平成7586日目

2009/10/15

【平野博文官房長官】内閣官房参与に平田オリザ氏を任命

平野博文官房長官は15日午後、官邸で記者会見し、劇作家・演出家で大阪大学大学院教授の平田オリザ氏を内閣官房参与に同日付で任命したと発表。「演劇はもとより文化政策や教育、国際交流など、幅広い分野に精通されておられる。すぐれた見識を有しておられることから、文化を中心として国際戦略、官からの情報発信に関して、総理に対して情報提供、助言をいただくことになる」と語った。

また、平野官房長官らが首相官邸に各府省の国会担当の官僚を集め、臨時国会を前に与野党議員への「質問取り」を指示していたことについて、「官僚頼みといえないか」とする記者の指摘に答えた。まず、「もともと政治主導という考え方であるので、政治家がしっかり討論するのが基本。従って各党の質問に対し、理想系でいえば、政治主導という概念からいうと政治家のスタッフをそれぞれの役所に揃えて、政務官的なスタッフが、あるいは政務官自ら質問をとるということが理想ではある」と前置き。

そのうえで、「理想は理想として現実の対応として、質問をいただく情報収集については国会連絡室を含めて担当いただきたいと当面の間は考えている」と説明した。

鳩山政権が掲げる政治主導と矛盾しないかとの重ねての問いには、「政府参考人が委員会のなかで答弁するということになると、政治主導という概念からご意見が出るかもしれないが、あくまでも委員会の答弁は政治家がするので、矛盾するということにはなっていない。ただ、長い目で見ていけば、質問を取っていくことについても政治家がやれるような体制を整えていかなければ、なるほどとお聞きいただけない部分もあるかもしれない」と回答。「しかし当面、そういう対応でしっかり答えていきたい」と表明するとともに、当面の対応の後には、大臣、副大臣、政務官のもとにしっかりとしたスタッフを充実させていく考えを示した。《民主党ニュース》




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【世界体操・個人総合】内村航平選手、金メダル獲得

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体操の世界選手権第3日は15日、2012年ロンドン五輪会場となるO2(オーツー)アリーナで男子個人総合決勝を行い、北京五輪銀メダリストの内村航平(日体大)が91.500点で初出場優勝した。2位のダニエル・キーティングス(英国)に2.575点の大差をつけた。

日本選手の世界選手権の金メダルは05年の冨田洋之以来4年ぶりで、20歳の個人総合王者は五輪、世界選手権を通じ、日本勢で史上最年少となった。《共同通信》

【八王子通り魔事件】地裁、34歳被告に無期懲役

東京都八王子市の駅ビルで昨年7月、中央大の女子学生ら2人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人などの罪に問われたA被告(34)に、東京地裁立川支部は15日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

争点となった刑事責任能力の程度について、山崎和信裁判長は「精神遅滞は認められるが、善悪の判断はでき、それに従って行動する能力の阻害も著しいとはいえない。責任能力に欠けた点はない」と判断した。

さらに、自首を認定した上で「死亡した大学生に何ら落ち度はなく、一瞬のうちに将来の夢を打ち砕かれて悲惨な最期を遂げ、遺族の峻烈な処罰感情は当然だ。通り魔事件で社会の多くの人に衝撃や不安を与え、犯情は極めて悪く、刑事責任は重大」と述べた。《共同通信》

【自民党・石破茂政調会長】政権の政策追及を指示

自民党の石破茂政調会長は15日、党本部で政策責任者である部会長を集めた会議を開き、鳩山内閣が進める政策の問題点を分野ごとに洗い出し、20日までに報告するよう指示した。民主党のマニフェスト(政権公約)や各閣僚の発言を分析し、26日召集の臨時国会での論戦に備える。

石破氏は会議で、民主党が一部凍結する方針の2009年度補正予算の各都道府県での執行状況や、民主党が臨時国会で法案提出する可能性がある政策について各部会で調査し、問題点を追及するよう指示。重点課題を抱える国土交通、厚生労働、防衛、農水の4分野が中心となる見通しだ。鳩山由紀夫首相の政治献金問題についても「情報があれば伝えてほしい」と呼びかけた。

自民党は党再生に向けた組織改革の一環として、道路調査会など各調査会を原則として廃止。法案への賛否や対案作成の権限は政調会長や部会長でつくる政権政策委員会に一元化し、毎週水曜日に会議を開くことを決めた。《日経新聞》

【鳩山由紀夫首相】政権運営「評価して」

鳩山由紀夫首相は15日、政権発足から16日で1カ月を迎えるにあたり、これまでの政権運営について「政治が変わりつつあるぞという思いは(国民も)感じてくださっているんじゃないか。そこは私たちなりに評価をいただいてもいいのかなと思う」と振り返った。ただ「自分で自分に点数を付けるほど難しい話はない」として自己採点は避けた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

これに関連して平野博文官房長官は同日の記者会見で「世界の国々に対して平和の問題、環境の問題を含めて各国首脳との腹合わせ、心合わせはそれなりに立派な成果を上げてきているのではないか」と評価した。同時に「近々国会が始まる。鳩山内閣にとっても、政府にとってもこれからが正念場だろう」と気を引き締めることも忘れなかった。《日経新聞》



10月15日 その日のできごと(何の日)