平成6810日目
2007/08/31
【民主党】新役員体制を了承
民主党の小沢代表は31日、党本部で開いた両院議員総会で、新しい役員体制を示し、了承された。
挙党態勢を築く狙いから、前原誠司・前代表を副代表に充てた。与野党逆転した参院の運営を重視し、政策調査会長には直嶋正行・元参院幹事長を充て、輿石東参院議員会長に代表代行を兼務させた。国会対策委員長には、小沢氏側近の山岡賢次・前財務委員長を起用した。菅代表代行と鳩山幹事長は留任した。
小沢氏は10日召集予定の臨時国会で、政府・与党との対決姿勢を強め、早期の衆院解散・総選挙を迫る構えだ。
小沢氏は総会後の記者会見で「参院が(民主党に対する)国民の期待を反映させる場になる。参院選で与えられた議席を効果的に活用できるように人事を考えた」と述べた。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【楽天・田中将大投手】球団初の2けた勝利
西武2−14楽天◇31日◇フルスタ宮城
球団初の2けた勝利に、楽天の田中は「あまりピンとこないけど、球団の歴史に名を連ねられて率直にうれしい」と照れ笑いを浮かべた。高校出の新人としては1999年の松坂(当時西武)以来、パ・リーグ11人目。18歳の右腕がまた一歩、新人王に前進した。
7回を投げ、散発2安打で本塁打の1失点のみ。無四球、10奪三振。味方打線の大量援護にも助けられ、まったく危なげない投球だった。《読売新聞》
【兵庫県】障害者施設で入所者に暴行、職員らを解雇
兵庫県洲本市の知的障害者施設「県立五色精光園」で、男性入所者18人に対し下腹部の毛をそる人権侵害行為があったとして、同園を運営する県社会福祉事業団は31日、50代の男性課長補佐を同日付で懲戒解雇にしたと発表した。入所者1人に同様の行為をした40代の男性支援員も解雇した。
同事業団によると、課長補佐は2月21日、同園の浴室内で20~50代の男性入所者18人を入浴させる際、必要がないのに下腹部の毛をそった。支援員は6月5日、入所者の成人男性1人に同様の行為をした。《時事通信》
【安倍晋三首相】「指摘があれば農相は説明を」
安倍首相は31日夕、遠藤農相が代表を務める自民党選挙区支部が「山形県家畜商業協同組合」(天童市)からの献金を返金した問題で、「返金して(政治資金収支報告書の)訂正をしたと聞いている。指摘があれば納得のいく説明をしなければならない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。《読売新聞》
【この日の民主党】
両院議員総会
両院議員総会が、31日午後党本部で開かれ、小沢一郎代表が、新役員を提案し承認された。
小沢代表は、「皆さんの協力の結果、参議院で逆転を果たすことが出来た。国民の期待を、この10日に召集予定の国会で、はっきり、しっかり形にしていかなければならない。参議院が新しい執行部で臨むということなので、この際、役員を一新し、衆参の挙党一致の体制をつくることにした」と挨拶。続いて役員を提案した。
また、鳩山由紀夫幹事長が、「民主党は参議院の勝利に酔っているわけにはいかない。なんとしても政権交代を成し遂げなければならない」と前置きした上で、代表提案以外の役員およびNCのメンバー選出方法などを報告した。
役員は以下の通り。(敬称略)
最高顧問=羽田孜、渡部恒三、藤井裕久、代表=小沢一郎、代表代行=菅直人、輿石東、副代表=岡田克也、前原誠司、川端達夫、石井一、高木義明、北澤俊美、円より子、幹事長=鳩山由紀夫、幹事長代理=平野博文、平田健二、政策調査会長=直嶋正行、政策調査会長代理=長妻昭、福山哲郎、国会対策委員長=山岡賢次、国会対策委員長代理=安住淳、簗瀬進、常任幹事会議長=中井洽、総務委員長=千葉景子、同役員室担当代理=奥村展三、選挙対策委員長=赤松広隆、財務委員長=佐藤泰介、組織委員長=柳田稔、広報委員長=野田佳彦、企業団体対策委員長=前田武志、国民運動委員長=小沢鋭仁
小沢一郎代表は31日午後、新しい役員人事の決定を受けて党本部で記者会見し、記者の質問に答えた。
冒頭、新体制の狙いについて問われ、「(国民の皆さんの)期待に応えられるように皆で力を合わせる。そういう形で今後に対処しようという観点を考えた人事」と説明。参議院の国会運営と政策課題に密接な連携を取る必要があることから、役員を衆参ほぼ同数とするなど、参議院で与えられた議席を効果的に活用する思いで人事を考えたとした。
小沢代表はまた、「皆が一致協力してこの国会に臨み政権を目指して頑張る、その一点に尽きる」とも強調した。
臨時国会については「国民の目から見てわかりやすい国会の論戦にしなければいけない」と方針を述べ、民主党が国民の皆さんの要望を取り入れて提案や主張をまず行い、自民党がそれに賛成できないということになれば、考え方の違いが鮮明になるとの見通しを示した。
テロ特措法の対応については、昨年の党内議論を経て外交・安保政策を含む政権政策の基本が決定されたこと、それに基づいてマニフェストを国民の皆さんに示したことに言及。「賛成しなければ政権担当能力がなきがごとき議論は、まったくの無茶苦茶な暴論だ。米国内でさえブッシュ政権の政策は少数派でしかない。世界中でも同様だ」などと見解を述べた。
小沢代表はまた、安倍内閣の「人心一新によって国民の信頼を回復したい」という改造人事に関して、「民主主義においては、選挙の勝敗が国民の意思表示だ」と指摘。二院制の我が国で、今まで持っていた過半数を参議院で失ったからには「人心を一新されるべきは総理大臣その人だろう」と述べた上、いつでも総選挙を受けてたつ、常在戦場の体制を作り上げたいとした。《民主党ニュース》