平成6304日目
2006/04/12
【民主党・小沢一郎代表】非自公で過半数「困難ではない」
民主党の小沢一郎代表は12日午前の参院議員総会であいさつし、来年夏の参院選について「非自公、反自公で過半数を取ることに焦点を合わせ、政権への第一歩にしなくてはいけない。過半数を占めるのは困難なことではない」と述べ、参院選必勝に全力を挙げる決意を重ねて強調した。《共同通信》
12日午前、参議院本会議を前に民主党・新緑風会の議員総会が国会内で開かれ、小沢一郎代表も出席して挨拶を行った。
冒頭、江田五月参院議員会長が挨拶し、昨日の両院議員総会で党の体制が固まったとし、「エンジンフル回転で後半国会に臨む」との決意を披露。「昨日から千葉の補欠選挙も始まった」ことについても、「本当に雌雄を決する重大な選挙になっている」と指摘し、各議員の一層の奮闘を呼びかけた。
続いて、輿石東参院幹事長、平田健二参院国会対策委員長、直嶋正行参院政審会長(政策調査会長代理)、郡司彰議院運営委員会筆頭理事らが報告を行い、この日の本会議で登壇する神本美恵子参院議員も決意の挨拶を力強く行った。
ここで到着した小沢代表が、早速、出席議員を前に挨拶。新しい執行体制がスタートしたことに改めて言及した上で、「微力ではあるが、これからみんなと一緒に、政権をめざしてがんばっていきたい」と力強く決意を語った。そして、千葉7区の補選についても、「みんなで1票でも積み上げて、何とか結果を出したい」とし、一層の協力を求めた。
また小沢代表は、後半国会で十分に論戦を戦わさなければならないとして、その重要性を指摘しつつ、来年行われるの参議院選挙について言及した。この中で小沢代表は、1人区の候補者が十分に決まっていない現状を踏まえつつ、「何としても自公の過半数割れに追い込む」との決意を強調。「非自公・反自公で過半数をとることに、まずは最大の焦点をあてて、それを政権への第一歩にしなければならない」と語った。そして、「5年前の参議院選挙の結果と現状の議席とを勘案」すれば、「われわれが過半数を占めるということは、みんなで本気で一生懸命やれば、必ずしも困難なことではない。むしろ、十分やり切れると考えている」と述べた。小沢代表は最後に、「一緒に力を合わせてのご協力を心からお願い申し上げる」と述べ、出席議員からは大きな拍手が寄せられた。《民主党ニュース》
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【栃木リンチ殺人訴訟】県に賠償命令
栃木県上三川町の会社員、Sさん=当時(19)=が平成11年、少年グループにリンチを受けて殺害された事件で、栃木県警の捜査怠慢が殺害につながったなどとして、Sさんの両親が県と加害者3人などに総額約1億5300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、宇都宮地裁であり、柴田秀裁判長は「警察権を行使しなかったことで、殺害行為の招来を防止できず、死亡に至ったといえる」と述べ、捜査怠慢と死亡との因果関係を認定。栃木県に約9600万円を支払うよう命じた。《産経新聞》
【映画監督・黒木和雄さん】死去
「父と暮せば」など戦争3部作や青春映画の名作「祭りの準備」で知られる映画監督の黒木和雄(くろき・かずお)さんが12日午後、死去した。75歳。宮崎県出身。
同志社大卒業後、54年に岩波映画に入社。記録映画を多数手掛けフリーに。70年代には製作集団アート・シアター・ギルド(ATG)で活躍。「竜馬暗殺」「祭りの準備」などで、人間の内面に迫る描写力と的確な演出が高く評価された。88年「TOMORROW/明日」は、長崎に原爆が投下される前日の市民生活を抑制したタッチで表現。芸術選奨文部大臣賞などを受賞した。
さらに宮崎で過ごした自らの体験を基に終戦前後を描いた「美しい夏キリシマ」、井上ひさしさん原作で原爆投下後の広島を舞台にした「父と暮せば」を続けて世に問い、戦争レクイエムとして傑出した3部作となった。終戦間近の鹿児島を舞台にした新作「紙屋悦子の青春」をすでに撮り終え、8月に公開されることが決まっていた。《日刊スポーツ》
【この日の民主党】
国民の期待に応えるよう奮起を 国対役員・筆頭理事に渡部委員長
民主党の国会対策委員会役員・筆頭理事合同会議が12日昼、国会内で開かれた。
会議は荒井聰国対委員長代理の司会の下で進められ、冒頭、渡部恒三国対委員長が挨拶に立った。渡部国対委員長はこの中で、先の民主党代表選挙について、「長い政治経験の中で、野党の党首・執行部に国民の期待がこれほど大きく、マスコミの皆さんの関心がこれほど大きいのは、初めてだ」と指摘。「やはり国民は二大政党を望んでいる」として、その一翼を担うのは民主党しかないことを、国民の皆さんに認識していただいたと強調し、「災いを転じて福となす」だとして、「民主党への国民の期待が大きくなった」と語った。
その上で渡部国対委員長は、国民の期待に応えるのは「それぞれの委員会でがんばっている皆さん方だ」として、「大いにがんばってもらわなければならない」と、一層の奮起を促した。そして、挙党一致の態勢の中でがんばるので、よろしくお願いしたいなどと述べて、出席議員の大きな拍手を浴びた。
次に渡部国対委員長から紹介を受け、新たに就任した荒井聰国対委員長代理も挨拶。連立政権時に渡部国対委員長と一緒に仕事をして以来だとして、「大変光栄に存じている」と述べた。その上で、国対は「活発な論戦の条件をどうつくり、国民にどう訴えていくかの最前線だ」と強調し、協力を呼びかけた。
この後、会議では、中川正春議院運営委員会筆頭理事の報告に引き続き、各委員会理事らから審議状況等について報告を受けた。
菅代表代行、新しい日本の再生のため、野党協力を呼びかけ
民主党の菅直人代表代行と鳩山由紀夫幹事長は12日夜、都内で開かれた国民新党の懇親会に来賓として出席した。
挨拶に立った菅代表代行は、「小沢新代表の下、他の野党の皆さんとも手を取り合って、新しい日本の再生のために全力を挙げて協力したい」と呼びかけた。
菅代表代行はまた、小沢代表の真骨頂について「日本を本当の意味の独立国にしていくという魂を持つリーダー」であると説明。これからの政治の中で、言葉だけの『改革』に踊らされるのではなく、まさに『品格ある日本』を取り戻すために、野党の皆さんとも手を取り合って頑張ってゆきたいなどと、後半国会や来年の参院選に臨む固い決意を示した。《民主党ニュース》