平成7491日目
2009/07/12
【東京都議選】自公過半数割れ、民主が第一党に
東京都議会議員選挙(定数127)が12日投開票され、民主党が改選前の34議席から54議席に躍進し、自民党に代わって初の都議会第1党になった。
議席を減らした自民は、公明党と合わせた勝敗ラインの過半数64議席を維持できなかった。自公敗北で、与党内では衆院解散の先送り論とともに「麻生降ろし」の動きが広がっている。《朝日新聞》
東京都議会議員選挙(定数127)の投開票が12日行われ、党は現有議席34から55議席(公認54、推薦1)と大きく議席を伸ばし、都議会第一党となった。また、目標としていた石原都政の自公与党の過半数割れ(自民38、公明23)も達成した。
この大勢判明を受けて、党本部で夜記者会見した岡田克也幹事長は、「素晴らしい結果が出つつある。鳩山代表、菅代表代行、東京都連の鈴木寛幹事長、蓮舫広報委員長、加藤公一選挙対策委員長はじめとする方々の力の結果。都民の皆さんに素晴らしい結果を出してもらった。感謝申し上げるとともに、身の引き締まる思い」と語り、今後の都政に関しても、「石原知事も議会の声に耳を傾けるようになる。知事をチェックする議会の機能を果たすようになる」と議会本来の機能を党として果たしていくとの考えを述べた。
勝因に関する質問に、「東京都連が素晴らしい候補を擁立し、改革を訴えたこと。また、国政での解散先延ばし、自民党の混乱に都民の皆さんがノーを突き付けた」として、麻生首相に「都民がレッドカードを突き付けた」との見方を示した。
また、次期衆院選への影響についての質問に「我々を勇気づけるもの。しかし、直接衆院選と連動すると単純には言えない。勝って兜の緒を締めよで、しっかりと戦っていく」との感想を述べた。
投票率は54・49%で前回を10・50%上回った。
7つある1人区では、党公認候補が5人、推薦候補が1人当選し、躍進の原動力となった。また複数擁立区では、品川区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、北区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区、八王子市で複数当選を果たした。
また、推薦した東京・生活者ネットワークの二人の候補も当選した。《民主党ニュース》
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【麻生太郎首相】早期解散の意向を伝達
麻生太郎首相は12日夜、14日の衆院解散を念頭に「早期解散」の意思を固め、自民党幹部らに伝えた。13日の政府与党連絡会議で「近く解散する」と表明、対応を指示する構えだ。衆院選日程は「27日公示ー8月8日投開票」を想定している。
自民党は12日の東京都議選で過去最低に並ぶ38議席の惨敗を喫したが、首相は「都議選は国政選挙に影響しない」として「麻生下ろし」の動きを封じ込めたい意向。だが党内には慎重論が強く、早期解散反対派と首相サイドの綱引きが激化するのは確実だ。《共同通信》
【この日の民主党】
政治を国民の手に取り戻す! 鳩山代表
鳩山由紀夫代表は12日午前、長崎県大村市内で開かれた、山田正彦衆議院議員(長崎県第3区総支部長主催の街頭演説会に参加し、次期衆院・総選挙で「政治を国民の手に取り戻そう」と呼びかけた。
街頭演説会の冒頭、マイクを握った犬塚直史参議院議員は、「後期高齢者医療制度など、受けられる医療を年齢で差別するような制度は、今すぐ廃止しなければならない」と主張し、参議院では廃止法案を通したことを明かし、同時に、衆議院では与党の数の暴挙によってその法案を通すことができない現状を説明し、そうした「国民の生活を第一。」とする政治を実現させるためにも衆議院選挙で民主党に力を与えて欲しいと訴えた。
山田議員は、元『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣として、子ども手当て月額2万6000円の創設や、医療・福祉改革、年金問題など、国民が安心して生活できる社会を創り上げるためには、従来の与党政権が行ってきた予算の使い方を改め、新たな制度の実現が必要であると主張した。
また、一次産業振興のため、農業や漁業の戸別所得補償制度の創設を実現したいと力説した。財源についても、特別会計の中身を明らかにし、官僚の天下り先へ当られる予算の流れを禁止することで財源の確保をしたいと話した。
続いてマイクを握った鳩山代表は、「国民の生活が第一。」の政治の実現のためには、官僚支配に終止符を打ち、政治家が本来あるべき姿を取り戻し、政治を国民の手に取り戻す必要があることを力説し、来るべき総選挙の重要性と、政権交代の必要性を訴えた。《民主党ニュース》