平成7552日目
2009/09/11
【この日の民主党・岡田克也幹事長】
駐日米大使と初会談
新政権で外相に就任する民主党の岡田克也幹事長は11日、党本部でルース駐日米大使と初めて会談し、23日に予定される鳩山由紀夫代表とオバマ米大統領との初会談の成功をめざす考えで一致した。「緊密で対等な日米関係」を掲げる民主党の対米外交が事実上スタートした格好。地球温暖化ガス削減、インド洋での海上自衛隊による給油活動、核持ち込み密約などの難題が山積している。
「重要なことは日米同盟関係が30年、50年持続可能であり、かつ深まることだ」。岡田氏が話しかけると、ルース氏は「これからの50年はさらに同盟関係を深めるためにある」と応じた。45分の会談は終始和やか。新政権の対米外交は「安全運転」で始まった。
ルース氏は記者団に「将来の外相と非常に生産的な会見を持つことができた」と満足げに語った。米オバマ政権は、岡田氏の外相就任を前提にして、民主党政権の発足前から関係構築を急いでいる。《日経新聞》
岡田克也幹事長は11日、ジョン・V・ルース駐日米国大使を党本部に迎え、会談を行った。
岡田幹事長は「(新政権が誕生し)鳩山総理とオバマ大統領が(首脳会談で)会う時には、地球温暖化の問題、核兵器の問題などのグローバルな問題でしっかりと日米が協力して世界をリードしていく会談になれば良いと思っている」と述べ、ルース大使も賛同の意を示した。
岡田幹事長は更に、「日米安保、日米同盟を30年、50年先まで持続可能なものに深めていくことが重要であり、そのためにいま何をすれば良いかという視点から様々な問題の解決に当たるべきだ」との見解を伝え、両者は日米関係を深めていく上での問題意識を共有した。
ルース大使は、米国では政権移行期間を長くとるが、日本では2週間しかないことについて、準備期間として十分か質問した。それに対して岡田幹事長は、「そもそも政権が本格的に交代するのは初めてであり、これまで想定されていなかった。今後、普通のこととして行われることになれば、政治任用がある米国ほど長い必要は無いが、移行期についても制度化しないといけなくなるだろう」と応じた。
両者は、今後、鳩山政権と米大使館で緊密な連携をとりながら、日米関係を発展させていくことの重要性を確認し、約45分間あまりの会談を終えた。《民主党ニュース》
事務次官会見は廃止の意向
民主党の岡田克也幹事長は11日の記者会見で、各省庁の事務次官による記者会見について「事務次官会議がなくなることに伴い、必要ないのではないか」と述べ、新政権発足後、廃止する方向で検討していることを明らかにした。そのうえで「閣僚、副大臣、政務官が説明していく。閣僚がきちんと会見すれば本来なら十分なはずだ」と強調した。
従来、各省庁の事務次官は週2回の事務次官会議の後、記者会見し、質疑に応じてきた。民主党は「官僚主導から政治主導への転換」を訴えており、記者会見の廃止で、官僚による世論誘導などを抑える狙いがある。《日経新聞》
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【北アルプス・奥穂高岳】遭難救助中の防災ヘリが墜落
11日午後3時半頃、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス・奥穂高岳と西穂高岳の間にある岩場「ジャンダルム」(3163メートル)で、登山者を救助中だった同県防災ヘリコプター「若鮎(あゆ)2号」(ベル412EP型機)が墜落したと、同行していた高山署員から同署に通報があった。救助に向かった県警のヘリが、炎上している若鮎2号を発見、3人の遺体を収容した。
国土交通省などによると、同機は同2時10分頃、「ジャンダルム付近で登山中の男性が心肺停止状態になった」との出動依頼を受け、県の防災航空隊員5人を乗せて同県防災航空センター(各務原市)を離陸。高山市内で高山署員1人と高山赤十字病院の医師1人を乗せた後、同市の鍋平ヘリポートで医師と同隊員1人を降ろし、現場に向かった。現場上空に到着後、遭難者の搬送準備のため高山署員ら2人を降ろした直後、機体後部のローター部分が岩壁に接触し、墜落したという。《読売新聞》
【テニス・杉山愛選手】引退会見
女子テニスの杉山愛選手が11日、全米オープンテニスから帰国し、引退会見を行なった。 9日に現役引退を発表した34歳の杉山は、集まった報道陣に対して30年間プレーしてきたテニスをやめる「複雑な心情」を述べている。
杉山選手は「テニスなしの生活はイメージできない。悲しいし寂しい。引退後はまったく違う人生になると思う。日本で長い時間を過ごすことができるし、まだテニスを楽しむこともできる。あと一つ大会に出場し、最後の試合が終われば気持ちをもっとうまく伝えられると思う」と語っている。《AFP》
【自民党総裁選】谷垣氏出馬促す声
自民党は11日、18日告示―28日投開票の総裁選をめぐる調整を続けた。ベテラン議員からは谷垣禎一元財務相の出馬を促す声が広がり始めた。「脱派閥」を掲げる中堅・若手議員らは河野太郎、小野寺五典両衆院議員の擁立を模索する動きが出ている。
衆院選直後は「世代交代が必要」と出馬に慎重だった谷垣氏だが、最近は「老壮青のバランスが大事だ」と周囲に発言するなど、前向きな姿勢も見せ始めている。
【社民党・福島瑞穂党首】環境相を要望
民主党の鳩山由紀夫代表は11日、来週の新政権発足に向けて閣僚人事の調整を続けた。政府は、特別国会の16日召集を閣議で正式決定した。社民党は、福島瑞穂党首の入閣ポストに関し「雇用関係の閣僚」との意向を撤回し、新たに環境相を鳩山氏に求めた。厚生労働相の獲得は難しく、特命担当相では政策実現は難しいと判断した。《共同通信》