平成7019日目
2008/03/27
【この日の福田総理】
税制改正法案の新提案を発表
福田康夫首相は27日午後、首相官邸で記者会見し、揮発油税の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案の年度内成立へ向け、道路特定財源を2009年度から全額一般財源化することを柱とした新提案を発表した。ただ民主党が主張する暫定税率の即時廃止は否定したことから民主党は受け入れない方向だ。
暫定税率期限切れとなる今月末までの法案成立は困難で、ガソリン価格引き下げはなお避けられない情勢。その場合、政府、与党は4月末には衆院での再議決により成立を図る。《共同通信》
日本・トンガ王国首脳会談
平成20年3月27日、福田総理は総理大臣官邸で、トンガ王国のフェレティ・ヴァカウタ・セベレ首相と首脳会談を行いました。
冒頭、福田総理は、「皇室・王室間で密接な友好関係が構築されてまして、相撲、ラグビーなどスポーツを通じた民間交流も盛んです。貴国との関係をより一層強化したいと思います」と述べました。
会談では、福田総理から、平成18年5月に日本で開催された第4回太平洋・島サミットにおいて打ち出された「沖縄パートナーシップ」について今後とも島嶼国各国の自助努力を支援すべくの経済成長への支援等緊密に協力していくことを述べたのに対して、セレベ首相からは日本との関係強化を重視し、協力していきたいと述べました。
また、日本政府のこれまでの環境問題への取組を高く評価し、特に「クールアース推進構想」を積極的に支持していきたい旨述べました。《首相官邸》
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【年金特別便】他人記録や空白2万件
社会保険庁は27日、誰のものか分からず「宙に浮いた」年金記録約5000万件の持ち主さがしのため送っている「ねんきん特別便」で、全国の遺族年金の受給者1万9827人に、年金加入履歴欄に他人のデータを印字したり、履歴欄が空白のまま送付するミスがあったと発表した。
このうち他人のデータを印字したのは9909人分。データは勤務先名と加入期間に限られ、氏名や住所などはなく持ち主を特定できないものの、個人情報の一部が他人に漏れたことに批判も出そうだ。社保庁は28日、謝罪文を同封して特別便を発送し直す。経費は約500万円。《共同通信》
【この日の民主党】
菅代表代行「透明化された行政が必要」
菅直人代表代行は27日午後、「STOP!THE格差社会 連合政策要求実現院内集会」で挨拶、透明性を欠いた霞が関の政治を根本から壊して透明化することが、格差社会の是正という道につながると認識を述べた。
冒頭、高木剛連合会長が主催者挨拶に立ち、現在の国会は「つばぜり合い」の状況と指摘した上、与党に競り勝って政策要求実現へ成果を固めてほしいと野党を激励した。続いて地方連合会の代表が「地域に根ざした顔の見える運動」を報告、地方から日本を変える意気込みを語った。
政党の決意表明で挨拶した菅代表代行は、暫定税率の期限切れについてまず間違いない状況であると報告。また「道路族議員と道路官僚は、何が何でも自分たちの強大な利権は死守する。そのために総理大臣の首が一人や二人飛んでも構わない。4月の終わりになったら断固として3分の2の議決をして、評判が悪くなったら次の総理大臣にすればいい。国土交通省にとっては総理大臣の首の一つや二つは関係ない。そういう戦いになっている」と、政府・与党が4月末に再議決を行う見込みだとする認識を語った。
国民世論の大半の意見と異なる再議決を行うのであれば衆議院を解散すべきだとして、世論喚起を求めるとともに、暫定税率引き下げによる2.6兆円の減税効果やその他の景気対策に言及。混乱を招いて再度の税率引き上げを演出しようとする政府・与党にしっかりと対応するとした。
菅代表代行は「これからの政治に必要なことは、徹底した透明化」と主張。間違いなく社会・国・政治が面倒を見てくれるという誰の目から見ても明らかな透明性が担保されているからこそ、北欧諸国では国民が高い税金や年金を払っているとした上、社会保険庁に年金を預けたい、国土交通省に税金を委ねて橋や道路を造ってほしい人はいるのかと問いかけた。
「透明性を欠いた霞が関の政治そのものを、根本から壊していく」と表明、潜在的に共感を持つ与党内の決起も促しつつ、透明性のある行政を作り出すことから格差社会を是正する本来の道へつなげたいと意欲を述べた。
集会は、古賀伸明連合事務局長が「STOP!THE格差社会キャンペーン第2弾」の7つの柱を報告し、政策要求の実現に向けて協力を共に誓い合って終了した。《民主党ニュース》