平成7054日目
2008/05/01
【この日の民主党】
道路財源のムダ遣い問題にこれまで以上に取り組む 会見で菅代表代行
菅直人代表代行は1日午後、党本部の定例会見で、昨日の再可決を受けた所感や今後の取り組みなどについて見解を語った。
冒頭、昨日の再議決を受けて本日から全国的にガソリン値上げが行われていることについて「大変残念な、無念な思いがする」と所感を述べた。暫定税率の期限切れに伴いガソリンが値下がりした1カ月については、国民の皆さんが「昨年の参院選の結果によって本当に(一票の力によって)具体的に物事は動く」と実感して党へ期待感を持つと共に、維持できなかったことで衆議院での力不足の感を持ったのではないかと指摘した。
菅代表代行はまた、道路に関する財源のムダ遣い問題について「これまで以上にしっかり取り組み、国民の前に明らかにして、道路政策の抜本改革、日本の国の形を変えていく突破口にする基本方針はまったく変わっていない」と語った。
民主党の道路特定財源・暫定税率問題対策本部が同日に会議を開き、今後の活動について具体的に議論したことにも言及。全国8箇所の地方整備局について、そのあり方も含め調査をすると述べた。
また、福田首相や自民党が使う「一般財源化」という言葉について、「道路、教育、福祉、何にでも使える財源に変わる」という本来の意味なのか、様々な議論の場で明確にして考え方を質すと表明、道路に関する財源のムダ遣いの問題について連休明けから集中審議を開くよう、衆参の予算委員会などを中心に求めるとした。
さらに記者から、ガソリン価格は連休中は上がらないという町村官房長官の見通しについて見解を問われ、「1日先も見えない官房長官と、石油会社に居たわりに石油のことをご存じない総理、とてもこの2人に日本の舵取りを任せられないと改めて痛感させられた」とコメントした。《民主党ニュース》
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【サッカー・我那覇和樹選手】CAS聴聞会が終了
Jリーグ1部(J1)川崎の我那覇和樹(27)が、Jリーグから受けたドーピング禁止規定違反の処分撤回を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した問題で、CASは1日、東京都内で2日間に及んだ非公開の聴聞会を終えた。CASは裁定が出るのが2、3週間後になるとしている。一審制のため今回の裁定が最終決定となる。
2日目となった聴聞会は昼ごろに終了した。ただ内容については一切明らかにされなかった。
Jリーグは昨年5月、発熱や下痢などを訴えて静脈内注入(点滴)を受けた我那覇をドーピング違反として6試合出場停止の処分などを科した。我那覇は点滴が正当な医療行為で違反ではないなどと主張してきた。
聴聞会を終えた我那覇は「審理を聞いて、僕に下された(Jリーグの)判定は取り消されるべきだと思った。いい結果が出ることを期待したい」と話した。《スポニチ》
【比内鶏偽装表示事件】元社長ら逮捕
秋田県大館市の食肉加工製造会社「比内鶏」(破産手続き中)が特産品の比内地鶏製品を偽装していた事件で、大館署は1日、元社長A容疑者(77)や同社関連会社の元幹部ら計6人を詐欺と不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで逮捕した。6人は容疑を認めている。
発表によると、A容疑者らは2006年4月〜07年8月ごろ、仕入れ価格が1羽数十円の卵を産めなくなった「廃鶏」の肉などを使った加工品4種類を、比内地鶏の製品と偽って秋田市や盛岡市、川崎市の3業者に販売し、約1500万円をだまし取った疑い。《読売新聞》
【福田康夫首相】北京五輪開会式に出席へ
福田康夫首相が今年8月8日の北京五輪開会式に出席する方向で検討に入り、日本政府高官が先月、中国の王毅外務次官らに「首相は出席できると思う」と前向きな見通しを直接伝えていたことが1日までに分かった。複数の中国筋が明らかにした。
福田首相が開会式に出席すれば、竹下登元首相の1988年ソウル五輪以来20年ぶりとなる、中国側からは「両国の刻印感情改善に大きく貢献する」(日本問題研究者)と評価する声が出ており、日中関係重視をそれぞれ掲げる福田政権と胡錦濤指導部の連携強化が一段と進みそうだ。《共同通信》
