平成8066日目

2011/02/07

この日のできごと(何の日)

【この日の菅直人総理】

北方領土返還要求全国大会

北方領土問題の早期解決を訴える「北方領土返還要求全国大会」が7日昼、東京都千代田区の九段会館で開かれ、菅直人首相、前原誠司外相のほか、元島民や国会議員、自治体関係者ら約1400人が参加した。

菅首相はあいさつで、昨年11月のロシアのメドベージェフ大統領の国後島訪問について、「許し難い暴挙だ」と批判。領土返還に向け、「引き続き強い意志を持って、交渉を粘り強く続けていく。頑張ります」と訴えた。

北方領土をめぐっては、メドベージェフ大統領以外にも、今月4日にはセルジュコフ国防相が択捉島と国後島を訪れるなど、ロシア高官の訪問が相次いでいる。

7日は「北方領土の日」で、領土返還への要求運動を全国的に展開するため制定された。政府や地元北海道を含む官民の関係団体によって毎年、全国大会が開催されている。《産経新聞》

平成23年2月7日、菅総理は都内で開催された平成23年北方領土返還要求全国大会に出席しました。

本大会は、政府と元島民、返還運動団体等の関係者が一堂に会し、北方領土返還要求運動が一層幅広く発展することを願うとともに、北方領土の早期返還を求める固い決意を内外に表明するものとして、昭和56年以来、毎年2月7日の「北方領土の日」に東京で開催されています。

菅総理はあいさつで、「私としては、これまで日本、ロシア両国の間の諸合意、諸文書を基礎に、北方四島の帰属の問題を最終的に解決して平和条約を締結するという基本方針に従い、引き続き、強い意思を持ってロシアとの交渉を粘り強く進めていく考えであります。
また、北方領土問題は国民全体の問題であり、あらゆる情報、あらゆる知恵を集め、それをもとに問題解決に当たっていかなくてはなりません。
北方領土問題が未解決のまま、既に66年が経過しようといたしております。元島民の皆様方、今日も多く御出席をしておられますけれども御高齢となられており、何としても、皆様がお元気なうちに、問題の解決を図りたい。改めて強く決意をいたしたところであります。
北方領土返還要求運動が全国的な運動として、今後更に一層強力に推進され、そして政府としてのロシアとの交渉の大きな後押しの力をいただきますよう、心からお願いを申し上げます。」と述べました。《首相官邸》

記者ぶらさがり

菅直人総理(代表)は7日、首相官邸で記者から、北方領土問題の解決に向けての総理の考えを聞かれ、「4島の返還を受けた後、平和条約を結ぶとの考えを基本として、問題解決に全力を尽くす」と答え、従来の日本政府の方針に変更はなく、北方領土返還に向けて取り組んでいく姿勢をあらためて強調した。

また、子ども手当について枝野官房長官が、「全額国費でやる方向に持っていくのが望ましい」との考えを示したことについて、菅総理は、「まずは、来年度の子ども手当実現が第一だ。その後地方自治体とは協議していくことになる」との考えを示した。

愛知県知事選、名古屋市長選等の結果については、「結果を踏まえ、しっかりと分析、精査していく」と菅総理は答えた。《民主党ニュース》

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【ソフトボール女子日本代表】新監督に宇津木麗華氏

日本ソフトボール協会は7日、女子日本代表の新監督に、元日本代表主将で日本リーグのルネサスエレクトロニクス高崎の監督としても実績を残した宇津木麗華氏(47)の就任が決まったと発表した。2008年北京五輪で金メダルに導いた斎藤春香監督は優勝した昨年11月の広州アジア大会が区切りとなっていた。

中国出身で1995年に日本国籍を取得した宇津木氏は、選手として2000年シドニー、04年アテネ両五輪に出場。ルネサスエレクトロニクス高崎の監督就任後は08年と09年に日本リーグ、全日本総合選手権、国体で3冠達成などと手腕を発揮してきた。《共同通信》

【建山義紀投手】渡米

日本ハムからフリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグ、レンジャーズに移籍した建山義紀投手(35)が7日、米国へ出発した。渡米を前に成田空港で取材に応じ「立場を約束されているわけではないので、競争に勝ち抜かないと。キャンプからアピールしたい」と抱負を語った。

建山は右横手の救援として通算438試合に登板し、35勝43敗27セーブ。昨季終了後にFA宣言し、昨年ア・リーグを制したレンジャーズと1年契約を結んだ。

大阪・東海大仰星高の同期生、上原浩治投手(オリオールズ)からは、ストライクゾーンの違いなどについて助言を受けたという。メジャー挑戦へ向けて「自信を持ちながら、不安をはねのけたい。向こうには少ないタイプ。テンポよく、今まで通りの投球をしたい」と意気込みを口にした。《共同通信》

【フットボーラー・オブ・ザ・イヤー】

全国のサッカー担当記者の投票による2010年度のフットボーラー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)に、日本代表のMF本田圭佑(CSKAモスクワ)が初選出された。東京運動記者クラブのサッカー分科会が7日、発表した。

本田は昨夏のワールドカップ(W杯)で2得点するなど日本の16強入りの原動力となり、1月のアジア・カップ優勝にも貢献。有効投票202票のうち、75票を集めた。

2位は主将として名古屋をJリーグ初制覇に導いたGK楢崎正剛で33票。3位はドイツ1部リーグのドルトムントで活躍するMF香川真司と、W杯で日本の守備を支えたDF田中マルクス闘莉王(名古屋)が22票で並んだ。《共同通信》

【岡本ホテル事件】元会長ら逮捕

静岡県熱海市などで旅館を経営する「岡本ホテルグループ」がリゾートクラブの会員を募り、違法に資金を集めたとされる事件で、警視庁組織犯罪対策4課などは7日、同グループの元オーナー、A容疑者(59)=神戸市中央区=ら3人を組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕した。

同課によると、同容疑者らは預託金名目で全国の約8千人から約二百数十億円を集めたとみられ、資金の一部は暴力団に流れていた疑いもある。資金の大半は返金されておらず、同課は預託金商法に実体が無かったとみて全容解明を進める。

逮捕容疑は2009年9月~10年5月、横浜市の不動産賃貸業の50代の男性ら約80人から、会員制リゾートクラブ「岡本倶楽部」の預託金名目で、現金計約3億円をだまし取るなどした疑い。《日経新聞》

【宮崎県】鳥インフル11例目

宮崎県は7日、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性となった宮崎市高岡町の養鶏農場の鶏を詳細検査した結果、高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されたと発表した。今冬の養鶏農場での発生は県内11例目、国内15例目。県は同日、約200人態勢でこの農場の鶏約3万3千羽を殺処分。農場から半径10キロメートル圏内で、鶏や卵の移動を禁止する制限区域も設定する。

県によると、この農場では5日に60羽、6日に77羽が死んでいるのが見つかり、6日の簡易検査で3羽が陽性となった。

宮崎市内では、1月22日に県内初の感染例が確認され、2月1日にも今回の農場から約2.5キロメートル離れた農場で鶏の感染が確認された。《共同通信》

【陸山会事件】初公判

小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた衆院議員・石川知裕被告(37)ら元秘書3人の初公判が7日午前、東京地裁(登石郁朗裁判長)で始まった。石川議員らは、いずれも起訴内容を否認して無罪を主張した。検察側は、ゼネコンからの裏金提供が虚偽記載の動機になったと指摘した。

石川議員の他に同罪に問われたのはA(49)、B(33)の両被告。

罪状認否で石川議員は「小沢議員から借用した4億円の記載がないとされているが、私としては記載したつもりだ」と述べた。A元秘書は、西松建設によるダミー政治団体を介した違法献金事件でも同罪に問われ進行中だった公判に今回の土地取引事件が加えられたが「収支報告書の作成は石川氏やB氏がすべて行っており、内容はまったく知らなかった」と両事件について無罪を主張した。B元秘書も「虚偽記載にはあたらない」と話した。石川議員とA元秘書は裏金授受について、「そのような事実は断じてない」と強調した。《朝日新聞》

【桜島・南岳】爆発的噴火

鹿児島市の桜島・南岳山頂火口で7日、午前8時5分と同9時16分に小規模な爆発的噴火があった。南岳山頂火口での爆発的噴火は2009年10月3日以来、約1年4カ月ぶり。

鹿児島地方気象台によると、1回目の爆発では噴煙が火口縁から約2千メートルの高さまで、2回目は約1700メートルまで上がった。噴石は火口から8合目付近までの範囲で確認された。噴火警戒レベルは入山規制のレベル3を継続する。

桜島は昨年、爆発的噴火の回数が896回と年間最多を更新したが、全てが南岳山頂火口の東約500メートルにある昭和火口の爆発だった。《共同通信》

【霧島連山・新燃岳】国の支援チーム、避難計画策定へ

霧島連山・新燃岳の噴火活動が続いているのを受けて政府の支援チームが7日、宮崎県入りし、河野俊嗣知事や高原町の日高光浩町長と会談した。火山活動がさらに活発化した場合や土石流の発生に備え、住民の避難計画の策定などを急ぐ考えを示した。

リーダーの越智繁雄内閣府参事官は河野知事に「住民を安全、円滑に避難させる計画づくりに最善を尽くしたい」と強調。河野知事は「噴火活動がどれだけ続くか分からず、宮崎は避難計画が整っていない面もあるので、指導いただきたい」と話した。

続いて宮崎県高原町を訪ね、日高町長からこれまでの経緯や避難状況などの説明を受けた。越智参事官は会談後「要援護者や避難経路の状況などを地元の協力を得て進めたい」と話した。

チームは内閣府や気象庁、農林水産省など各省庁の職員約10人で構成。宮崎、鹿児島両県の避難計画の策定や、降灰の除去計画づくりを支援する。国や両県、市町村で設置した「霧島火山防災連絡会」や学識経験者と連携し、約1カ月をめどに計画をまとめる予定。《共同通信》

【カンボジア、タイ】4日連続で交戦

カンボジア軍当局者によると、同国北部のヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」周辺のタイとの国境付近で7日朝、両国軍が交戦した。交戦は4日から4日連続。両国軍は現場司令官レベルでの協議を連日行っているが、戦闘に歯止めがかかっておらず、事態は極めて深刻化している。

東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国インドネシアのマルティ外相は7日にカンボジア、8日にはタイを訪問し仲裁に当たる予定。だが両国は相手側が先に攻撃してきたと主張しており、緊張緩和につながるかどうかは不透明だ。

カンボジアのフン・セン首相は6日夜、国連安全保障理事会議長宛てに書簡を送り、タイの攻撃をやめさせるため、安保理の緊急会合を開くよう要請した。《共同通信》

【コブラゴールド】開会式

東南アジア最大級の多国間軍事演習「コブラゴールド」の開会式が7日、タイのチェンマイで行われた。冷戦時代の1982年にインドシナ半島の共産圏拡大阻止を目的に米軍とタイ軍の合同演習として始まったコブラゴールドは今年で30回目。目的も平和維持活動に変容し、日本のほかインドネシアなど地域の主要国が参加するようになった。

昨年の韓国に続き、今年はマレーシアが初めて加わり、参加国は計7カ国に拡大。日本の自衛隊の数十人を含め、計約1万1千人がチェンマイなどタイ北部を中心に、18日まで行われる平和維持活動の指揮所訓練などに参加する。

一方、南シナ海などで軍事活動を活発化させる中国も、米国に対抗する形で同様の多国間演習を実施するとの観測が出ており、日米などは「地域安全保障の主導権確保をもくろむ動き」ではないかと警戒している。《共同通信》

【ジュリアン・アサンジ容疑者】英国外への移送を拒否

スウェーデンでの性犯罪容疑で英国で逮捕され保釈中の内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」創設者、ジュリアン・アサンジ容疑者(39)をスウェーデンに移送することの是非を判断するための本格審理が7日、ロンドンの裁判所で行われ、容疑者側は移送を拒否した。

ウィキリークスによる米外交公電の公表を受け、米当局はアサンジ容疑者の刑事責任を追及する構え。米国移送につながりかねないスウェーデンへの移送の阻止を目指す同容疑者の法廷闘争は、正念場を迎えた。

アサンジ容疑者側はこの日、容疑をあらためて否認。その上で(1)スウェーデンの次には米国に移送され(テロ容疑者を収容する)グアンタナモ米海軍基地に送られる可能性がある(2)スウェーデン当局が求めている尋問には、英警察などを通じて回答が可能(3)性犯罪をめぐるスウェーデンの裁判は非公開で公平ではない―などと主張、移送を拒否した。《共同通信》



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