平成7541日目

2009/08/31

【麻生太郎首相】総裁辞任を正式表明

麻生太郎首相は31日、自民党本部で記者会見を開き、歴史的惨敗に終わった衆院選の責任をとって党の総裁を辞任することを正式に表明した。首相は衆院選の結果について「全国で応援してもらった有権者の方々に大変申し訳ない。速やかに開かれた総裁選を行い、新たなスタートを切るべきだと思っている」と語った。同時に衆院選の敗因や今後の党運営の方針を検討する場を設定する意向も示した。

総裁選の時期については「拙速に総裁が選ばれることは党の再生にとってよくない」と述べ、特別国会での首相指名選挙後に行うべきとの考えを示唆した。自身の総裁選への立候補に関しては「今の段階では全く考えていない」と語った。

麻生太郎首相は31日、自民党本部での記者会見で、衆院選の敗因について「格差の問題など社会問題に効果的に対応できない自民党政治への不満があった。私自身への不満が党内外にあった」と語った。7月までずれこんだ衆院解散の時期に関しては「景気対策を優先させた判断は間違っていなかった」と述べた。《日経新聞》



【陸自警務隊】隊員14万人の情報漏えい、46歳一尉逮捕

陸上自衛隊員約14万人とその家族の氏名などの個人情報を外部に流出させたとして、陸上自衛隊警務隊は31日、自衛隊鹿児島地方協力本部(鹿児島市)の1等陸尉、A容疑者(46)を行政機関個人情報保護法違反の容疑で逮捕した。防衛上の機密情報は含まれていないが、自衛隊の個人情報をめぐる漏えい事件としては、過去最大規模という。

発表によると、A容疑者は自衛隊員の募集業務に携わっていた。業務の一環として、鹿児島地方協力本部から陸自のデータベースにアクセスし、全国の陸自隊員約14万人の氏名や年齢、階級、住所、出身地と、その家族の氏名、年齢などのデータをCD―ROMに記録させる作業を担当。その際、必要とされる枚数より、余分にCD―ROMに記録させたうえで外部に持ち出し、部外者に提供した疑いが持たれている。

データを持ち出す際には、責任者の許可を得ることになっていた。持ち出した情報は、陸上自衛隊員約14万9000人の9割以上に当たるが、家族分の件数については分かっていない。《読売新聞》

【自民党】ポスト麻生に舛添氏、石原氏

自民党は31日、衆院選大敗を受け、麻生太郎首相の後継総裁選びを本格化した。「ポスト麻生」候補には舛添要一厚生労働相や石原伸晃幹事長代理、谷垣禎一元財務相、石破茂農相らの名が浮上している。ただ党所属衆院議員が公示前の約4割に激減した惨敗の衝撃は強く、総裁選の時期や手法をめぐる調整は難航する可能性もある。

首相は同日午後に党本部で記者会見し、衆院選を総括。続く党役員会で、党大会に次ぐ議決機関である両院議員総会の週内開催を決める。特別国会への対応や総裁選の日程も話し合う見通しだ。

党執行部は特別国会終了後の9月下旬に総裁選を実施する方向で調整。それまでは麻生氏の総裁続投もやむを得ないとの立場だ。《日経新聞》

【公明党・太田昭宏代表】進退問題「特別国会までに結論」

公明党の太田昭宏代表は31日午前、党本部で記者会見し、衆院選での自身と北側一雄幹事長の落選を受けた党執行部の進退問題について「(9月中旬に召集を予定する)特別国会の開会までには何らかの結論を出さないといけない」と述べた。9月3日に幹部会合を開き、対応を協議する。

太田氏は「選挙結果について責任を痛感している」と表明。自身の進退に関しては「白紙の段階から協議したい」と語った。太田、北側両氏は次の衆院選への出馬をめざす意向も示した。

太田氏が代表を辞任した場合の後継候補には、山口那津男政調会長や井上義久副代表、斉藤鉄夫環境相らの名前が取りざたされている。ただ同党は2006年秋に発足した「太田代表―北側幹事長」体制を長く続ける方針だったため、想定外の落選に苦慮している。《日経新聞》

【民主党】政権移行作業を本格化

民主党は31日、衆院選圧勝を受けた政権移行作業を本格化させた。鳩山代表は同日、社民党の福島党首や、国民新党の亀井静香代表に個別に電話し、両党との連立政権協議の開始を呼びかけた。両党は同日、それぞれ幹部による会合を開き、民主党との協議に基本的に応じることを決めた。3党は週内にも、幹事長・政調会長レベルによる政策協議を開始する。

鳩山氏は31日、民主党本部で、小沢、菅両代表代行、岡田幹事長ら党三役と会合を開き、参院で単独過半数にない状況を踏まえ、社民、国民新両党との連立政権樹立を進める方針を確認した。3党で連立合意を交わした上で、9月中旬に召集予定の特別国会で「鳩山政権」の発足を目指す。

これに関連し、鳩山氏は31日、記者団に対し、新政権の閣僚人事構想について、「人事は代表の専権事項で、党三役の中で議論することはない。私一人で決めて結論を出す。(特別国会での)首相指名選挙後に一気にやりたい。それまでは外に漏れない形で行いたい」と強調した。《読売新聞》

【この日の民主党】

国民の皆さんが主役になる政治を作ることに全身全霊を傾ける 鳩山代表

鳩山由紀夫代表は31日夜、党本部で囲み取材に応じ、昨日の衆議院総選挙での勝利を受けて各国首脳らから電話を受けたと紹介し、積極的に外交へ取り組む姿勢を見せた。

鳩山代表は「今回(選挙期間中)地元には1日も入れなくて大変申し訳なかったと思っている。それにも関わらず20万を超える得票をあげていただいた。皆さんが『政権交代だ』『政治が変わるぞ』と大きな期待をもって選挙活動をしてもらったことは大変ありがたい。私の人生における最高のプレゼントを有権者の皆さんがして下さったと心から感謝している」と述べた。

「『チーム民主』としてやらなければならない、官僚任せになっていた日本の政治をよみがえらせ、国民の皆さんが主役になる政治を、すなわち初めての民主政権を作るという意気込みを示したい。それに向けて全身全霊を傾ける」と決意を語った。さらに、国民の皆さんの多くが、今までの政治で大変苦労し、「だからこそ民主党、しっかりと頑張ってくれ」「だからこそ政権交代なんだ」と一票を投じていただいた期待に応えるためには、笑ったり浮かれたりしている場合ではないと語った。

各国首脳・外交関係者からお祝いの電話を受けたことにも言及。韓国の李明博大統領とは、北朝鮮や拉致の問題の解決に向けて努力し、日韓米で緊密な連携を取ることが大事だと伝え合い、オーストラリアのラッド首相とは、日豪関係の発展のためにお互いに尽くそうと話し、ラッド首相から、明治維新以来の新たな改革で非常に期待すると言われたと紹介した。米国のルース駐日大使には、日米関係の発展のために頑張ろうという旨をオバマ大統領へ伝言したと述べた。

明日9月1日に消費者庁が発足することへの受け止めについては、「決して『消費者庁を作るべきではない』と申し上げている訳ではない。仙谷由人議員(人権・消費者調査会長)はじめ、党の思いがかなり入る消費者庁になっているので、その実現については前向きに考えたい」としたうえ、「なぜあのような人事を急いでする必要があったのか」とあらためて指摘、今、それをとめることはなかなか難しい現実だが、政権を取った後に人事を変える可能性は残っているとした。《民主党ニュース》



8月31日のできごと