平成7269日目

2008/12/02

【この日の麻生総理】

宇宙開発戦略本部

平成20年12月2日、麻生総理は国会内で、宇宙開発戦略本部の第2回会合を開催しました。

この日の会合では、「宇宙基本計画の基本的な方向性について」及び「平成21年度における宇宙開発利用に関する施策について」が了承され、宇宙を活用した安全保障の強化や宇宙外交の推進など5つの「基本的な方向性」が盛り込まれました。

麻生総理は冒頭の挨拶で、「官民一体となって、戦略的にやっていきたいと思います。そういった状況を整理して宇宙基本計画というものを早期に取りまとめて対応していきたい。」と述べました。《首相官邸》

1兆円の新交付金を了承

麻生太郎首相は2日、来年度からの道路特定財源の一般財源化に伴い(1)道路整備を中心とした公共事業に使途を限った1兆円規模の新たな交付金を創設し地方へ配分する(2)本来より負担を重くしている揮発油税などの暫定税率を3年間維持する、との自民党案を了承した。

新交付金は生活道路整備支援のため配分している現在の「地方道路整備臨時交付金」(約7000億円)よりは使い道が広がる。麻生首相が10月に追加経済対策として地方への1兆円配分を打ち出して以降、混乱が続いてきた配分方法の大枠がようやく固まった。

ただ麻生首相は同日、自民党側に道路特定財源問題とは別に「(来年度予算で)地方交付税を増やしてほしい」と指示しており、来年度の予算編成に向け財源確保などで紆余曲折も予想される。《共同通信》




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【吉田えり投手】日本初の女性プロ野球選手に

来年4月に開幕する野球の関西独立リーグの神戸は2日、神戸市内のホテルで入団発表を行い、神奈川・川崎北高の吉田えり投手(16)が契約書にサインし、男子選手に交じってプレーする日本で初の女性プロ野球選手が誕生した。

大勢の報道陣が詰め掛けた記者会見で吉田投手は「まずチームのみんなについていけるように、活躍できるように頑張りたい」とやや緊張気味に話した。今後は関西の高校に転校、学業との両立を目指す。《共同通信》

【タイ・ソムチャイ政権】崩壊

タイ憲法裁判所は2日、昨年12月の総選挙の選挙違反事件をめぐってタクシン元首相派の下院第一党、国民の力党など連立与党3党に解党命令を出した。国民の力党を率いるソムチャイ首相は5年間、政治活動を禁止され失職、政権は発足から2ヵ月で崩壊した。

これを受け、バンコク国際空港などの占拠を続けていた反政府市民団体「民主市民連合」は同日、すべての抗議行動を3日午前10時から中止すると発表、支持者が2日撤収を始めた。《共同通信》

【この日の民主党】

日本唯一の資源・森林は国が施策を講じて守るべき 幹事長

鳩山由紀夫幹事長は2日、「森林・林業・山村の再生実現と国産材の復活」と銘打って全国森林組合連合会と日本造林協会の共催で都内で行われた「森林・林業振興全国大会」に出席し、来賓挨拶を行った。

「民主党にまでご挨拶をさせていただく機会をいただいたことに心から感謝する」と語って、会場の笑いを誘ったうえで鳩山幹事長は、森林・林業にはフォローの風が吹いているという話があったが、と前置き。同感するとの認識を示しつつも、「しかし、日本で唯一・最大の資源が森林であり、それを業とするのが林業であることは言を待たない。その皆様方の森林・林業が、必ずしも皆様方の思い通りに経営などが立ち行かないのも事実である」と指摘した。

そのうえで鳩山幹事長は、「民主党が林業再生プランというものを作らせてもらった」と語り、20~22%に下がっているという木材自給率の向上にむけ、民主党は「そこに加速度をかける必要がある」との考えのもと、50%まで自給率を高めることに目標を設定してと解説した。「フォローの風があるときに、そのフォローの風に乗せていくための国としての大きな政策が今こそ必要なときではないかと思っている」とも語った。

同時に「私たちは農業や畜産、酪農などに対して、戸別所得補償制度の創設を提案している。同じように、森林・林業に対しても直接支払い制度というものを創設したいと考えている」と重ねて訴え、その実現には1000億円程度の予算が必要であるとも指摘した。そのうえで「森林整備にお金をかけるのは当然ではないか」と強調し、「あまりにも今までは低すぎたということが問題だと思っている。経営が成り立っていけるようにするため、何らかの施策として直接支払い制度を、森林・林業をしっかりと整備・管理をしていただける方々のために創設をすることをご提案を申し上げたい」と力説した。

また、放置林の対応については「それを団地化して、森林組合の方々にしっかりと管理をしていただく、そのことに対して、自治体や国が支援の策を述べさせていただくことも当然」と提案した。

さらに、現在は地球環境時代だという考えに立脚し、木質のバイオマスに注目すべきだとも指摘し、「新たな産業として大きなうねりを見せている。このようなものにも大きな光を当てていくことも、国として大事なことだ」と語った。

最後に幹事長は「自民党だ、民主党だということではなくて、一番大事なことは森林・林業という日本で最大の資源をいかにして国益のなかで守らせていただくかということ」だと強調。「民主党としても自民党に負けずに、いや自民党を凌駕するぐらいの施策を打ち出していきながら、互いに競い合うことが重要だと思っている」と述べ、積極的に政策を提案して行くと宣言し、挨拶を締めくくった。

なお、大会には玄葉光一郎、近藤洋介両衆院議員、参院農林水産委員会理事の平野達男、主濱了両議員、同委員会委員の一川保夫、金子恵美各議員らが参加した。《民主党ニュース》



12月2日 その日のできごと(何の日)