平成6629日目

2007/03/03

【民主党・鳩山由紀夫幹事長】連合決起集会で「格差是正で未来を」と呼びかけ

鳩山由紀夫幹事長は3日午前、東京の代々木公園で開かれた連合「2007春季生活闘争 連合要求実現3・3中央総決起集会」で挨拶。会場に集まった参加者に「『ストップ・ザ・格差社会』実現に向けお互い頑張ろう」と呼びかけ、激励した。

冒頭、主催者を代表して高木連合会長が挨拶に立ち、「交渉の眼目は付加価値の配分のひずみを是正すること」として、株主や経営者の利益分配は大幅に増え、労働者への分配は抑えられたままの状況改善に向けて「経営者に猛省を促し、前向きな対応を強く求めたい」と表明。「粘り強く交渉して労働者の生活の安定、将来の安心のため大きな転機を勝ち取らなければならない。頑張ろう」と訴えた。また、最低賃金の引き上げについても言及。「最低賃金の引き上げが格差是正の第一歩になる」との見解を示した。

鳩山幹事長はまず、3日未明、平成19年度予算案が衆議院を通過したことについて「まだ審議が足りないという思いのもと努力したが通過され残念無念だ」と言明。小沢一郎代表が事務所費の詳細を公表したにも関わらず、疑惑が指摘されている松岡農水相、伊吹文科相、佐田前行革担当相をはじめとする与党閣僚は何も示さないのは問題だ」と述べ、政治不信を強める安倍内閣の政治姿勢を批判した。

格差問題については、民主党が格差是正緊急措置法案を提出する中、安倍首相は格差を認めようとさえもせず、「格差問題をなおざりにするために国民投票法案、憲法議論に国民の関心を向けようとしている」と指摘。最低賃金1000円の確保や非正規雇用の待遇改善、同一労働・同一賃金など「当たり前のことが果たされない現実の中で『労働国会』ともいえるその真髄を法案の中に示していく」と力説した。

さらに、「社民党、国民新党と協力しながら格差拡大に歯止めをかけ、国民の意見が反映される国会に仕立て上げていくのでご支援を」と訴えた。

最後に統一地方自治体選挙、参議院選挙について「この国の未来を決める大きな戦い」として、「自公連立政権に歯止めをかけ、過半数割れにできるかできないかで未来を大きく左右する。圧倒的な勝利をつかみとり、未来をつかみとっていただきたい」と主張。「当たり前の権利をつかみとるために死力を尽くすのでともに頑張ろう」と呼びかけた。《民主党ニュース》




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【宇多田ヒカルさん】離婚発表

歌手の宇多田ヒカルさん(24)が今月2日に夫で映像作家の紀里谷和明氏(38)と離婚したことが3日、分かった。公式ホームページで2人が連名で発表。4年半の結婚生活にピリオドを打った。

宇多田さんは「国際的な活動をしながらの擦れ違い」とつづっている。一方で、昨年のツアーの演出をめぐり、紀里谷氏と宇多田さんの父照実氏の意見が食い違ったともいわれ、両家の心情的な摩擦もあったようだ。《朝日新聞》

【安倍晋三首相】重要法案成立に意欲

一般会計総額82兆9088億円の2007年度予算案は3日未明の衆院本会議で与党などの賛成多数で可決、参院へ送付された。安倍晋三首相は衆院通過を受け「教育再生は私の内閣の最重要課題で、国民投票法案も含めて極めて重要だ。すべての法案についてこの国会で成立を目指す」と表明した。《共同通信》

【この日の民主党】

与党の暴挙は許さない 予算案衆院通過受け鳩山幹事長

鳩山由紀夫幹事長は3日早朝、国会内で19年度予算案衆議院通過を受け、記者の質問に答えた。

鳩山幹事長は、「与党と野党のどちらがより国民のためになるか、民主主義を求めているのはどちらか、この与党による暴挙をしっかりと見て、国民のみなさんが判断をしてほしい」と述べ、国民のための政治を行う民主党の姿勢を示すため、極力審議拒否をすることなく力を尽くしてきたとした。

本会議の途中、用意した解任決議案のうちひとつを取り下げたことや、時間短縮をしてでも採決できたのではないかとの問いには、枝野議員が熱弁をふるうなどのがんばりを続けたことで自然成立を回避できたとの認識を示した。

さらに、「かなりの時間が経過し、民主党より高齢者が多い自民党議員に配慮して取り下げた」と述べ、取り下げることで、財務金融委員長への解任決議案を温存できるという戦略上の観点からも与党側からの申し出に合意したことを明らかにした。

衆議院から参議院へと論戦の場が移ったことについては「衆議院では明らかにならなかった政治とカネの問題を抱えるスキャンダラスな閣僚を厳しく詰めていきたい」としたうえで、「最大の焦点は格差是正である。これに焦点をあてていく。与党の政策はほとんど格差の是正に役に立たないものだ」と、与党の政策を批判した。《民主党ニュース》



3月3日 その日のできごと(何の日)