平成2109日目

1994/10/17

この日のできごと(何の日)

【プロ野球・阪神】オマリー選手の退団を発表

阪神は17日、トーマス・オマリー内野手(33)、ロブ・ディアー外野手(34)と来季の契約を結ばないことを発表した。同日、両選手の代理人に対し、文書で通知した。

オマリーは1991年に阪神に入団し、4年続けて打率3割以上をマーク。昨年は3割2分9厘で首位打者に輝いたが、両ひざの故障のため守備と走塁に不安を抱えていた。沢田球団代表は今回の決定について「打って、守って、走るという総合的な評価の結果」と説明。他の球団からオマリー獲得を希望する打診があったことも明らかにした。

ディアーは今年、大砲に期待されて入団したが、極度の不振に加え、右手親指を負傷して8月に帰国。9月の編成会議で解雇の方針を固めていた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【フジ系連続ドラマ・妹よ】放送開始

【村山富市首相】自社さ新党結成「当面は必要ない」

村山首相は17日午前の参院予算委員会で、自民、社会、新党さきがけの与党3党が新党を結成する可能性について「各党にはそれぞれの歴史、理念、政策があり、無理やり1つの政党になる必要はない。ある程度多党化している状況はむしろ必要だと思う」と述べ、当面新党結成は必要ないとの考えを表明。

ただ「自然の中で、だれがみても客観的に当然だというなら、あり得てもいい」とも述べ、中長期的な可能性については排除しなかった。

首相は衆院解散・総選挙について、景気対策、税制改革など内外の懸案が山積していることを挙げ「総合的に判断して決めなければいけないが、今のところ解散は全く考えていない」と、衆院小選挙区区割り法成立後の早期解散を重ねて否定した。

山口総務庁長官は、特殊法人の見直し計画について「本年度内に各省庁から(統廃合などの)報告を受け、行革推進本部で決定し、閣議決定する」との手順を明確にした。山口長官は各省庁からの報告が来年2月下旬から3月上旬になるとの見通しを示した。

自民党の片山虎之助氏が、選挙制度など参院改革を進めるため第9次選挙制度審議会の発足を求めたのに対し、首相は「第8次選挙制度審議会答申で、ある程度の問題点が提起された。国会で議論して合意が得られることが大事だ」と述べ、審議会発足には消極的考えを示した。

また首相は政党法制定について「政党活動の自由、結社の自由との関係で、十分議論を深める必要がある。今後の検討課題だ」と慎重な姿勢を示した。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は17日、参院予算委員会の合間に「北海道の都市部にも初雪」のニュースを聞いて記者団と雪談議。「社会党は旧連立時代に“げた(に挟まった)の雪”と言われていたのでは」との意地悪質問に首相は、苦笑いをしながら「それは(雪ではなく)石じゃないのか。踏まれてもけられても離れない、ということでな」と訂正。「あれは旧連立時代に言われたことで、今の政権は社会党が中心」と力説するあたり、付いて行った揚げ句に解けてなくなる雪でなく、社会党は政権の“げた”そのものと言いたかった様子。

○…この日、国会内で記者会見した久保社会党書記長は、被爆者援護法制定をめぐる与党間調整の見通しについて「国の責任を明示する方向で(与党)3党間の協議が進められていると思う」と焦点の「国家補償の精神」がなんらかの形で盛り込まれるとの感触を披露。だが「自民党が軟化か」と突っ込まれると「軟化というのではなく、前向きに取り組んでおられると…」と一転、歯切れの悪い答えに。援護法制定は社会党の悲願だけに「人と環境に優しい自民党だから」としきりに、自民党の柔軟対応に期待。《共同通信》

【新生党・小沢一郎代表幹事】政界再編「もう一度ある」

経団連は17日、東京・大手町の経団連会館で開いた行政改革懇談会(座長・奥田碩トヨタ自動車副社長)に新生党の小沢一郎代表幹事を招き、行革、規制緩和などについて意見交換した。この中で、小沢氏は「そう遠くない将来に政界の再編があるのではないか。総選挙の前にもう一度再編がある」との見通しを明らかにした。

政界再編の対立軸についてて小沢氏は「自民、反自民(の再編)は去年で一区切りした。今も改革のプロセスにあるが、今後は自民対反自民の構図は当たらない」と言明。具体的には「大きな政府か小さな政府か、規制緩和か規制の維持かだ。また平和や安保、国連の常任理事国入りをめぐっても違っている」と述べた。

経団連側がカネのかかる政治の是正を求めたのに対して、小沢氏は「今回の政治改革はカネのかからない政治ではなく、カネの出入りをクリアにすることだ」として、政治資金の3分の1は公的助成に、残りは企業献金と個人献金になるのではないかとの見解を示した。《共同通信》

【ボクシング・西島洋介山選手】初の10回戦でKO勝ち

日本では珍しい本格的ヘビー級ボクサーとして注目されている西島洋介山(オサム)=東洋太平洋ヘビー級10位=が17日、大阪城ホールで初の10回戦を行い、アンドレ・シェロード(米国)に5回1分8秒、KO勝ちした。西島の通算成績は9戦8勝(7KO)1敗。 左右フックを武器に攻勢に立った西島は3回に左フックでダウンを奪い、5回には飛び込みさまの右ストレートを鮮やかに決めてシェロードをキャンバスに沈めた。

大阪で初めてのヘビー級試合で、6試合すべてがミドル級以上という重量級のイベント。西島の右ストレート一発によるKOシーンの瞬間、1万人(主催者発表)の観衆がどよめいた。ヘビー級ならではの迫力十分の試合だった。ただ、2階席の上部には空席も目立った。 試合を企画した陽光アダチジムの安達哲夫会長は「みんなが拍手する試合が多かったし、自分なりには満足している。二回、三回と続けていっぱいにしたい」と話していた。《共同通信》



10月17日 その日のできごと(何の日)