平成7271日目

2008/12/04

【この日の麻生総理】

日本・ポーランド首脳会談

平成20年12月4日、麻生総理は総理大臣官邸でポーランド共和国のレフ・カチンスキ大統領と首脳会談を行いました。

会談では、二国間関係、国際場裡における協力、地域・国際情勢について議論されました。

二国間関係では、伝統的に友好な両国関係の基盤の下で国際社会の安定と繁栄のため、両国で一層協力していくことで一致しました。また、来年の日本・ポーランド国交樹立90周年、2010年のショパン生誕200周年を通じて、両国関係を政治、経済、文化等幅広い分野で、更に発展させていくことで一致しました。

国際場裡における協力では、国連安保理改革、気候変動等国際社会が直面する諸問題について、今後ともパートナーとして一層緊密な協力を行っていくことを確認しました。

地域・国際情勢については、世界経済、欧州情勢等に関し幅広く意見交換を行いました。

その後の共同記者発表で麻生総理は「本日の会談を踏まえ、今後ともカチンスキ大統領と両国間の協力を力強く進めていきたいと考えております。」と述べました。《首相官邸》

初の政労会見

麻生太郎首相は4日、連合の高木剛会長らと首相就任後初の「政労会見」を行った。高木氏は景気後退で非正規労働者の大量リストラや、大学生の就職内定取り消しが急増している事態に対処するため、雇用対策本部を設置するなど雇用確保に万全を期すよう要請。

首相は現状は厳しいとして対策に全力を挙げる姿勢を示したが「できるだけ知恵を絞っていきたい」とする程度で具体策への言及はなかった。《共同通信》




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【阪神・新井貴浩内野手】プロ野球選手会新会長に選出

労働組合・日本プロ野球選手会は4日、大阪市内のホテルで定期大会を開き、宮本慎也会長(ヤクルト)に代わり、新会長に新井貴浩副会長(31)=阪神=を選出した。任期は1年。

新井新会長は「宮本会長の対話路線を引き継ぎ、しっかりと経営側と対話して進めていきたい」と緊張の面持ちで抱負を語った。《共同通信》

【MLB・レッドソックス】田澤純一投手の入団を発表

米大リーグのレッドソックスは4日(日本時間5日)、社会人野球、新日本石油ENEOSの田澤純一投手(22)の入団を発表した。メジャー契約で期間は3年。AP通信によると、総年俸は約330万ドル(約3億400万円)。日本のアマチュア選手がプロ野球を経ず、メジャー契約で大リーグ入りするのは初めて。《毎日新聞》

【この日の民主党】

菅代表代行、ネットカフェ訪問 非正規労働者の住居化の実態を視察

党緊急雇用対策本部本部長の菅直人代表代行は4日、埼玉県蕨市を訪れ、JR蕨駅前のネットカフェ・「サイバー@カフェ」を訪問。職を失う同時に住まいまで失う非正規労働者の住居となっている実態をふまえ、その現状を視察した。

視察には同対策本部事務局長の小沢鋭仁衆院議員、国民運動委員長代理の高山智司衆院議員、組織委員長代理(青年担当)の藤末健三参院議員が同行した。

菅代表代行は、月額3000円で郵便や宅配の受取りサービスが受けられ、希望すればネットカフェを現住所として届け出ることも可能であること、実際にこの1年で約20名が住民登録を行い、現時点も4~5名の住民登録者がいるとの説明を受けた。

ネットカフェはほぼ長期滞在者で埋まっている状況で、3カ月、6カ月と長期滞在しているが、割安になる1カ月のまとめ払いは行えずに、1日2400円を更新する方が多数である現状も明らかにされた。滞在依頼者が増加し、隣のビルまで拡張し、17ブース分の増加も行われた。

菅代表代行はまた、カフェ内を視察。シャワールームや屋上の洗濯スペース、女性が中心に宿泊している階などを見て回った。実際にブースに入ってみて、おとな一人がやっと足を伸ばせる広さであること、大柄の人は斜めに寝ることで何とか安眠できることなどを実感した。

続いて、実際に長期滞在し、来年2月までの契約で夜勤で働いている48歳の非正規雇用の男性に話を聞いた。

アパート等は光熱費があるため、ネットカフェで暮らす方が割安で済むと男性は語り、「こういう割安な場がないと困る」と述べた。かつて派遣労働で働いていたとき、「暇になったので辞めてくれ」と宣告され、2~3日以内に寮からの退去を求められたこともあったという。

定額給付金について菅代表代行が「多少魅力ですか」と質問したところ、「魅力だが、それ以上にもう少しみんなに仕事を与えてほしい」「一時金でもらってもその場かぎりだ」との切実な回答があり、目先のバラマキではなく、体系的な雇用対策こそが求められていることが改めて明らかになった。

また、時給については、約12、3年前は日勤で手取りが1万8000円から2万円程度であったが、現在は同時間を夜勤で働いてやっと1万1000円になる程度だという。さらに、派遣会社によって仕事の量に大きな差があり、「仕事がある」とPRしながら実際には登録しても全く仕事の紹介がないところがあるとの経験談も語られた。

さらに男性はハローワークでの仕事の紹介はあまり望めず、同時に雇用促進事業団の住居利用等は手続きばかりに手間隙がかかって自分が望む形でのサポートは受けられないといった点も指摘した。

民主党は3日の『次の内閣』閣議において、「非正規労働者等の労働条件の確保に関する法律案」を議員立法として取り組んでいくこととし、非正規労働者の就労支援のための住宅・生活支援の実現を目指している。

ネットカフェの実態を政策づくりに活かしていきたい 視察後に菅代行

菅直人代表代行は4日、埼玉県蕨市でネットカフェ視察後に記者団に対し、「宿泊する、あるいは長期に滞在する方が非常に増えてきている。そのことが今の日本の社会状況を反映しているというのが第一の印象だ」と語った。同時に、ネットカフェに住所を置かざるを得ない人がかなり増えつつあることを改めて感じたとした。

また、「自分たちはサポートもほしいが、まずは仕事だ」との考えが、実際に長期滞在している48歳の男性から示されたことにもふれ、「仕事をやってそのなかできちんと生活をしていきたいというのはある意味では当然なこと」と分析。「公的支援というのは、仕事を紹介する、つくるというのが重要だと改めて思った」と語った。

そのうえで菅代表代行は「非常に参考になった」と述べ、明日5日に行う衆院予算委員会での質問や民主党の政策において、「聞いた話、見た話をよく整理してどのような形で活かしていけるか議論していきたい」とした。《民主党ニュース》



12月4日 その日のできごと(何の日)