平成8033日目
2011/01/05
この日のできごと(何の日)
【シー・シェパード】調査捕鯨を妨害
水産庁は5日、日本の調査捕鯨活動の妨害を目指す反捕鯨団体「シー・シェパード」の船が同日、南極海で日本の調査捕鯨船団に対して妨害活動をしたと発表した。船体の損傷やけが人はないという。
シー・シェパードは1日にも、南極海で船団に瓶を投げ付けるなどの妨害活動をしていた。今季調査での妨害活動は2回目。
水産庁によると、日本時間の5日午後5時ごろから同6時40分ごろまで、約20人が乗った船団の第2勇新丸にランチャーで着色弾を発射したり、瓶のようなものを投げ付けたりした。妨害は複数回にわたったが、被弾はなかった。
ほかにも船のプロペラに絡ませることを狙って、ワイヤ付きロープを海中に投入。妨害は約1時間40分続き、その後は、妨害することなく並走する状態が続いた。
シー・シェパードの船は2隻で、このうち妨害してきたのは新しい船の「ゴジラ号」という。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【築地初競り】戸井産クロマグロ、3249万円で落札
東京都中央区の築地市場で5日早朝、新春恒例の初競りが行われた。生鮮マグロ売り場では、北海道・戸井産の342キロの大物が、記録の残る99年以降最高値の3249万円(1キロ当たり9万5000円)で競り落とされた。これまでの最高値は01年の青森・大間産の2020万円(1キロ当たり10万円)。青森県産以外のマグロが築地市場の初競りで最高値を付けたのも99年以降初めてという。《毎日新聞》
【サッカー・全国高校選手権】第5日
サッカーの全国高校選手権第5日は5日、千葉市のフクダ電子アリーナなどで準々決勝を行い、流通経大柏(千葉)が3大会ぶりの、滝川二(兵庫)が7大会ぶりの、久御山(京都)は初の、立正大淞南は島根県勢として初の4強入りを決めた。8日の準決勝は東京・国立競技場で、流通経大柏―久御山、立正大淞南―滝川二を行う。
3大会ぶりの優勝を狙う流通経大柏は前回王者の山梨学院大付に2−1で逆転勝ちした。滝川二は日章学園(宮崎)に3−0で快勝した。
久御山は前回4強の関大一(大阪)を、立正大淞南は西武台(埼玉)を、ともにPK戦で破った。京都府勢の4強入りは18大会ぶりとなった。《共同通信》
【全国高校ラグビー大会】第6日
全国高校ラグビー大会第6日は5日、東大阪市の花園ラグビー場で準決勝を行い、2大会連続3度目の優勝を狙う東福岡(福岡第1)と初優勝を目指す桐蔭学園(神奈川第2)のAシード勢が8日の決勝に進んだ。前回大会決勝と同じ顔合わせとなった。
東福岡は6トライを奪い、Bシードの関西学院(兵庫)に42-7で快勝した。Aシード校同士の対戦は桐蔭学園が大阪朝鮮高(大阪第1)を21-10で下した。桐蔭学園は6点差に詰め寄られた後半にFB松島が自陣ゴールライン付近からの独走トライで突き放した。
決勝は8日午後2時5分にキックオフされる。《共同通信》
【体操・内村航平選手】コナミ入社
コナミグループは5日、体操男子のエースで世界選手権個人総合2連覇を達成した内村航平が3月の日体大卒業後に入社すると発表した。同じ日体大で内村とともに昨年の世界選手権に挑んだ山室光史も入る。
内村はもう一つの候補だった日体大大学院へは進まず、新たな環境で団体総合と個人総合の金メダルを目標にする2012年ロンドン五輪を目指す。
コナミは名門の大和銀行、大翔会を継いで03年に発足。全日本社会人選手権を2連覇中で、昨年の世界選手権には代表の半数の3人を送り出した。内村と年齢の近い有力選手が多いという環境も決め手になった。《共同通信》
【サッカー・澤穂希選手】INACに移籍
サッカー女子のなでしこリーグ1部のINACは5日、同リーグの日テレから日本代表MF沢穂希(32)の移籍が決まったと発表した。
沢は日本代表のエースとして3度の五輪に出場。日本代表では通算159試合に出場し、75点を挙げている。なでしこリーグでは通算225試合で138点。米女子プロリーグ(WPS)のフリーダムに所属した後、昨年11月に古巣の日テレに復帰したばかりだった。
INACは1日に決勝が行われた全日本女子選手権で初優勝を飾った。
また、FW大野忍(26)、DF近賀ゆかり(26)、MF南山千明(25)も日テレから移籍することが発表された。《共同通信》
【ドジャース・黒田博樹投手】古巣広島の本拠地で始動
米大リーグ、ドジャースの黒田博樹投手が5日、古巣広島の本拠地のマツダスタジアムでことし初のトレーニングを行った。約1時間半、ウエートトレーニングやキャッチボールなどで軽く体を動かし「気持ち良く練習をスタートできた。新しい一年が始まるとわくわくする」と笑顔で話した。
昨季はローテーションを守り続け、米大リーグでは自己最多となる11勝をマーク。1年契約でのドジャース残留を決めた黒田は「去年のように一年間安定した投球ができれば」と抱負を語った。《共同通信》
【マリナーズ・イチロー外野手】自主トレを公開
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が5日、神戸市のスカイマークスタジアムで自主トレーニングを公開し、今季への思いなどを語った。
「極端にいうと(いつまで)生きているかどうか分からない。好きなものは先に食べるというところは、もっと鮮明になっていくでしょう」。持ち味の積極姿勢はこれまで通りという。独特の言い回しも変わらなかった。
練習は約2時間。遠投は既に100メートルを優に超え、フリー打撃では力強い打球を連発した。普段と比べて左方向への柵越えが目立ったことに、イチローは「遊びですよ。風がよかったし」と余裕の笑みだ。
専属の打撃投手も「この時期にこれだけ思い切りバットを振れている選手はいない」と、あらためて感心した。開幕まで約3カ月。今年10月で38歳になることを考えれば、驚異的な体の切れだろう。
史上初の10年連続200安打に象徴されるように、昨季までの10シーズンで日米球界に与えた衝撃は大きかった。今後、イチローはどこまで現在の高レベルを保っていけるのか。次の10年への興味、期待を抱かせるという意味で、印象的な一日となった。《共同通信》
【阪神・金本知憲外野手】自主トレを公開
阪神の金本知憲外野手が5日、広島市内のスポーツジムで自主トレーニングを公開した。日本ハムの中田翔内野手らと下半身の強化メニューで汗を流し「正直、悲愴感はあるが、明るく前向きにやりたい」と意気込みを話した。
昨季は右肩の故障に苦しみ、4月に連続試合フルイニング出場が1492試合で止まった。成績も打率2割4分1厘、16本塁打にとどまり、クライマックスシリーズのファーストステージ第2戦では出番すらなかった。そんなシーズンを「真っ黒に濁った水みたいだった」と振り返る。
現在も肩の状態は思わしくない。「上半身は全くトレーニングできていない」と言い「キャンプまでには何とかネットスローやスイングができるようにしたい」と目先の目標を掲げた。
しかし、リーグ優勝、そして日本一を目指すチームにとって主砲の復活は待望だ。20年目のシーズンへ向け、金本は「とにかく肩を治して昨年の暗さを晴らし、個人もチームも明るい一年にしたい」と、努めて前向きに決意を口にした。《共同通信》
【プロ野球・日本ハム】ユニホーム変更へ
日本ハムの藤井球団社長は5日、今季からユニホームを変更する方針を明らかにした。本拠地を置く北海道により密着したデザインとすることが狙いで、藤井社長は「真なる道民球団として戦うため」と説明した。
白を基調としたホーム用のユニホームはほぼ変わらないが、グレー色のビジター用は上下ともに一新され、胸のロゴに「HOKKAIDO」の文字を加えるという。帽子とヘルメットは、これまでファイターズの頭文字を取って「F」としていたものを、北海道の「H」とする。
新ユニホームの発表は今月末になる予定。《共同通信》
【プロ野球・ソフトバンク】アレックス・カブレラ内野手を獲得
ソフトバンクは5日、前オリックスのアレックス・カブレラ内野手(39)=185センチ、100キロ、右投げ右打ち=を獲得したと発表した。2年契約で背番号は42。オフは国内フリーエージェント(FA)宣言した内川聖一外野手、細川亨捕手に続く大型補強となった。
カブレラは2001年に西武に入団し、02年にはプロ野球タイ記録の55本塁打をマーク。08年からはオリックスでプレーし、通算346本塁打、911打点。小林至編成・育成部長は「強力なホークス打線の主軸の一人となって活躍することを期待している」とコメントした。《共同通信》
【第25回日本ゴールドディスク大賞】授賞式
CDなどの売り上げに基づいて選ばれる第25回日本ゴールドディスク大賞(日本レコード協会主催)の授賞式が5日、東京都内で開かれ、邦楽部門の大賞に当たる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に人気グループ嵐が2年連続で選ばれた。洋楽部門は、アルバムと音楽配信で売り上げを伸ばした米国の歌手レディー・ガガさんだった。《共同通信》
【和歌山県】全国最後のタクシー禁煙化
和歌山県内のほぼすべてのタクシーが5日から全面禁煙になった。タクシーの禁煙化はここ数年全国で進んだが、和歌山だけ実施していなかった。
禁煙にするのは、県タクシー協会(80社、1745台)と県個人タクシー協同組合(66台)。窓に「禁煙車」のステッカーを貼ったり、車内に中づり広告を掲げたりして乗客に呼び掛ける。
県タクシー協会はこれまで、客が離れるとの懸念から禁煙に踏み切っていなかった。タクシー乗り場を禁煙車と喫煙車に分ける「分煙」も検討したが、全国に広がるタクシー禁煙の流れに合わせることにした。
法人タクシーの事業者団体「全国乗用自動車連合会」(東京)によると、北海道や長崎県は地区ごとに禁煙を進めており、そのほかの都府県は既に全面禁煙している。
県タクシー協会の西村芳通専務理事は「マナー向上に徹底して取り組みたい」と話している。《共同通信》
【青森大】実態ない留学生122人除籍
青森大(青森市)が2008〜10年度、通学実態のない留学生計122人を除籍処分にしていたことが5日までに分かった。仙台入国管理局は就労目的の偽装留学とみて国外退去を求め、大半がすでに出国した。
同入管によると、ほとんどは中国人で、うち約9割が首都圏や愛知県、北海道の飲食店などで働いていたという。同入管総務課は「学生減を補おうと急に留学生を受け入れ、出欠確認などがおろそかになったのだろう」と指摘。
同入管が2008年、留学生の在留資格の延長を審査した際、通学せず県内にも住んでいない学生がいることが発覚。学費などの支払いを担保する書類を偽造したケースもあった。
青森大は「休暇期間中でコメントできる職員がいない」としている。《共同通信》
【くじけないで】100万部突破
柴田トヨさん(99)の詩集「くじけないで」の発行部数が100万部を突破すると、発行元の飛鳥新社が5日、発表した。同社によると、柴田さんは92歳から詩を作り始め、昨年3月、初の詩集となる同書を刊行。日々の生活や家族への思いをつづり、中高年を中心に反響を呼んだ。《共同通信》
【ムクタダ・サドル師】イラクに帰国
ロイター通信などによると、イランに滞在していたとされるイラクのイスラム教シーア派反米指導者ムクタダ・サドル師が5日、イラクに帰国し、中部の聖地ナジャフを訪問した。サドル師の側近が明らかにした。
イラクでは昨年末に第2次マリキ政権が発足後、空白の閣僚ポストをめぐって協議が続けられており、多数の議席を持つサドル師派の協議に関与するため帰国した可能性がある。
サドル師は2003年の旧フセイン政権崩壊後、民兵組織マハディ軍を率いてイラク駐留米軍と激しく戦ったが、08年にマハディ軍の活動を無期限に停止するとの声明を発表。その後、イラクでのマハディ軍の活動、影響力は低下している。
サドル師は07年ごろイラクを出国。公の場にほとんど姿を現さず、普段はイランのシーア派聖地コムに滞在しているとされていた。《共同通信》
【仙谷由人官房長官】会見
仙谷由人官房長官は5日午前、閣議後に会見を行い、概要について報告。閣議では年頭にあたり菅直人総理(代表)から、「従来から大変ご奮闘いただいているが」と前置きしたうえで、「今年もこの十数年の宿題を解決していくために、とりわけ『国を開く』『平成の開国』に向けて、各閣僚の奮闘、努力を」との要請があったと明かした。
また、閣議前に開かれた第1回秘密保全法制に関する有識者会議では、設置の経緯と位置づけ、運営について、会議は非公開とするが議事要旨を公開すること等が決定されたとした。
「どのような一年にしたいか」との記者からの問いに対して官房長官は、「何よりも日本人すべての方が自らを含めた日本人、日本のいいところをしっかりと認識し、長所、美点を遺憾なく発揮され、前向きに広く羽ばたいていただきたい」とコメント。鳩山政権時代からの「官を開き、国を開き、未来を開く」との基本理念の下、自らを開きながら国を開くことで菅総理(代表)が掲げる「平成の開国」にみんなで打って出ようという気概を改めて日本と日本人がもっていただけることが望ましいとの見解を述べた。
菅総理(代表)が4日の会見で言及した6月を目途とする税制の一体改革については、2004年の参院選挙後に設置された年金合同会議などにも触れながら、与野党含めた議論の場が必要だと強調。「強い経済、強い財政、強い社会保障」を実現するためのものでもあり、「方向性としては与野党に齟齬はなく、その場での論議はおのずから収れんされていくだろう」との認識を示した。《民主党ニュース》
【この日の菅直人総理】
連合2011新年交歓会
菅直人総理(代表)は5日午後、連合が主催する「連合2011新年交歓会」に出席。雇用の確保に全力を挙げるなど、政権交代の成果をしっかりと結果として表すことができる一年とするため、全力を尽くす覚悟を表明した。
はじめに主催者代表挨拶として、古賀伸明連合会長の挨拶が行われた後、菅総理(代表)が登壇。マイクを受け取り、「今年が良い年であったと言えるような年末を迎えるまで、頑張り抜きたい」と所信を述べた。その向うべく方向に年頭の記者会見で表明した目指す国のあり方として、菅総理(代表)は改めて、「平成23年を平成の開国元年とする」、「最小不幸社会を実現する」、「不条理を正す政治を実行する」と3つの理念を説明した。
そして菅総理は(代表)は、現在の雇用問題に言及し、「仕事をしたいのに仕事がないということは、単に収入がないというだけではなく、社会に存在する場所がない。自分の居場所がないということをも意味している」と経済的な側面だけではなく、精神的にも不条理であるとの認識を述べた。そのうえで、問題を解決し、不条理を正すために総理自らがリーダーシップを発揮して設置した「新卒者雇用・特命チーム」で新たな雇用をつくり出すこと、その雇用のミスマッチを防ぐことや海外に投資を行う企業に国内立地の支援を強化することで雇用をつなぎ、そして雇用を守っていく方策で雇用の確保に全力を挙げて参りたいと力強く語った。
最後に菅総理(代表)は、「政権交代以降、必ずしも皆さんの期待に十分に応えられていない部分もあるが、今年こそ政権交代して民主党中心の政権ができて、安心できる社会に一歩一歩進歩したと言えるような結果を出すために、連合の皆さんともにこれからもしっかり意見交換しながら政策を進めていき、全力を挙げて頑張っていきたい」と決意を表して挨拶を締め括った。《民主党ニュース》
通常国会前に内閣改造へ
菅直人首相は5日、通常国会召集前に内閣改造・民主党役員人事を断行する決意を表明した。岡田克也民主党幹事長、仙谷由人官房長官と都内で会談し政府、民主党内の調整を本格化させた。
焦点となる問責決議された仙谷氏、馬淵澄夫国土交通相について、首相は交代させる方向で検討している。時期は13日の民主党大会直後も視野に今月下旬の召集までに、小沢一郎元代表の国会招致問題など全体状況を考慮して判断する。《共同通信》
記者ぶらさがり
菅直人総理(代表)は5日夜、首相官邸で記者団の質問に答え、同日の閣議で「平成の開国を断固やる」と発言したことに関して、「私が申し上げたのは、これまで先送りしてきたいろいろな課題について、今年は断固先送りしないでやりましょうと、それぞれ頑張ってほしいと、こういう趣旨のことを申し上げた」と語った。
また、社会保障、税制改革などで与野党協議を求めていることに関して、どのような話し合いの場を作っていく考えか問われ、「認識は、共通していると思っている。どういう形でやるかということについて、これから相談したいと思っている」と述べた。《民主党ニュース》