平成6630日目

2007/03/04

【民主党・小沢一郎代表】安倍首相の発言を批判

民主党の小沢代表は4日、青森市で記者会見し、いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり、安倍首相が「強制性を裏付ける証拠がなかったのは事実」と語ったことについて「安倍首相自身の歴史に対する認識が問われている。『何となく、こうだ』という形では、外国からだけでなく、国内的にも不信感を招く恐れがある。もう少し自分の理念をはっきりと示したうえで、結論を言わないといけない」と批判した。《読売新聞》

小沢一郎代表は4日午後、青森県内で会見し、政治資金の問題や参院選の候補者擁立、安倍首相の歴史観などについて記者からの質問に答えた。

閣僚の事務所費の公開に与党が応じないことについては、国務大臣ら重要な国政を担う立場にある者が、事務所費の詳細を公開することが、国民の信頼を回復するための一番良い方法だと改めて指摘。政治家が率先して公開する姿勢が重要だと強調した。

予算案の衆院通過については、与党の議席数が勝っている以上、多数決で押し切られれば少数派は何ともできないとした上、最終的には有権者の判断にゆだねる考えを述べた。同時に、参院では与野党の議席数が伯仲していると述べ、活発な論議を期待するとした。

また、参院選の一人区で候補者を擁立する見通しを問われ、「ほぼ全選挙区で候補者擁立のめどが立った。全般的には戦う体制ができあがった」と報告。獲得目標については全体で50議席以上、一人区で過半数に置いていると答えた。

従軍慰安婦問題に関する安倍首相の発言をめぐる報道については「彼自身の歴史に対する認識、姿勢が問われている。歴史的な事実と、哲学的というか論理的というか、そういう色々な考え方の結論として、きちんと説明ができるのか。ただなんとなく、というようなかたちでは、外国からだけでなく、国内的にも不信感を招く恐れがある」と指摘。きちんとした自分の理念哲学をしっかり示した上で、個別の問題について、結論を出す姿勢が必要との認識を述べた。

会見には、青森県連代表の田名部匡省参議院議員、平山幸司参院青森県選挙区立候補予定者が同席。青森県知事選の候補者擁立状況などの質問に答え、地方から政治を変える確固とした決意を表明した。《民主党ニュース》




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【世耕弘成首相補佐官】河野談話を継承

世耕弘成首相補佐官(広報担当)は4日のテレビ朝日番組で、従軍慰安婦の動員をめぐる旧日本軍の強制性に関する1日の安倍晋三首相の発言について「首相就任直後の国会答弁通り。強制性の定義は広義、狭義といろいろあるが、(従軍慰安婦におわびと反省の気持ちを表明した1993年の)河野官房長官談話を引き継ぐことは変わっていない」と強調した。《共同通信》

【この日の民主党】

勝ち抜き、参院選勝利へ」小沢代表

小沢一郎代表は4日午後、青森県内で開かれた「民主党青森県総支部連合会2007年総決起集会」に出席し、「統一選を全国で勝ち抜き、参院選の勝利につなげよう」と挨拶した。

総決起集会では、県議選の予定候補者(公認9名・推薦3名)、平山幸司参院青森県選挙区公認候補が登壇。県連代表の田名部匡省参院議員が地域の実情に即した政治、困っている人たちを皆で助ける世の中を作るために頑張ると、固い決意の言葉を述べた。

続いて挨拶に立った小沢代表は、冒頭、日本は小泉・安倍政権の6年間で、格差が拡がる社会になったと指摘。国民不在の政治を執行している政権与党に対する「生活維新」の主張について説明した。

小沢代表は続いて、今国会冒頭の柳澤厚生労働大臣の発言問題を取り上げ、強者の論理のもとで運営される、安倍内閣の政治姿勢や本質が表れた例と紹介。「自由競争は、国民の皆さんが安心安定して暮らせる世の中の仕組み(セーフティネット)が張られていることを前提としなければならない」と強調し、疲弊する第一次産業の例も挙げ、皆が豊かな暮らしを享受しなければ最終的に国が滅びると警告した。

その上で、今日の政治の過ちを何としても直したい、政治を変えなければという思いで全国を回っていると表明。「現状に不満があるならば、将来に不安があるならば、一票を有効に行使して生活を守ろうと呼びかけていただきたい」と、民主党への一層の支持を求めた。

平山公認候補は「青森県民のため、生活者・はたらく人のため、弱い立場にある皆さんのため、本州最北端から、新しい日本、青森県の未来を創造したい」と力強く決意表明した。

この後出席者は、来賓の山本連合青森会長の発声でガンバローを三唱し、統一地方選を勝ち抜き、県知事選、参院選につなげることを確認した。《民主党ニュース》



3月4日 その日のできごと(何の日)