1993 平成5年4月21日(水)のできごと(何の日)

平成1565日目

平成5年4月21日(水)

1993/04/21

【山崎浩子さん】統一教会脱会を決意

昨年8月、統一教会(世界基督教統一神霊協会)の合同結婚式に参加し、今年3月から行方が分からなくなっていた新体操の元五輪選手山崎浩子さんが21日朝、東京・赤坂のTBSに約1カ月半ぶりに姿を見せて記者会見「統一教会の脱会を決めた」などと語った。

山崎さんは会見の冒頭、「長い間ご心配、ご迷惑を掛けて申し訳ありません。すべてが間違いと分かった」とこわばった表情で脱会宣言。行方が分からなくなってからこの日まで「マンションなど3カ所を転々としながら姉や(反統一教会の)牧師らと話し合っていた」と説明した。

会見場のTBSには約400人の報道陣が集まった。TBS側は、統一教会の関係者らが詰め掛ける事態に備え警備員を配置したが、トラブルはなかった。

山崎さんは、ソウルであった合同結婚式に女優の桜田淳子さんらとともに出席し、同教会の教えに基づいて結婚相手の会社員Aさん(29)=東京都世田谷区=と別居生活。3月初め、三重県鳥羽市に住む長姉を訪ねた後に行方が分からなくなり、Aさんが鳥羽署に捜索願を出していた。《共同通信》



【class】シングル「夏の日の1993」発売

【皇太子殿下、小和田雅子さん】ご成婚記念銀貨、白銅貨打ち初め式

皇太子さまと小和田雅子さんのご成婚を記念して発行される5000円銀貨と500円白銅貨の打ち初め式が21日、大蔵省造幣局(大阪市北区)で行われた。

銀貨は純銀製で直径30ミリが、重さ15グラム。白銅貨は銅75%とニッケル25%の合金で直径26.5ミリが、重さ7.2グラムと成分、サイズ、重さとも通常の500円硬貨と同じ。表には銀貨が瑞雲の中を、白銅貨が海原の波の上をそれぞれ羽ばたくツル2羽をデザイン。裏はともに菊の紋章が描かれている。

銀貨は500万枚、白銅貨は3000万枚発行、6月上旬から全国の金融機関で引き換えを始める。一方、5万円の記念金貨(200万枚発行予定)は特別法制定が必要なため、打ち初めは今年夏ごろ、引き換えは同秋ごろとそれぞれご成婚後にずれ込む予定。《共同通信》

【東京外国為替市場】円一時109円台

東京外国為替市場で21日、円は一時、1ドル=109円90銭と初めて110円を突破した。政府は円高是正のため各国協調の道を探る一方、産業界に関し円高差益還元を求める指導の強化に乗り出した。流通業界の一部では消費回復を願う円高セールが始まっているが、全般に差益還元には腰が重い。

特に産業界の要望が強い電力・ガス料金の引き下げに「燃料油の上昇で、為替差益を還元できる状況にない」(電力各社首脳)と反論。電力、ガス料金値下げ問題は政治的判断とも絡んで今後も尾を引きそうだ。《共同通信》

【政界談話室】

○…宮沢首相は21日の衆院政治改革調査特別委で、先の日米首脳会談でのクリントン大統領の印象を聞かれ、「世間でいわれているように非常に若いなあということ」と世代のギャップを感じた様子。これに対し、大統領と同じ46歳の鳩山由紀夫氏は「(政治改革は)若い自分たちが力を発揮しなければならない」と73歳の首相に向かって世代交代の必要を強調。この後、35歳の岩屋毅氏も「首相は戦後政治の立役者で生き証人だ」。「もはや過去の人」と言わんばかりの身内の自民党委員からの発言に、首相も苦笑い。

○…社会党の赤松書記長はこの日、都内で講演。党書記局の職員旅行を話題にして「希望を聞くと、若い人は年寄りと行きたくないと言い、年寄りは皆一緒に行こうと言う」と紹介。結局、全員で行けるのは党委員長が訪問したことのない韓国ということで希望が一致したとか。ところが赤松氏は「韓国はまずい。年寄りも若者も楽しめるハワイにしようと提案した」と強調。「選挙前はいくら何でも無理だから、終わったらすぐに」と付け加えていたが、「総選挙に勝ってハワイに行こう」は夢のまた夢?《共同通信》

【宮沢喜一首相】連用制への論評避ける

衆院政治改革調査特別委員会は21日午前、宮沢首相と村田自治相の出席を求め、政治改革に関する対政府質疑を行った。午前は、自民党の奥野誠亮、園田博之、鳩山由紀夫の3氏が質問に立った。

奥野、園田両氏が政権交代に対する見解を求めたのに対し、首相は「仮に(政権交代が)あっても日本の政治の基軸が大きく揺れる危険は少なくなった」と指摘。さらに「互いに政権をかけて政治をやる緊張感が極めて大事なことだ」と述べ、新たな選挙制度については民意を集約しやすい小選挙区制を基本とする制度が望ましいとの考えを強調した。

政治改革推進協議会(民間政治臨調)が提示した比例代表連用制について首相は「書類は読んだが、直接話を聞いていないので、批評は申し上げないことにしたい」と論評を避けた。《共同通信》

【宮沢喜一首相】“ひらり”と歓談

首相が芸能人、文化人を招待する恒例の「芸術文化関係者との懇親のつどい」が21日、首相官邸中庭で開かれ、作家の橋田寿賀子さんや朝のNHK連続テレビドラマで人気者になった女優の石田ひかりさんら約1200人が出席した。

宮沢首相は公約である生活大国づくりに絡め「芸術、文化にかかわる皆さんの力で、国民の生活を豊かにしていただきたい」とお願いを込めてあいさつ。この後、首相は出席者の間を回り歓談したが石田さんには「ひらり、は、もう終わったんですか」と質問。石田さんが緊張気味の表情で「おかげさまで無事終了しました」と答えると「大成功で良かったですね」とねぎらっていた。

首相の印象を聞かれた橋田さんは「お人柄が良く、私は好きですが、あまり気を使い過ぎるんじゃないですか。もう少し強引でも良いのでは」と注文。過激なファッションで「知られる作家の志茂田景樹さんは「(首相は)かわいいじゃない」と“カゲキ発言”も。《共同通信》

【神戸市立王子動物園】金絲猴の赤ちゃん誕生

孫悟空のモデルといわれ、神戸市立王子動物園で中国との共同研究のため飼育が続けられている中国の珍しい猿「金絲猴」(きんしこう)の雄、壮壮(チャンチャン)と雌、雯雯(ウエンウエン)のカップルに21日、赤ちゃんが誕生した。中国以外での繁殖が成功したのは初めてで、動物園側は「待望の赤ちゃんが生まれ感激。来週にも一般公開する」と話している。

金絲猴は中国の高山地帯に生息。全身を金色の毛に覆われて、中国でも第一級の保護動物で、全土で85匹しか飼育されていないという。

赤ちゃんは、体長約25センチ、体重は推定約550グラム。親とは違い毛は灰色がかった茶色で、母親の雯雯にずっと抱かれ、時折「フーン、フーン」と鳴きながら乳を吸っているという。性別はまだ分かっていない。

動物園側は「期限が来れば親子とも中国に返さなければならないが、何とか日本でこのまま飼育できるよう関係者に働き掛けたい」と話している。《共同通信》



4月21日のできごと

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