平成2108日目

平成6年10月16日(日)

1994/10/16

【村山富市首相】海上自衛隊の観艦式に出席

海上自衛隊の観艦式が16日、相模湾で行われ、村山首相は護衛官「しらね」に乗り込み、社会党出身の首相として初めてイージス艦などの海上パレードを観閲した。

首相は訓示の中で「アジア諸国との信頼関係強化に努めながら、日米安保体制の信頼性の維持、向上に務める」と強調。歴代首相と同様にシーレーン防衛について「海上交通の安全を確保することは極めて重要」と訴えた。

首相はまた、「今後の防衛力の在り方について幅広く検討していく必要がある」と指摘。国連安全保障理事会常任理事国入りに関連して「国連の改革に努力しつつ憲法の範囲内で国連平和維持活動(PKO)に協力し、難民救援などに、より責任ある役割を果たす必要がある」と述べた。

観艦式の挙行は2年ぶりで、防衛庁、自衛隊発足40周年記念行事として行われた。艦艇45隻、航空機52機、約9000人が参加、イージス艦とミサイル艇が今回初めて加わった。《共同通信》



【北朝鮮・金正日書記】3カ月ぶりに公の場

朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は金日成主席死去100日を迎えた16日、平壌の錦繍山議事堂(主席宮)で追悼会を開き、7月20日の故金主席の追悼大会以来、公式の席に姿を見せていなかった金日正書記が約3カ月ぶりに出席した。

朝鮮中央テレビが報じた追悼会の映像によると、金書記はやせ気味ではあるものの、やつれて生気のなかった3カ月前に比べ、引き締まった表情で元気そうに見えた。金書記の肩書きは従来のままだった。

金書記はこの間、健康悪化説や権力闘争説などさまざまな憶測を呼んでいたが、健在ぶりを示したことで、こうした憶測はいったん解消されたとみられる。《共同通信》

【独・総選挙】コール政権、薄氷の勝利

統一から満4年を迎えたドイツの今後の進路を決める連邦議会(下院)選挙は16日、投票が締め切られ、即日開票の結果、コール政権の連立与党であるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党(FDP)が得票率計48.4%、計321議席を獲得、野党陣営を得票率で0.3ポイント、議席数で10議席上回り、薄氷の勝利を決めた。

今回の総選挙は、統一後のドイツの現状に国民がどう審判を下すか注目されたが、中央選挙管理委員会が17日午前4時(日本時間同日正午)すぎに発表した暫定最終結果によると、連立与党の得票率はドイツ統一直後の前回総選挙を6.4ポイントも下回り、旧東ドイツ地域での失業の急増など「統一の後遺症」に苦しむ国民の不満を浮き彫りにした。

コール首相は16日夜、「現連立政権は2回目の全ドイツ選挙に勝利した」と宣言、CPU・CSLとFDPの連立を継続する意向を表明した。しかし、与野党の議席差は前回結果の134議席からわずか10議席に狭まり、今後の政局運営は極めて難しいものとなう。《共同通信》



10月16日のできごと