平成6453日目

2006/09/08

【この日の小泉総理】

フィンランド訪問

平成18年9月7日、アジア欧州会合の第6回首脳会合(ASEM6)に出席するため政府専用機で羽田空港を出発した小泉総理は、同日夜(日本時間8日深夜)、フィンランド共和国の首都ヘルシンキを訪れました。

8日午後(同日夜)、政府公館でヴァンハネン首相との首脳会談を行いました。小泉総理は、北朝鮮ミサイル発射問題に対し、フィンランドがEU議長国として強く非難したことに謝意を表明し、北朝鮮の拉致問題、イランの核問題、中東、国連改革、エネルギー、環境問題などについて議論しました。その後、共同記者会見を行いました。

夕方(9日深夜)、ヴァンハネン首相の案内で、作曲家ジャン・シベリウスが暮らしたアイノラを視察しました。その後、フィンランド人の画家ハロネンが自らデザインしてアトリエとして使用した、ハロセンニエミを視察しました。《首相官邸》




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【自民総裁選】安倍晋三氏、谷垣禎一氏、麻生太郎氏が立候補届け出

小泉首相の総裁任期満了に伴う自民党総裁選は8日告示され、本命の安倍官房長官のほか麻生外相、谷垣財務相の3氏が立候補を届け出た。投開票日は20日。告示前からの安倍氏圧勝ムードがどのように展開するのか、さらに3人の政策論戦を通じて優位にある安倍氏の掲げる政策の中身が、どこまで明らかになるのかが焦点になる。

同党総裁選管理委員会は8日午前11時から党本部で立候補を受け付け、3陣営が届け出た。総裁選は衆参両院の国会議員票403票と都道府県連に割り振られる地方票300票の計703票で争われる。《ロイター》

【民主党・鳩山由紀夫幹事長】「論戦は不調」

野党各党は8日公示された自民党総裁選について「論戦は極めて不調」(鳩山由紀夫民主党幹事長)などと批判した。

鳩山氏は記者会見で「消費税などの具体的な論争が乏しい。自民党にとってプラスでない論点は浮かび上がってこない」と指摘。安倍晋三官房長官優位の情勢には「小泉純一郎首相が事実上(後継)指名し『寄らば大樹の陰』みたいな発想で流れができている」との見方を示した。

共産党の市田忠義書記長は安倍氏ら3候補について「小泉内閣がつくりだした社会的格差や外交の行き詰まりに反省がない点は共通で、構造改革を引き継ぐ路線にも大きな違いはない。問題の根本にメスを入れることを自民党に期待すること自体が無理な話しだ」と切り捨てた。《共同通信》

【この日の民主党】

鳩山由紀夫幹事長は8日、党本部で会見し、7日午前に渡部恒三国対委員長と自民党国対委員長間で行われた会談内容と国会対応等について語った。

国対委員長会談では与党側から後継首相を指名する臨時国会の召集日を26日にしたいとの提案があり、持ち帰って他の野党とも協議した結果、26日は当然の判断だと回答したことを鳩山幹事長は明らかにした。そのうえで「新たな総裁の下での大変重要な臨時国会であるだけに、それなりに会期もしっかりととって大いに議論したい」と表明。予算委員会の開催はもとより、党首討論を定例化して、定期的な議論が行われるよう求めていく考えを明らかにした。同時に、新政権はそうした形を整え、国民のみなさんにきちんとした説明責任を果たす必要があると強調。「政策論議は真剣勝負であるだけに、私どもも新体制のもとでしっかりと論戦を行っていきたい」と語った。

続いて、首相に就任した場合の歴史認識問題への対応を問われたのに対し、安倍官房長官が7日の会見で語った発言を取り上げた。日本政府が戦中、戦前の植民地支配などについて公式に謝罪した1995年の村上首相談話について安倍官房長官は、「閣議決定で変えないという中で基本的な精神を引き継いでいく」と発言。しかし一方で、談話を踏襲するかどうかの明言は避け、「歴史の評価は基本的に歴史家に任せていくべきだ」としている。

この点について鳩山幹事長は「歴史をどう捉えるかは政治家にとって最も重要なこと。歴史家に任せるといった発言は軽い。総理にならんとする方はどのように歴史をとらえるかを前提とすべきだ」と述べ、言葉に窮して「歴史家の判断にまかせる」と語った安倍官房長官の姿勢を「あってはならないことだ」と批判した。同時にこうした根幹的な歴史認識すら明らかにできない政治家が国民をリードできるかどうか疑問だとの認識を示し、その姿勢について「欺瞞だと申し上げておく」と述べた。

そのほか、記者団から自民党総裁選の印象を問われ、全体として論戦は極めて不調ではないかとの認識を示した。「どのように税制を立て直すかの具体的な論争が極めて乏しい」とも語り、税の問題など国民にとって身近な問題が論じられていない点を憂慮した。

また、安倍陣営優勢の流れについて問われたのには、「寄らば大樹みたいな発想が自民党内に募ってきているのではないか」と分析。大量当選した小泉チルドレンを筆頭に、小泉首相の流れを汲む候補を応援すれば自分の身も安泰といった発想で支持候補を決めて行く構図ができあがっているのではないかとの見方を示した。そのうえで「正々堂々、国民の側に立った議論を展開するべきだ」と重ねて指摘した。《民主党ニュース》



9月8日 その日のできごと(何の日)