平成8032日目
2011/01/04
この日のできごと(何の日)
【この日の菅直人総理】
年頭会見
菅直人首相は4日の年頭記者会見で、民主党の小沢一郎元代表が収支報告書虚偽金融事件で強制起訴された際には議員辞職して「裁判に専念すべきだ」と求めた。政治とカネ問題に強い姿勢で臨み政権浮揚につなげるのが狙いだが、小沢氏側の反発による抗争激化は必至だ。
野党に、社会保障制度改革と消費税率引き上げを含めた税制抜本改革に関する超党派協議の開始を呼び掛け、6月に一定の結論を取りまとめる方針も示した。《共同通信》
菅直人総理(代表)は4日午前、首相官邸で年頭の記者会見を行い、平成23年度を「平成の開国元年」と命名。日本が世界に向かって飛躍する年となるため、菅総理(代表)のリーダーシップの下、政治を内政、外交の両面から「開国」を実現していくことを宣言した。
はじめに菅総理(代表)は、「今年は皆さんにとって素晴らしい年になることを心から祈念致します」と挨拶。そして菅総理は年頭にあたり、総理自身が目指す国のあり方について、本年平成23年を「平成の開国元年」と位置づけ、「最小不幸社会」を実現し、「不条理を正す政治」を実行するといった3つの理念を表明した。
菅総理(代表)は、「世界の多くの国が日本を目標にして成長を続けてきた。我々はこれからもそのような国々を支援することで、それらの国々のエネルギーを我が国のエネルギーにして日本の成長につなげていくことが必要だと考えている」とし、そのためにはTPP(環太平洋経済連携協定)を視野に入れた貿易自由化の促進と若者が参加できる日本の農業の再生の2点を遂行しなければならないと決意を述べた。そして菅総理(代表)は平成23年を、「明治維新や戦後に続いて、日本人全体が世界に向かって羽ばたいていく開国を進めていく元年としたい」と宣言した。
また、菅総理(代表)は、「この開国を進めるためには、貧困、失業といった不幸になる要素を最小化することが何よりも必要」と考えを示したうえで、社会保障に対する国民の不安が広がっている現在の状況にも言及。「最小不幸社会」の実現に向けて、社会保障のあり方とそれに必要な財源として消費税を含む税制改革の必要性を説き、超党派で議論を始めていこうと野党に対して参加を呼びかけた。
アジア・太平洋の安全保障について菅総理(代表)は、「我が国のためだけではなく、その地域全体の安全や安定を考えた行動を取るために日米同盟の深化は必要との観点で推し進めていく」と、アジア・太平洋地域の安全保障においてリーダーシップを発揮していく考えを述べた。
さらに菅総理(代表)は、「国民の皆さんがおかしいなと思っていることに対してしっかりと取り組んでいく」と、不条理を正していく政治を実行していく基本姿勢を表すと同時に、政権発足以来、硫黄島の遺骨収集、新卒者の雇用促進、待機児童解消やHTLV-1などの難病対策の特命チームを設置、総理自らの牽引力で問題の解決に取り組んできたことをアピール。今後も総理自身の決断が必要な場合には、特命チームを設置して問題解決のために取り組んでいくことを明らかにした。次いで、「政治とカネ」の問題にも菅総理(代表)は、「いまなお、政治とカネの問題が国民の皆さんから不信の念をもって見られている。この問題にけじめをつける年にしたい」と語った。
最後に菅総理(代表)は、国会運営について、「残念ながら、必ずしも政策的な議論よりも政局的な議論に集中しているのは、国民の皆さんの期待に政治が応えていることにはならないと思う」との認識を表したうえで、「我々も反省すると同時に与野党超えて、国民の目から見て国会がしっかりと国民のために政策を決定している姿を作り上げていきたい」と国民本位の国会運営に全力を注ぐことを約束。次期通常国会に対して、平成23年度予算案をしっかり審議し、迅速に成立する目標に向かって強力な体制作りを行う考えを示した。《民主党ニュース》
伊勢神宮参拝
菅直人総理(代表)らは4日午後、三重県伊勢市を訪れ、伊勢神宮を参拝した。
外宮、内宮をそれぞれ参拝したあと、伊勢神宮で何を祈願し、この一年どんな政権運営をしていくか記者団から問われた菅総理(代表)は、「伊勢神宮にお参り致しまして、たいへん心が清められた思いがする。同時に、この国、日本に対して、しっかりと責任を持って運営していかなければならない、そういう決意を新たにした」と表明した。
また参拝の道筋で、多くの参拝者の皆さんからも力強い激励をいただいたことを明かし、「この一年、日本が『元気を復活する』目標に向かって、全力をあげることを神様にお誓いしてきた」と語り、年頭にあたって力強いリーダーシップを発揮していく強い姿勢を示した。
続いて、景気回復と、中央・地方の政情不安をどう取り除いていくか、特に統一地方選の年にあたっての考えについての質問には、「春の統一地方選挙に向けて、現在審議を始めることになっている予算などでも、たとえば5000億円を超える一括交付金を準備した」と説明。主に公共事業の範ちゅうではあるが、それを使ってどういうものに使うかを、役所を越えて、それぞれの都道府県が自主的に決めることができるという画期的なものであると重ねて解説した。
そのうえで、「ある意味、統一地方選挙の、非常に大きな民主党の考え方の政策だと理解している。こういったものをしっかり伝えることによって、この統一地方選挙についても大きな支持をいただきたいと考えている」と述べた。《民主党ニュース》
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【間寛平さん】2年ぶりに日本上陸
マラソンとヨットによる世界一周「アースマラソン」に挑戦しているタレントの間寛平さん(61)が4日朝、福岡市西区のヨットハーバー「西福岡マリーナ マリノア」に到着。2009年1月に千葉県鴨川市を出航して以来、2年ぶりの日本上陸を果たした。
最終ゴールは出発した大阪市。21日に大阪城音楽堂への到着を目指し、4日午後、約620キロのマラソンに出発する。
ヨットで入港した間さんは、雨の中を集まった約2500人のファンの声援に、両手を振って応えた。「みんなありがとう。無事に日本へ帰ったぞ」と叫び、桟橋に飛び降りた。出迎えた妻の光代さん、孫2人と抱き合って喜び、高島宗一郎福岡市長らから花束を贈られた。
間さんは08年12月17日に大阪を出発。太平洋、北米大陸、大西洋、ユーラシア大陸を“走破”し、今年の元日に中国山東省青島市をヨットで出航した。福岡到着までのヨット、マラソンを合わせた総距離は約4万400キロに達したという。
10年1月には、トルコで前立腺がんと診断されたことを公表。米国で治療を受けるため4月にマラソンを中断したが、6月にトルクメニスタンから再開した。《共同通信》
【ボクシング・西岡利晃選手】新年初練習を公開
世界ボクシング評議会(WBC)スーパーバンタム級で5度防衛中の西岡利晃(帝拳)が4日、東京都内の所属ジムで新年の初練習を公開し、今年の目標を「(他団体との)王座統一戦を実現したい。心新たにゼロからの出発でやる」と意気込んだ。
シャドーボクシングなどで軽快に動いた西岡は、書き初めで「右」と書いた初夢を見たという。「右を磨けということかな。左を当てるための右だし、練習から工夫したい」と力を込めた。
同じ帝拳ジムで昨年11月に2階級制覇を達成したWBCスーパーフェザー級王者の粟生隆寛も練習を公開し「今年も全勝し、王者のまま年を越したい」と抱負を語った。
2人は3月下旬から4月にかけて、同じ興行で次の試合に臨む予定。《共同通信》
【千葉市・熊谷俊人市長】「昨年結婚しました」
全国最年少市長の熊谷俊人・千葉市長(32)が1月4日、昨年末に結婚したことを明らかにした。相手は熊谷市長が市議になる前のNTTコミュニケーションズ勤務時代の同僚で、現在も同社に勤める30代女性。おめでたで、6月に出産予定という。昨年12月27日に稲毛区役所に婚姻届を提出し、結婚式は2月に市内の神社で予定している。
仕事始め式で市幹部約300人を前に熊谷市長は「私事ではありますが、昨年末結婚しました。私生活でもけじめをつけることができました」と笑顔を見せた。さらに、婚約期間中に「おめでた」が判明したことを明かし「子ども手当をもらう立場になった。できちゃった結婚になり、眉をひそめる方もいるかと 思いますが、子育ての経験を積んで現場感のある政策の立案をして、市民の皆さまにお返ししたい」と話した。《毎日新聞》
【鹿児島県阿久根市・仙波敏郎市長代理】議会会期中に専決処分
鹿児島県阿久根市の竹原信一前市長に対するリコール成立に伴い市長職務代理者に就任した仙波敏郎氏は4日、今月16日投開票の出直し市長選の関連費用など約1億5千万円の補正予算を専決処分で決定した。阿久根市議会は今月21日まで開会中で、議会側は会期中の異例の専決処分に対し「二元代表制を無視した行為だ」と反発している。
仙波氏は、市議会が昨年末に定例議会の延長を決め、115日間の会期となることを批判し、「いたずらに会期を延長する議会には予算を提案できない。市民生活に影響が出ないよう、緊急を要するため専決処分した」と指摘した。
浜之上大成議長は「予算などがすぐ審議できるように会期を延長した。議会に提案すればすむことだ」と話している。
補正予算の内訳は、市長選の関連費用約1100万円、市議会解散リコールの署名審査費用約460万円、生活保護費約4600万円など。《共同通信》
【ロシア・メドベージェフ大統領】シュワ前知事とスキー約束
ロシアのメドベージェフ大統領は4日、米カリフォルニア州知事を3日に退任したシュワルツェネッガー氏に対し、短文投稿サイト、ツイッターで、一緒にスキーに行くことに同意した。
インターネット好きの大統領は、シュワルツェネッガー氏の退任に際し、「新たな人生で成功をお祈りします」とツイッターでメッセージを送った。これに対し、シュワルツェネッガー氏は「再会を心待ちにしています。多分、スキーでも」と返信。大統領は「必ず時間を見つけましょう」と応じた。
大統領は昨年6月の訪米時にシュワルツェネッガー氏と会談し、同州のシリコンバレーを視察。シュワルツェネッガー氏も10月にロシアを訪れ、大統領と会談していた。
大統領はスキー愛好家のプーチン首相を意識し、2014年冬季五輪が開催されるロシア南部ソチのスキー場にたびたび出掛け、腕前を上げている。《共同通信》
【スーダン・バシル大統領】南部訪問
スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票を9日に控え、同国のバシル大統領が4日、南部ジュバを訪問し「統一維持が最善と信じるが、南部が分離を選択するならば決定を受け入れ、支援する」と述べた。
バシル氏とそろって演説した南部自治政府のキール大統領は「投票後もバシル氏の訪問を歓迎する」と強調した。
住民投票は、イスラム教徒中心の北部とキリスト教徒などの南部の間で、20年以上続いた内戦を終結させた和平合意の一部。南部の独立支持が多数を占めるのは確実な情勢だが、両者が対立する未解決の課題は多く、内戦再燃の恐れも指摘されている。《共同通信》