平成7539日目

2009/08/29

【第45回衆院選】各党党首が最後の訴え

政権をかけて争う両党党首は29日夜、「最後の訴え」の場所にいずれも東京・池袋を選び、駅をはさんだ東と西で主張をぶつけ合った。同駅周辺は身動きもできないほどの人だかりに。他の政党党首らも各地でフィナーレの演説を行い、列島を選挙一色に染め抜いた長い夏の戦いを締めくくった。有権者はどんな政権を選び取るのか。審判は30日に下る。

JR池袋駅東口。午後7時半過ぎからの演説で、ブルーのワイシャツの袖をまくり上げた麻生首相は日に焼けた拳を握り、「日本の未来に責任を取る」と叫ぶように訴えた。選挙戦前半に見られた「おわび」は封印、「自民党には経済成長させる政策があるが、民主党にはない」と民主党を激しく批判する場面もあった。

西口に陣取った鳩山代表が午後7時40分頃、「日本の歴史を塗り替えるみなさん、お集まりありがとうございます」と切り出すと、支持者で埋まった西口公園の熱気は最高潮に。「頑張れ」「政権交代だ」の声が飛び交った。

鳩山代表は、公約がぶれていると自民から批判されたことについて「誹謗(ひぼう)中傷合戦は好まない。堂々とマニフェストを理解してもらうよう訴えてきた」と総括。「日本で初めての『民主政権』を誕生させるため、命を懸けて働く」と宣言すると、「鳩山総理」のかけ声も上がった。

公明党の太田昭宏代表は、地元のJR赤羽駅前で最後の演説。マイクを両手でしっかり握り、「あと1票、あと1票、みなさんに頼るしかない」と声をからした。

共産党の志位和夫委員長もJR池袋駅東口で、午後3時半頃から「国民が主人公の新しい日本に」と訴えた。

社民党の福島瑞穂党首はJR大阪駅前で、「民主党独り勝ちではなく……」と前置きした上で、拳を振り上げながら19回「社民党」と連呼。

国民新党の綿貫民輔代表は、地元・富山県南砺市で「郵政民営化で全部良くなるというマニフェストが現実には泥沼になっている」と自民党批判を展開した。

みんなの党の渡辺喜美代表は横浜市内で「必ずこの国を変えていきます」と何度も拳を突き上げながら訴えた。

改革クラブの渡辺秀央代表は堺市で、「(北朝鮮による)拉致被害者の救出に全力で取り組む。日本の将来を真剣に考えているのは我々だ」と語った。

新党日本の田中康夫代表は兵庫県尼崎市で「尼崎の街から本物の政権交代を」と訴えた。《読売新聞》




【民主党・小沢一郎代表代行】福岡、石川両県で演説

民主党の小沢一郎代表代行は選挙戦最終日の29日、同党の新人が自民党の大物前職と接戦を展開している福岡、石川両県の選挙区に入り、2カ所で計3000人以上を前に街頭演説をした。「国民を無視した今までの政治を続けるか、本当に国民の生活、暮らしをしっかりと守る政権を作るか。大事な選択だ」と訴え、大物追い落としで自民党に打撃を加えることを狙った戦略に全力を注いだ。

小沢氏が最後の応援先に選んだのは、民主党の野田国義・前八女市長が古賀誠選対本部長代理と競う福岡7区と、同党の田中美絵子氏が森喜朗元首相と対決する石川2区。福岡7区で小沢氏は、約1100人が集まった柳川市の公園で約15分聴衆と握手して回った後、「民主主義は多数決ですべて決まる。本当に政策を実現するにはこの選挙で勝たなくてはならない」と強調した。《毎日新聞》

8月29日/のできごと