平成7615日目

2009/11/13

【この日の鳩山総理】

米・オバマ大統領と会談

鳩山由紀夫首相は13日夜、初来日したオバマ米大統領と首相官邸で会談した。両首脳は、来年の日米安全保障条約改定50周年に向け、日米同盟を深化させるための新たな政府間協議を進めることで合意した。


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焦点の沖縄の米軍普天間飛行場移設問題については、両国の外務・防衛担当閣僚級の作業部会を設置して、迅速に結論を得ることで一致した。

首相が普天間移設問題の年内決着にこだわらない従来の姿勢を修正し、「迅速な結論」を目指す考えを大統領に直接明言したことで、同問題の早期決着は首脳レベルの公約となり、日本は作業の加速化を迫られることになった。《読売新聞》

鳩山由紀夫総理大臣(代表)は13日夜、来日中のバラク・オバマ米大統領と首相官邸で会談し、来年が日米安全保障条約改定から50年の節目に当たることを期に、21世紀にふさわしい建設的な日米の同盟関係を構築するための協議を開始することで合意した。

鳩山総理が日本側参加者をオバマ大統領に紹介し、オバマ大統領が鳩山総理に米国側参加者を紹介する和やかな雰囲気で会談は始まり、冒頭、鳩山総理が、銃乱射事件で忙しいなかでの来日に感謝した。

会談では、「日米がいままでも、これからも対等なパートナー」(オバマ大統領)であることを確認し、安全保障のみならず、環境、教育、医療・保健、防災の面でも日米が協力関係をより緊密なものとすることでも一致した。

特に、「核兵器のない世界」に向けた日米共同ステートメントを出すこととなり、日米が協力して核のない世界を目指すことを高らかに謳うこととなった。このなかでは、イランと北朝鮮の問題について、両国に対して国際的義務を確認し遵守することを求めている。また、北朝鮮に対して、無条件での6者協議に復帰するよう要求している。

さらに、日米両国は、気候変動問題でも、温室効果ガスの排出量を2050年までにそれぞれが80%削減することでも合意した。

また、鳩山総理は、アフガニスタンへの新たな支援策として、主に民生分野で5年間で50億ドルの支援を提起、これに対し、オバマ大統領は感謝の念を表明した。

会談には、日本側からは、岡田克也外務大臣、北澤俊美防衛大臣、直嶋正行経済産業大臣、小沢鋭仁環境大臣、平野博文官房長官、松野頼久官房副長官らが同席した。

アメリカ側からは、キャンベル国務次官補、ルース駐日大使らが同席した。《民主党ニュース》

鳩山由紀夫総理大臣(代表)とバラク・オバマ米大統領は13日夜、首相官邸での会談の後、共同で記者会見に臨み、会談が画期的な成功で終わったことを発表した。

冒頭、鳩山総理は、会談が90分以上行われ、「バラク、由紀夫という呼び方も定着した」と発言した。

そのうえで、日米連携の強化、アジア・太平洋地域でのアメリカのプレゼンスが高まること、日米の協力関係がより一層深まることが、アジアの安定と平和につながるとの認識で一致したことを明らかにした。

オバマ大統領は、日米安保改定の50年を機に「未来の世代ためになる日米同盟へ」を確認できたとして、今回の会談を高く評価した。特に、同盟を強化し、安全保障だけでなく、雇用創出の面でも協力すること、気候変動への対処でも共同歩調をとることができたことを強調した。

沖縄の普天間基地の移設問題についての記者の質問に、鳩山総理は、「日米のハイレベルのワーキンググループをつくり、できるだけ早く結論を出すこととなった」と答えた。

オバマ大統領は、広島・長崎の訪問について今回は訪問できないがと前置きし、「訪問は私にとって光栄なこと」と答え、また、自らも総理もお互いに生きている間は実現しないかもしれないが、核のない世界を目指すことでの合意の意義を強調した。

アフガニスタンへの戦略に関する質問に、オバマ大統領は、「アメリカは永遠にはアフガンにコミットしない」として近く決断すると答えた。

また、インド洋での給油活動を延長しない理由を問われた鳩山総理は、「アフガンにとって貧困からの救済が最も重要である」として、民生分野を中心に新たなパッケージを用意すると答えた。《民主党ニュース》

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【米・オバマ大統領】「日米同盟さらに深める」

オバマ米大統領が13日夕、大統領専用機(エアフォース・ワン)で羽田空港に到着した。岡田克也外相やルース駐日米大使らが出迎えた。13日夜に首相官邸で鳩山由紀夫首相と会談した後、両首脳で共同記者会見する。《日経新聞》

オバマ米大統領は13日夜の日米首脳会談後の共同記者会見で、日米同盟について「友好をさらに深め、21世紀に一歩を踏み出したい」と述べ、日本との同盟関係を強化する姿勢を示した。同時に「日米関係はアジア太平洋地域の安定のための基軸だ」と語った。

日本政府がアフガニスタンに関して表明した民生分野を中心とする50億ドル規模の支援については「感謝している」と表明。「(日本は)国際社会の中で主要な役割を担っている」と強調した。核不拡散問題にも言及し「日本はパートナーとして努力してくれている」と北朝鮮の核問題などでの連携する考えを明らかにした。

オバマ大統領はまた、被爆地である広島と長崎への訪問について「将来訪れることがあれば非常に名誉なことであり、自分にとって意味があることだ」と述べ、意欲を示した。《日経新聞》

【民主党・蓮舫氏】「2位じゃダメなんでしょうか?」

政府の行政刷新会議の13日の仕分け作業は、次世代スーパーコンピューターの開発予算に事実上の「ノー」を突きつけた。議論の方向性を決定づけたのは「(コンピューター性能で)世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのか」という仕分け人の発言。結局、「科学技術立国日本」を否定しかねない結論が導かれ、文科省幹部は「日本の科学技術振興政策は終わった」と吐き捨てた。

この日、口火を切ったのは蓮舫参院議員。その後も「一時的にトップを取る意味はどれくらいあるか」(泉健太内閣府政務官)「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)などと、同調者が相次いだ。

文科省側は「技術開発が遅れると、すべてで背中を見ることになる」と防戦したが、圧倒的な「世界一不要論」を前に敗北。同研究所の理事長でノーベル化学賞受賞者の野依良治氏は「(スパコンなしで)科学技術創造立国はありえない」と憤慨していた。《産経新聞》

【事業仕分け】スパコン予算「凍結」

政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)の作業グループは13日、2010年度予算の概算要求の無駄を公開で洗い出す「事業仕分け」の3日目の作業に入った。文部科学省所管の独立行政法人・理化学研究所が手がける次世代スーパーコンピューター技術の開発事業は来年度予算で「凍結」と判定した。いったんは「限りなく見送りに近い縮減」としたが、その後変更した。総務省の情報通信関連ではベンチャー支援事業などで廃止や予算計上見送りが相次いだ。地方交付税交付金を巡っても議論した。

スパコン技術の開発は、理化学研究所が民間企業と共同で世界最高速の計算能力を持つコンピューターの開発をめざす事業。10年度予算の概算要求額は約268億円。仕分け作業では「参加する民間企業の一部が撤退しているので、プロジェクトの開発戦略などを評価し直すべきだ」などの意見が相次いだ。《日経新聞》

【事業仕分け】閣僚ら反発

2010年度予算の概算要求の無駄を公開で洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」を巡り、13日の閣議後の記者会見で閣僚から反発の声があがった。

赤松広隆農相は「指摘している人(仕分け人)が分かっていない点もある。基金のあり方をどうするか基準をしっかり決めてほしい」と苦言を呈した。閣議で「基準に従って削るとか残すというなら文句はない」と仙谷由人行政刷新相らに要請したことも明らかにした。

北沢俊美防衛相は「時間が短い。『思いやり予算』は防衛省に任せていただいて進展をみてもらいたい」と指摘。亀井静香郵政・金融担当相は「不要なものを切っていくのは大事だが、ちょっと心配なところはある」と述べた。《日経新聞》

【熊野灘】フェリーが横転

13日午前5時20分頃、三重県尾鷲市盛松の三木埼灯台の南約45キロの熊野灘で、航行していたマルエーフェリー(鹿児島県奄美市)所属のフェリー「ありあけ」(定員448人、7910トン)から「船体が急激に傾き、沈没の恐れがある」と、救助を依頼する118番通報があり、尾鷲海上保安部などの巡視船艇計9隻やヘリコプターが救助に向かった。フェリーには乗員21人乗客7人の計28人が乗っていたが、午前10時20分頃までに全員がへリや救命ボートで救助された。

同保安部によると、フェリーは、118番通報の直前に横波を受けて、積載していたコンテナなどが崩れたとみられ、右側に35度傾いたまま航行を続けたが、御浜町の約1キロ沖合で座礁し、午前10時半頃、横転した。横転した船体からは油が漏れ出し、幅50メートル、長さ約3キロに広がっている。

マルエーフェリーによると、フェリーはトレーラーや乗用車、トラックなど約80台、コンテナ150個を積み、12日午後5時過ぎに東京・有明ふ頭を出港、鹿児島・志布志港などを経由して、14日午後7時に沖縄・那覇新港に到着する予定だった。津地方気象台によると、現場付近の海上は当時、約4メートルの高波があったという。《読売新聞》

【城島健司捕手】阪神と正式契約

米大リーグのマリナーズを退団した城島健司捕手(33)が13日、大阪市内のホテルで阪神と4年総額20億円プラス出来高払いで正式契約した。背番号は2。同捕手はソフトバンクでプレーした2005年以来5年ぶりの日本球界復帰となる。

記者会見に臨んだ城島は「笑顔で会見ができる日が来た。精いっぱい阪神のために力を出したい。甲子園で暴れたい」と意気込みを話した。城島の加入で、右の強打者と捕手陣の強化という補強課題を一気に解決した真弓明信監督は「守備の面も攻撃の面も心強い。来季が楽しみになった」と大きな期待を寄せた。

城島は06年にマリナーズに移籍。大リーグ通算462試合で打率2割6分8厘、48本塁打。今季は故障などもあって出場71試合にとどまった。3年契約が2年残っていたが、出場機会を求めて退団を表明し、阪神と2度目の交渉で合意に達していた。《共同通信》



11月13日 その日のできごと(何の日)