。雅子さんは3月中旬から皇室行事などを学ぶ「お妃教育」を受けている。

「結婚の儀」は皇居の賢所で行われ、新居は皇太子さまのお住まいの東宮仮御所が充てられる。《共同通信》



【フジ系連続ドラマ・ひとつ屋根の下】放送開始

【中田厚仁さん】帰国の途

カンボジアで選挙監視活動中に凶弾に倒れた国連ボランティア中田厚仁さん(25)の父武仁さん(55)、母敬子さん(50)、妹順子さん(23)の遺族3人が12日午後、中田さんの遺骨を胸に抱きプノンペンを出発、帰国の途に就いた。バンコク経由で13日夕、大阪に到着する。

プノンペン・ポチェントン空港に日本大使館の車で到着した敬子さんは、大きな遺影と白い花を胸に終始うつむきかげん。後に続く武仁さんの手には、白い布で覆われた遺骨箱。日本人の文民警察官7人が並んで敬礼する中、武仁さんらはタイ航空機のタラップを上り、最上段で振り返って頭を下げた。

今川幸雄駐カンボジア大使によると、武仁さんは車中、「子供が親の遺志を継ぐのが普通ですが、私の場合は子供の遺志を親が継いで頑張ろうと思います」と語ったという。《共同通信》

【政界談話室】

○…宮沢首相は12日、前日の「平成維新の会」(大前研一代表)の全国大会に自民党衆院議員が出席した問題について、官邸で記者団から質問され「いいんじゃないの、別に。何か悪いの」と、とぼけてみせた。党からの非公式の出席自粛要請についても「聞いてないな」と知らんぷり。今月初めには「大前ってだれ?」と、政界再編や新党結成含みの動きへの不快感をあらわにした首相だが、梶山執行部の「締め付け」が功を奏して同大会への本人出席が10人にとどまったためか、この日は「政党とは、そんなに簡単にできるもんじゃないんだ」と余裕たっぷりだった。

○…この日、社会党の山花委員長は都議選、総選挙向けポスター用の写真撮影に半日費やし、カメラマンの注文に応じて国会内の前庭や委員長室であれこれポーズをとった。「党の顔」として選挙ポスターに初登場とあって、真剣そのもので、ぎこちなさも。「これでいつ選挙があっても大丈夫」と汗をぬぐったが、自民党の一部にある早期解散論については「解散ありきでなく、まず、この国会で政治改革を実現できるかどうかだ」としながらも「(前回から)もう3年過ぎているし、山花体制の役割は選挙を戦うことだから」と、やはり選挙が頭から離れない様子。《共同通信》



4月12日のできごと