平成7464日目

2009/06/15

この日のできごと(何の日)

【この日の麻生総理】

安心社会実現会議

政府の安心社会実現会議(座長・成田豊電通最高顧問)は15日、首相官邸で会合を開き、「安心と活力の日本へ」と題した報告書を麻生首相に提出した。2011年度までに実施する緊急政策として、低所得世帯や子育て世帯を給付金と減税で支援する「給付付き税額控除」など10項目を提言。安心社会実現の財源について討議する与野党の「円卓会議」設置を提唱した。

首相は会合で、「報告書を基にして(政策を)実行に移していかなければならない。野党とも合意を作っていくことが必要だ」と述べた。首相は報告書の内容を、23日に決定する政府の「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)2009」や、自民党の次期衆院選マニフェスト(政権公約)に反映させたい考えだ。《読売新聞》

平成21年6月15日、麻生総理は総理大臣官邸で、第5回となる安心社会実現会議を開催しました。

今回の会合では、最終報告が取りまとめられ、成田豊座長から安心社会実現会議報告「安心と活力の日本へ」が手交されました。 報告書では、日本型の安心社会は、まず第一に「働くことが報われる公正で活力ある社会」、第二に「家族や地域で豊かなつながりが育まれる社会」、第三に「働き、生活することを共に支え合う社会」とし、「雇用」、「子育て」、「教育」、「医療」、「年金・介護」の「5つの安心領域」の連携が大事であるとしています。

麻生総理は、挨拶で「安心の領域につきましては、これまでの安心というのは、年金、医療、介護ということになろうと存じますが、それに今回、雇用というものを中心に据えていただき、教育を入れておられます。雇用というものを中心に据えてるというのは、これまで無かった形。
次に安心保障の対象者につきまして、これまで社会保障というと高齢者という傾向に偏り過ぎていたのではないかという反省等を含め、今回は若者や現役世代を含めまして、人生の切れ目のない保障が必要とされておるところも、我々としては大変大事なところだと思ってます。
最後に、負担の点につきましても、国民には行政、制度、いろいろなシステムへの不信がありますために、合意形成が困難だという御指摘もありましたが、そういったものがありますと、私的負担が増えるということになりますので、こういった不信の連鎖というものを止めなければならないという問題意識が全体を通して強く盛り込まれておりますので、政府としては、頂いた報告書を基に実行に移していかなければならない。」と述べました。《首相官邸》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【自民党・鳩山邦夫氏】総務相退任会見

日本郵政の西川善文社長続投に反対し総務相を事実上更迭された鳩山邦夫氏が15日の退任記者会見で、麻生太郎首相から今年春、後任候補リストを受け取っていたことを明かした。

与党は「首相のぶれがさらに明らかになった」(幹部)として政権のイメージダウンを警戒。野党は鳩山氏が将来の離党、新党結成について「未来永劫ないかと聞かれれば、仲間あってのことだ」と否定しなかったことも「新たな攻撃材料」(中堅議員)と歓迎した。

総務省で行った会見で鳩山氏は、リストの存在を指摘した上で、首相もいったんは続投を認可しない方針だったと強調。「社長交代が首相の既定路線だと安心しきったのがばかだった」と更迭劇を振り返った。《共同通信》

【この日の民主党】

市民による官僚主導の政治の打破に心から感謝 千葉市長選勝利で鳩山代表

鳩山由紀夫代表は15日午前、千葉市長選挙の勝利を受けて「千葉市民の皆さんが大変な勇気を持って、今までの官僚主導の政治を打ち破ってくれたことに心から感謝したい」と語った。都内の個人事務所内で記者団の質問に答えた。

鳩山代表は、名古屋市、さいたま市に続く政令市長選の勝利を、国政に対する大きな政権交代への期待感でもあると感じていると表明。古い官僚主導の政治を勇気を持って打ち破り、市民、国民が中心になる政治を作ろうという意思が、市民の皆さんから示されたものだという見解を示した。

報道各社が週末に行った世論調査の結果について受け止めを求められると、政権の体をなしていない麻生内閣へ国民の皆さんの絶望感がある一方、国会内で論戦をはる民主党の「脱官僚」「ムダ排除」の訴えが浸透し、政権交代への理解が進んでいるという考えを述べた。

鳩山代表は「当然のことながら、楽観というものが一切できるような余裕はない」として、チャレンジ精神で首相にぶつかり、民主党の思いを国民の皆さんに知ってもらう努力をして、さらなる支持獲得へつなげる意欲を示したうえ、総選挙で勝てる状況を作り上げるため、怠りなく準備を進めていく必要があるとした。

「国民の皆さんの民主党に対する期待が大きいことはありがたい。しかしまだ十分でないと思っている。さらにそれぞれの候補者がふるさとの方々と良く接し、何を期待しているかを知る必要がある」と指摘、国会内でも戦いは続いており、気を引き締めるのは当然だと語った。

最後に就任1カ月の感想を問われた鳩山代表は、全国から激励をいただき非常に感謝していると述べ、国民の皆さんからの支持を謙虚に受け止め、できる限り国民の皆さんのための政治を作り上げるため、なお一層磨いていきたいと語った。《民主党ニュース》



6月15日 その日のできごと(何の日)