平成7167日目
2008/08/22
【この日の福田総理】
薬物乱用対策推進本部
平成20年8月22日、福田総理は総理大臣官邸で第15回薬物乱用対策推進本部を開催しました。
この日の会議では、過去10年間の戦略により一定の成果は出ているものの、我が国の薬物情勢は依然厳しいことから、薬物密輸入阻止のための緊急水際対策や第三次薬物乱用防止五か年戦略などについて議論し、第三次薬物乱用防止五か年戦略を決定しました。
本日決定した『第三次薬物乱用防止五か年戦略』は、再乱用防止等に向けた行政機関と民間団体等の連携の強化、組織犯罪対策の効果的な推進、密輸動向等に応じた的確な対処をポイントとして挙げており、総合的な対策を推進し薬物乱用の根絶を目指しています。
福田総理は挨拶で「我が国社会の健全な発展のためには、薬物乱用を許すことがあってはなりません。閣僚各位におかれては、今後、政府一体となって新五か年戦略を実行し、成果を得るようご尽力をお願いします。」と述べました。《首相官邸》
給油活動継続を米に約束
福田康夫首相が7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に合わせて行われた日米首脳会談で、インド洋での海上自衛隊による給油活動の来年1月以降の継続を「約束する」とブッシュ大統領に明言していたことが分かった。会談ではアフガニスタン本土への自衛隊派遣断念も伝えた。複数の日米関係筋が22日、明らかにした。
給油活動の根拠である新テロ対策特別措置法は来年1月15日で期限切れとなるため、首相の発言は9月召集見込みの臨時国会で、同法を延長する改正案の成立を前提としている。
首相が与党との調整抜きに「日米公約」していたことで、改正案の衆院再可決による延長に難色を示す公明党が反発、野党も批判を強めるのは必至だ。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【北京五輪・陸上男子400メートルリレー】日本、銅メダル獲得
北京五輪第15日の22日、陸上の男子400メートルリレー決勝で日本は塚原直貴(23)=富士通、末続慎吾(28)=ミズノ、高平慎士(24)=富士通、朝原宣治(36)=大阪ガス=のメンバーで38秒15の3位に入り、五輪史上初めて男子トラック種目で銅メダルを獲得した。女子を含めると1928年アムステルダム五輪女子800メートル2位の人見絹枝以来80年ぶり。
ジャマイカが37秒10の世界新記録で優勝。第3走者のウサイン・ボルトは84年ロサンゼルス五輪のカール・ルイス(米国)以来24年ぶりに100メートル、200メートル、400メートルリレーの3冠を達成し、すべて世界新記録だった。《日刊スポーツ》
【民主党代表選】野田、枝野氏が出馬を断念
民主党の小沢一郎代表が9月の党代表選で、無投票により3選される見通しになった。立候補を検討してきた野田佳彦広報委員長と枝野幸男元政調会長が22日、相次いで出馬断念の意向を示したためだ。ほかに立候補や対抗馬擁立の動きはなく、次期衆院選は「小沢体制」で臨むことが確定的となった。
小沢氏は、鳩山由紀夫幹事長ら党執行部やベテラン議員らの支持を背景に8月下旬にも正式に出馬表明する見通し。《共同通信》
【この日の民主党】
小沢代表、市民のみなさんと串カツほおばる
小沢一郎代表は22日夜、大阪市内での講演のあと、通天閣付近の串カツ店「だるま通通天閣店」を訪れ、容器に入ったソースに自分のお好みのカツをつけて食べる、大阪ならではの味わいを楽しんだ。
食べ方の説明を受けたあと小沢代表は、「おいしい、うまいね」と豚肉やエビなどのほか、生姜やトマトといった変り種もあわせて、次々に串カツをほおばった。
居合わせたお客さんからの記念撮影にも気軽に応じ、またワイシャツの背中へのサインの求めにも「小沢一郎」と丁寧に書くなどして、大阪の皆さんとの時間を満喫した。
案内した平野博文幹事長代理は、「大阪の串カツはソースの2度づけが禁止。政権交代のチャンスも2度とないという意味を込めて来てもらった」と説明。熊田篤嗣・大阪府第1区総支部長も同席した。
鳩山幹事長、総選挙に向けて生活政策ビラを発表
鳩山由紀夫幹事長は22日午後、党本部で定例記者会見を行い、次期衆議院総選挙に向けて制作した新しい生活政策ビラを発表。年金問題、後期高齢者医療制度、ガソリン・燃油をはじめとする物価高騰について、総選挙の大きな争点になるとの認識のもとに制作した経緯を明かし、総選挙に向けての強い決意を表明した。
鳩山幹事長は「臨時国会は解散含みの政局」との認識を明示。そのうえで、ビラについては、総選挙に向けて民主党の強い決意と国会での闘い、争点を国民にアピールするため、年金問題、後期高齢者医療制度、ガソリン・燃料油問題、と3つのテーマについて民主党の主張と自公政権の現状とをイラストで明記したと説明した。
年金問題については、「消えた年金記録」どころか「消された年金記録」であると、社会保険庁の組織ぐるみの隠蔽工作にも言及、「断じて許されるものではない」と怒りをあらわにした。
後期高齢者医療制度についても、11月1日から年金からの天引きは選択制度になるとはいえ、自治体によっても対応に差異が生じるなどこのような混乱を起こしたのは国の責任であると政府・与党を批判。国民の意思として制度廃止に向けて審議に臨む意向を示した。
物価高騰の厳しい現状にも触れ、「政府の対応は後手後手。喫緊の課題として取り組んでいく」と明言。そのほか官僚の問題発言、ムダな公共事業の実態など問題点を挙げ、「臨時国会で厳しく追及していきたい。福田政権にとどめを刺し、解散総選挙に導いていきたい」と強い決意を語った。
鳩山幹事長はまた、本日午前、岡崎トミ子「次の内閣」ネクスト環境大臣、川内博史衆院議員、鈴木寛参院議員とともに都議会議員のメンバーと築地市場の豊洲移転問題について議論したと報告。(1)移転問題とオリンピック招致問題との密接な関係、(2)石原銀行問題――の2点について国政の場でも追及してほしいとの要請があったと紹介、これに応じる方針を示した。
党代表選挙については無投票になる公算が高まったことについて、代表選挙が行われる場合には選挙後の党内の一体感をいかに高めるか、行われない場合には民主党の考えをいかにして国民に周知徹底を図るかが幹事長の責任であるとの認識を述べたうえで、小沢代表が無投票で3選となった場合には、国民に対してこういう日本をつくっていくかというメッセージを示す必要性があると主張。代表としての考え方をメディア等を通じて周知していくことが大事であるとした。また、「無投票であるから民主主義ではないということではない」と釘を刺し、総選挙を控え臨時国会を通じて様々な問題を追及していくことが望ましいと判断する声が多い結果ではないかと分析した。《民主党ニュース》