平成6264日目
2006/03/03
【民主党・鳩山由紀夫幹事長】党の立て直しへ一体感もって全力尽くす
鳩山由紀夫幹事長は3日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、ライブドアについての「メール問題」について改めて謝罪するとともに、渡部新国対委員長の下での国会運営に期待感を示し、党の立て直しに向けた決意を改めて語った。
鳩山幹事長はまず、メール問題に関し、「党として、国民の皆さま方に、国会を混乱させ、権威を傷つけたということを心から深くお詫びを申し上げたい」と改めて陳謝し、「自民党の武部幹事長とそのご次男の方についてもお詫びを申し上げる」とした。また自民党から寄せられた二度にわたる質問状へのわが党の回答に関し、自民党幹事長談話が発表され、「基本的にこの問題に関して、自民党としても民主党の立場を了としたいとのことだった」と鳩山幹事長は述べるとともに、「民主党としても当然のことながら、国会の権威を高めるために、一層努力を傾注していく」との決意を披露した。
また鳩山幹事長は、この日午後の両院議員総会で、野田国会対策委員長が辞任し、新たに渡部恒三最高顧問が国対委員長就任が了承されたことについても触れ、「経験豊かな国対委員長の指導の下で、より安定感のある国会運営ができると大いに期待をしている」と語った。
平成18年度予算が衆議院で可決されたことについても鳩山幹事長は、残念だとの思いを述べるとともに、いわゆる4点セットの問題など、大きな問題が山積にしていたにも関わらず、「問題の本質が国民の皆さんに十分に理解されたかどうか」として、メール問題の影響について自戒を込めて言及。「これから参議院側で、しっかりと議論を願いたい」とした。
またメール問題に関して、国民の皆さまから「もっとしっかりやれという叱咤激励を賜っている」ことに感謝するとし、「党の非常に危機的な状況であるが、この難局を乗り越えていくため、一体感をもって臨んでいくことをお約束する」と力強く語った。また、メール問題が「なぜここまで大きな問題になってしまったか」について、「事前的な部分と事後の部分をしっかり検証」し、「再発防止策にも万全を期していまいりたい」とも鳩山幹事長は述べた。
鳩山幹事長は、明日行われる全国幹事長・選挙責任者会議についても、今回の混乱に関して「様々なご批判が寄せられる」だろうとし、地方の皆さんの声を「しっかりと真摯に受け止め、再出発を図ってまいりたい」とし、党本部と県連が一体となって民主党を立て直していくための、「一つの大きな契機になる」よう期待すると語った。
また、鳩山幹事長は渡部国対委員長の人物評についても問われ、特に両院議員総会での渡部国対委員長の挨拶に関し、「そこに参集している全ての両院議員に感動を与えた」と賞賛。「心を非常に大事にされる渡部国対委員長だからこそ、皆さんの胸を打つ演説をなさることができると感じ入った次第だ」として、「国会運営を軌道に再び乗せるためには最適任の方だ」と改めて語った。《民主党ニュース》
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【第1回ワールド・ベースボール・クラシック】日本18−2中国
野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)1次リーグ(アジアラウンド)の日本―中国戦が3日夜、東京ドームで行われ、日本は西岡、福留の連続本塁打など15安打の猛攻を見せ、18―2の8回コールド勝ちで初戦を飾った。守っては上原、清水のリレーで反撃を封じた。
先攻の日本は2回、二塁打の松中が三塁に進塁した後、岩村の犠飛で生還し、1点を先制。3回には、1死三塁からイチローの二ゴロの間に、三塁走者の里崎が還って、2点目を追加した。
中国は4回裏、6番打者が2点本塁打を放って同点とした。
日本は5回、1死一、三塁で西岡が左越えに3点本塁打、続く福留も中越えにソロ本塁打を放って4点差にした。6回には、先頭の岩村が三塁打、小笠原が適時二塁打、里崎が適時安打を放ち、この3連打などで3点を追加した。7回には多村の2点本塁打、8回にも敵失や連続安打などで一挙に7点を加え、大量16点差とした。《朝日新聞》
【小泉純一郎首相】北朝鮮制裁に慎重姿勢
小泉純一郎首相は3日の参院決算委員会で、北朝鮮に対する経済制裁発動に関し「韓国は北朝鮮に融和的で、中国は北朝鮮を支援している。圧力がどういう効果をもたらすのか考えていかなければならない」と述べ、日本単独の制裁に慎重姿勢をあらためて示した。《共同通信》
【民主党】メール問題で再度謝罪
民主党は3日、「送金指示メール」を「根拠のない偽物で、疑惑も全くの事実無根」として謝罪する再回答書を自民党に提出した。自民党は武部勤幹事長が「釈明と謝罪を了とし、区切りとする」と了承する談話を発表。約2週間のメール騒動は最終決着した。《共同通信》
【民主党・前原誠司代表】渡部新国対委員長の経験に期待
前原誠司代表は3日午後、両院議員総会終了後に国会内で記者団の質問に答え、渡部恒三新国会対策委員長の就任などについてコメントした。
この中で前原代表は、渡部国対委員長の経験、知恵などに非常に期待していると述べた上で、態勢を立て直して国民の皆さんの期待に応えたいと決意を述べた。
今国会での当面の課題についても、いわゆる4点セットも含めて、小泉構造改革の問題点について国会の場で徹底的に論戦を挑んでいくことを改めて表明。野党第一党として、参議院に質疑の場を移した来年度予算も含め、堂々と議論を行っていくとして、特に参議院の場での議論に改めて期待感を示した。《民主党ニュース》