平成7493日目
2009/07/14
【参院】麻生首相問責決議案を可決
民主、共産、社民、国民新、新党日本の野党5党が提出した麻生太郎首相に対する問責決議案は14日の参院本会議で、野党の賛成多数で可決された。法的拘束力はないが、野党は衆参両院で全面的な審議拒否に入った。
首相は21日の週に衆院を解散、衆院選を8月18日公示、30日投開票とする日程を表明しているが、国会は解散を待たず閉会状態となる。与野党は政権の座を懸けた4年ぶりの衆院選に向け事実上の選挙戦に突入する。《共同通信》
麻生首相への問責決議案が参院本会議で14日午後、議題となり、野党などの賛成132、反対106の賛成多数で可決された。
趣旨説明に立った輿石東参院議員会長は、「民主党・新緑風会・国民新・日本、日本共産党、社会民主党・護憲連合の3会派を代表して」と切り出し、「いくらあなたが目を閉じ、耳を塞ごうとも、政権交代を求める国民の意思に逆らうことはできない」として、直ちに衆院を解散することを要求した。
輿石会長は、「私は決断した。国会の冒頭、堂々と私とわが自民党の政策を小沢代表にぶつけ、その賛否をただしたうえで国民に信を問おうと思う」とする麻生首相の発言を取り上げ、「これは、去年の秋就任早々あなたが月刊誌に投稿した論文の書き出し」だとして、衆院の解散を先延ばしにしてきたことを挙げ、この点だけでも首相失格だと糾弾した。
また、「今、麻生総理にとってなすべきことは唯一つ。それは、この10か月あなたが迷い続け、言い続けてきたご自分の手で衆議院を解散するということ」と断じた。
さらに、「自公政権がこの4年間、総選挙で国民の信を問わないまま、3代にわたって総理のイスをたらい回しにしてきたことに、国民はあきれ果てている」として、「衆議院議員の任期切れ直前となった今、四度顔を変えて選挙にあたろうするのは、国民への背信以外のなにものでもない」と、自民党内の麻生降ろしをけん制、批判した。
最後に、「もう一度思い出していただきたい。『麻生はやり抜く』と言われたことを」と指摘し、解散・総選挙を直ちに行うよう要求した。《民主党ニュース》
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【レクサス・HS250h】発売
【脚本家・荒井晴彦氏】絲山氏に出版拒否不当と1円請求
映画「やわらかい生活」のシナリオの出版を拒否したのは不当として、脚本を手掛けた荒井晴彦さんと「シナリオ作家協会」(東京)が14日、原作者の芥川賞作家絲山秋子さんに出版妨害禁止と1円ずつの損害賠償を求め東京地裁に提訴した。
訴状によると、荒井さんは絲山さんの小説「イッツ・オンリー・トーク」を脚本化。協会が年ごとの優秀な10作品による「年鑑代表シナリオ集」の2006年版や07年版への収録を求めたが、絲山さん側が「あのシナリオを活字として残したくない」などと拒否した。
荒井さんと協会側は「脚本執筆や映画の製作、公開、DVD化などをすべて了解しながら、出版だけを拒むのは理解できない」と主張。慰謝料相当額は荒井さんと協会で計400万円としたが「金銭が問題ではないので一部のみ請求する」として1円ずつにとどめた。
会見した荒井さんは「シナリオができた時から『直してくれ』という申し入れはあったが、できる限り聞いてきた」と訴え、協会側も「原作に基づいたとしても小説と映像表現は違う。今回のように脚本家が軽んじられるようなことがあってはならない」と指摘した。
絲山さんは「訴状を確認していないので今の段階でコメントはできません」としている。 《共同通信》
【ボクシング】
世界ボクシング評議会(WBC)2階級と世界ボクシング協会(WBA)1階級のタイトルマッチ各12回戦は14日、神戸ワールド記念ホールと東京・後楽園ホールで行われ、神戸でのWBCバンタム級はチャンピオンの長谷川穂積(真正)が挑戦者で同級4位のネストール・ロチャ(米国)に1回2分28秒、TKO勝ちで9度目の防衛に成功した。
東京ではWBCフェザー級王者の粟生隆寛(帝拳)が挑戦者で同級1位のエリオ・ロハス(ドミニカ共和国)に0−3の判定で敗れて初防衛に失敗し、王座から陥落した。
神戸のWBAミニマム級は挑戦者で同級1位の高山勝成(真正)がチャンピオンのローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に0−3で判定負けし、王座獲得に失敗。《共同通信》
【この日の民主党】
政権交代に向けて最大限の努力を傾注 鳩山代表
鳩山由紀夫代表は14日午後の定例記者会見で、麻生首相の解散の予告、投票日の通告について、与党内の力関係によって総理総裁の椅子から引きずり下ろされることに対抗するための「しがみつき解散」であるという見解を表明。「いよいよ国民の皆さん方の手に、政治が取り戻される。いまがそのときだ。このときしかないという思いのもとで、全力を尽くして、政権交代に向けて最大限の努力を傾注するとお誓いする」と語った。
鳩山代表はまた、総選挙の戦い方についての質問に対し、国民の皆さん方にできるだけ分かりやすく、きちんと政策を説明する必要性があると指摘、責任感を今まで以上に持ちながら、強い意識を持って戦うと述べた。
さらに「留意しなくてはならないものは慢心だ。都議選で大変良い戦いをすることができたが、そのことが必ずしも衆議院(総選挙)に当てはまるとは限らない」と強調。来週に解散でも、投票日までは50日近くあるとしたうえ、「その間に緩み、慢心が出るならば、一気に流れが変わる可能性がある。したがって十分に気を引き締めて、『勝って兜の緒を締めろ』という諺どおり行動していきたい」と語った。《民主党ニュース》