平成8065日目

2011/02/06

この日のできごと(何の日)

【名古屋トリプル投票】大村、河村両氏が当選

「トリプル投票」として注目を集めた名古屋市長選と愛知県知事選が6日投開票され、市長選は政治団体「減税日本」公認の前職河村たかし氏(62)が再選、知事選は河村氏と連携する前衆院議員大村秀章氏(50)が初当選した。同市議会解散の賛否を問う住民投票は賛成が過半数を占め、出直し市議選が3月に実施される見通し。

菅再改造内閣発足後、初の大型地方選で、「民主党王国」と呼ばれる名古屋市と愛知県での推薦候補2敗は菅直人首相に大きな打撃。4月の統一地方選を前に、河村氏の減税日本や、橋下徹大阪府知事が率いる「ローカルパーティー大阪維新の会」などの「首長新党」は、既成政党への不満の受け皿として存在感を増した。《共同通信》

「どえりゃあ面白い名古屋にする」-。6日、投開票された愛知県知事選と名古屋市の出直し市長選、市議会解散の賛否を問う住民投票で「3戦全勝」を果たした大村秀章氏(50)と河村たかし氏(62)は、自らが率いた地域政党の勝利の意義を改めて強調した。有権者が既成政党に「ノー」を突きつけた“中京の乱”は、4月の統一地方選にも影響を与えそうだ。

投票終了直後の午後8時すぎ、報道各社が河村、大村両氏側の「完全勝利」を速報すると、名古屋市内にあるそれぞれの選挙事務所では、詰めかけた支持者らが歓声を上げた。

中日ドラゴンズの帽子をかぶって登場した河村氏は「どえりゃあ面白い名古屋にする。名古屋の名物は手羽先だけじゃない。民主主義を名物にする」と独特の語り口で声を張り上げ、「議会は選挙で示された市民の明確な民意を受け止めにゃあいかん」と、圧勝を背景に強気の“河村節”を炸裂させた。 自転車で街中を駆け巡って「改革」をアピールしてきた河村氏。“戦友”の自転車にまたがり、衆院議員時代から恒例の支援者にバケツで水を掛けられるパフォーマンスを披露。真冬にもかかわらず、8杯を一気にかぶり、喝采を博した。

大村氏も事務所で支持者とバンザイ。「今日、日本の歴史が変わりました」と絶叫した。 それぞれの事務所で支持者と喜びを分かち合った両氏は、共同会見場となった名古屋市内のホテルで合流。肩を抱き合いながらがっちりと握手を交わした。

会見で河村氏は、今後の出直し市議選、県議選を「桶狭間の戦いと同じくらい価値がある」と表現。地域政党「減税日本」で市議会での過半数獲得を目指す意向を強調する一方で、将来的な首相への意欲もチラリ。大村氏は「どえりゃあ面白いことができる総本山にしたい」と話した。 両者はまた、中京都創設などを掲げた「アイチ・ナゴヤ共同マニフェスト(選挙公約)」実現に向け、市・県と民間による「中京独立戦略本部」を近く発足させる方針を明らかにした。

県民税・市民税の10%恒久減税や、県と市を一体的に強化する「中京都構想」を掲げてタッグを組んだ両氏。河村氏は「減税日本」、大村氏は「日本一愛知の会」という地域政党を立ち上げ、既成政党と対峙。河村氏は、大村氏の応援でたびたび名古屋市外にも足を運ぶ余裕もみせた。

一方、県内で国会議員24人を擁して「王国」を築いてきた民主。しかし知事選、名古屋市長選に完敗、県政、市政とも「野党」に転じることとなった。名古屋市長選で河村氏に敗れた前衆院議員の石田芳弘氏(65)は6日夜、健闘をたたえる拍手に迎えられながら、名古屋市中区の事務所に到着。「市議がヒール役(悪役)、自分がその代表ととらえられてしまった」と悔しさをにじませた。《産経新聞》

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【丸亀国際ハーフマラソン】

香川・丸亀国際ハーフマラソンは6日、香川県立丸亀競技場発着の男女同時スタートで行われ、女子は2006年大会で現在の日本記録をマークした福士加代子(ワコール)が1時間9分0秒で4大会ぶり3度目の優勝を果たした。

小原怜(天満屋)が1時間10分50秒で3位に入った。男子はサムエル・ドゥング(愛知製鋼)が1時間0分55秒で制し、宇賀地強(コニカミノルタ)が3秒差の2位。大会記録を持つメクボ・モグス(アイデム)は終盤失速して3位だった。《共同通信》

【別府大分毎日マラソン】

今夏の世界選手権(大邱=韓国)男子代表選考会を兼ねた別府大分毎日マラソンは6日、大分市高崎山うみたまご前をスタートして大分市営陸上競技場にゴールするコースで行われ、37歳のアハメド・バダイ(モロッコ)が2時間10分14秒で初優勝した。2009年世界選手権マラソン代表の前田和浩(九電工)が自己ベストを更新する2時間10分29秒で日本人トップの3位となった。

前日本記録保持者の藤田敦史(富士通)は5位、油谷繁(中国電力)は13位だった。今大会は日本勢最上位が代表に決まる対象レースではない。

バダイは25キロすぎで2位のダニエル・ジェンガ(ヤクルト)と抜け出して日本勢を引き離し、終盤の一騎打ちを制した。

30年ぶりに門戸が開かれた女子は、望月千幸(キヤノンアスリートクラブ九州)が2時間39分57秒で勝った。《共同通信》

【サッカー・長友佑都選手】新天地デビュー

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)で6連覇を狙うインテル・ミラノに加入したばかりの日本代表DF長友佑都が6日、ホームでのローマ戦で4−1の後半30分から出場し、左サイドバックで新天地デビューを果たした。試合は5−3で勝った。

長友は先制点を決めたオランダ代表のスナイダーと交代してピッチに立った。左サイドを攻め上がって好クロスを送ったが、得点には結び付かなかった。長友が出場してから1人少ない相手に2失点したチームは、終了間際にダメ押しした。

1月31日にセリエAのチェゼーナから期限付きで移籍した長友は3日のバリ戦でベンチ入りしたが、出番はなかった。同じ左サイドバックのキブが4試合の出場停止となったため、初出場の可能性が高まっていたが、先発はサネッティだった。《共同通信》

【サッカー・宮市亮選手】欧州デビュー

サッカーのオランダ1部リーグでFW宮市亮が加入したフェイエノールトは6日、アウェーでDF安田理大が所属するフィテッセと対戦し、18歳の宮市は3トップの左でフル出場し、欧州デビューを果たした。安田も左サイドバックで3試合連続でフル出場した。試合は1−1で引き分けた。

宮市は試合序盤、クロスを頭で合わせたシュートを放ち、その後もドリブルで積極的に攻撃を仕掛けた。得点こそ奪えなかったが、初戦からいい動きを披露した。

愛知・中京大中京高3年の宮市はイングランド・プレミアリーグのアーセナルと長期契約を結んだ後、今季終了までの期限付きでフェイエノールトに移籍した。《共同通信》

【サッカー・岡崎慎司選手】シュツットガルトに合流

サッカーのドイツ1部リーグ、シュツットガルトに移籍した日本代表FW岡崎慎司が6日、ドイツのシュツットガルトでチーム練習に本格的に合流し、ミニゲームで得点を挙げて軽快な動きを見せた。岡崎は生き生きした表情で「新鮮で刺激がある。体が動けばもっとできると思う」と話した。

チームはリーグ下位に低迷し、岡崎の得点力に期待が懸かる。ラバディア監督は「キープ力もあり、(守備陣の)裏も取れる。ニュルンベルク戦で結果を出してくれる選手だと信じている」と話し、ホームで行われる12日のニュルンベルク戦で起用する考えを示唆した。《共同通信》

【日本相撲協会】本場所を無期限中止

日本相撲協会は6日、東京・両国国技館で臨時の理事会と評議員会を開き、八百長問題の影響で、3月13日から大阪府立体育会館で開催する予定だった大相撲春場所の中止を決定した。放駒理事長(元大関魁傑)は記者会見で「うみを出し切るまでは、土俵上で相撲をお見せすることはできない」と述べ、特別調査委員会の調査が完了するまで本場所を無期限で開催しない方針を示した。

本場所が中止となるのは、戦争で被災した国技館の修復遅れを理由とした1946年夏場所以来、65年ぶり2度目。不祥事による中止は初めて。

放駒理事長は「長い相撲の歴史で最大の汚点」と話し、謝罪した。八百長問題という角界の根幹を揺るがす不祥事を抱えながらの開催はファンの理解を得られないことや、特別調査委による実態解明が途上にあることを春場所中止の理由に挙げた。自身の責任問題については「今は問題解決に力を注ぐだけ」と、現時点での辞任を否定した。《共同通信》

【タイ、カンボジア】3日連続で交戦

カンボジア政府当局者によると、同国北部のヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」周辺のタイとの国境付近で6日夜、両国軍が交戦した。交戦は4日から3日連続。死傷者の有無などは不明。

両国軍は5日に続いて6日にも現地司令官らによる協議を開き、これ以上の衝突を回避することを申し合わせたばかりだった。

東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国インドネシアのマルティ外相が7日にカンボジア、8日にタイを訪問し仲裁の可能性を探る予定だが、両国の対立は根深く、緊張緩和に向かうかどうかは予断を許さない。

両国軍は6日の協議で、双方が部隊を元の位置まで戻すことや現場レベルでの協議継続、現場周辺から避難している住民たちを帰還させることなどで一致していた。《共同通信》

【米・オハイオ州】大学生らに向け銃乱射

米オハイオ州東部ヤングズタウンの州立大近くで6日未明、パーティーをしていた大学生らに向けて銃が乱射され、男子学生(25)が死亡、学生6人を含む11人が負傷した。捜査当局は殺人容疑などで20代前半の男2人を逮捕、訴追した。AP通信などが報じた。

警察によると、現場はキャンパス近くの建物で、学生組織によるパーティーが行われ、50人以上が参加していた。容疑者の2人が他の参加者と口論になり、会場を一度去った後、戻ってきて、建物の外から短銃を乱射。死亡した男性は、頭部などに複数銃弾を受けた。口論の内容などは不明。

CNNテレビによると、負傷した11人は17〜31歳で病院に運ばれたが、8人は退院しているという。

銃器が氾濫する米国では、発砲による死傷事件が後を絶たない。1月にはアリゾナ州トゥーソンで、民主党のガブリエル・ギフォーズ下院議員らを狙って男が銃を乱射、連邦判事や9歳の女児ら6人が死亡、ギフォーズ議員ら13人が負傷する事件が起きたばかり。《共同通信》



2月6日 その日のできごと(何の日)