平成6072日目

2005/08/23

【民主党】衆院選用のポスター、CMを発表

民主党は23日、衆院選用のポスター2種類とテレビCMを発表した。いずれも岡田克也代表を前面に出し、「次の首相」への期待感が膨らむよう狙った。ポスターは、岡田氏の顔写真とキャッチコピーの「日本を、あきらめない。」を組み合わせたものと、年金問題を争点に再浮上させようと「今度こそ年金改革を。」と文字だけで訴えたものの2種類。また、マニフェストの表紙を使った通常の政党活動用ポスターも発表された。


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一方、CMは真っ白な部屋で座る岡田氏の映像に、党首討論などでの岡田氏の発言の音声を重ね合わせ、最後に立ち上がった岡田代表が「日本をあきらめない。民主党」と話す構成。作製を担当した福山哲郎参院議員は「劇場型政治と対極にある岡田代表の誠実な政治姿勢を表現した」と説明している。《毎日新聞》




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【京都・教会少女暴行事件】元牧師、起訴事実認める

京都府八幡市の宗教法人「聖神中央教会」で信者の少女らが乱暴された事件で、女性暴行と準女性暴行の罪に問われた元主管牧師A被告(62)の第2回公判が23日、京都地裁(上垣猛裁判長)で開かれ、A被告は罪状認否で「いずれの事実も争うことはしない。これ以上申し上げることはない」と述べ、起訴事実を認めた。

ただ弁護側は、検察側が「少女を抵抗できない状況にした」とした点には争う姿勢を示した。

検察側は「(暴行は)嫌でたまらなかったが、(A被告に)見放されるので我慢した。地獄に送られると思うと抵抗できなかった」「(A被告から)牧師室であったことは誰にも言ってはあかんと言われた」とする被害少女の供述調書を朗読。教会内でA被告が暴力を振るって信者を従わせていたとの元信者の調書も明らかにした。《共同通信》

【プロ野球・楽天】11連敗で80敗到達

オリックス6−5楽天◇23日◇フルスタ宮城

オリックスは0−1の五回、阿部真の2ランなどで3点を奪い逆転。六回にガルシアのソロ、七回にも日高の二塁打で加点し、勝率を再び5割に戻した。楽天は終盤の追い上げも一歩及ばず、ワーストタイの11連敗で80敗目。《共同通信》

【宮城県登米市】中3少年が警官を刺す

23日午後4時半ごろ、宮城県登米市米山町の宮城県警佐沼署米山駐在所で、K警部補(57)が、同県石巻市の市立中学校3年生の少年(14)に背中や頭などを数カ所刺された。K警部補はその場で少年を殺人未遂と公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。

K警部補は重傷を負った。少年は「警察官を殺害して拳銃を奪おうと思った」などと供述しており、動機を詳しく調べる。《毎日新聞》

【共産党・志位和夫委員長】テレビCM撮影

共産党の志位和夫委員長が23日、東京都内のスタジオで衆院選用のテレビCMの撮影を行った。同党が衆院選用にCMを作るのは93年以来12年ぶり。選挙で退潮傾向が続いているだけに、志位氏は「勝利のために必要なことは何でもやる」と顔を引き締めた。

01年の参院選で、志位氏が「身の引き締まる思い」と言いながらズボンのベルトを締め上げると、胸が風船のように膨らむ–というコミカルなCMが話題となったが、今回は「正攻法」。志位氏は白いスクリーンをバックに「今、たしかな野党が必要です。日本共産党」と語りかけた。《毎日新聞》

【長野県・田中康夫知事】「選挙後も党代表を務める」

新党日本代表の田中康夫・長野県知事は23日、代表就任後初めて、地元での記者会見を長野県庁で行った。

衆院選で掲げる政策について「集った我々が同意できる点に関しては、具体的に示していく」と述べ、財政健全化などを盛り込む考えを示した。さらに「選挙後も代表を務める」ことを明らかにした。

知事職との兼務について田中知事は「両立は無論、可能。県民の皆様がお認めくださる限り、私は長野県知事であり続ける」とする一方、「県民が『兼務はできない』というのであれば、県民が行動で示されるということ。それが民主主義だ」と述べた。《読売新聞》

【国民新党・綿貫民輔代表】新党日本と「いずれ合併」

国民新党の綿貫民輔代表は22日、都内で記者会見し、田中康夫・長野県知事が代表を務める新党日本との連携に関して、「東京、名古屋、大阪を中心とした大都市は向こうがやり、私どもは多少遠慮しようかと考えている」と語り、衆院選の比例区については、両党でブロックごとにすみ分けを図る考えを示した。

また、新党に参加しない反対派前職について、「当選しても、自民党には入れないと宣告されている。いずれ大同合併するのではないか。新党日本も同根であり、一緒になっていくグループだと思う」と語った。《朝日新聞》

【自民党】保利氏に対抗馬、広津氏を公認

自民党は23日、次の衆院選で、郵政民営化法案に反対票を投じた保利耕輔元文相の地元の佐賀3区に新顔で公認会計士の広津素子氏(52)の公認を決めた。これで自民党が公認候補を擁立予定の290選挙区ですべての顔ぶれがそろった。

郵政民営化法案に反対し、小選挙区で立候補予定の32人への対抗馬は31人目。無所属で広島6区から立候補予定の堀江貴文ライブドア社長も含めれば、反対派前議員すべてに対抗馬が立つことになる。また、300小選挙区のうち自民、民主両党の公認候補が直接対決する選挙区は280になる。

広津氏は、佐賀3区内の佐賀県唐津市出身。衆院解散後の党本部の緊急公募に応じた。

党執行部は、党公認候補が立候補する選挙区で、非公認の前議員が自民党籍のまま立候補した場合は、離党勧告や除名処分に踏み切る方針だ。こうした前職を支援する構えの山梨や岐阜、佐賀などの県連に対しても、公認候補を支援するよう働きかけを強めている。《朝日新聞》

【自民党・武部勤幹事長】「離党すれば復党も」

自民党の武部勤幹事長は23日午前、党本部の会合で、郵政民営化関連法案に反対し非公認で立候補する自民党前衆院議員について「どうしても立候補するなら、良識を持って自発的に離党し、出ていただきたい。そういう形であれば、将来また復党する可能性もある」と述べ、自発的に離党すれば、選挙後の復党もあり得るとの認識を示した。

これに対し、小泉純一郎首相は同日夜、武部氏の発言に関し「選挙後のことはまだ分からない。そこまで考える必要はない」と指摘、復党の是非をめぐる議論は時期尚早との考えを示した。

ただ首相は「自民党議員は全員、郵政民営化に賛成だ」と述べ、仮に復党する場合には民営化法案に賛成することが条件になるとの考えを示唆した。記者団の質問に答えた。《共同通信》

【自民党・武部勤幹事長】岐阜県連に警告文送付へ

自民党の武部勤幹事長は23日、岐阜県連が岐阜1区の党公認候補を応援する国会議員を処分する方針を決めたことに対し、古屋圭司県連会長あてに近く警告文書を送る考えを示した。武部氏と党本部で会談した同県選出の松田岩夫参院議員が明らかにした。

松田氏によると、文書は「国会議員の処分は党紀委員会が決めるもので県連に権限はない」などと県連側を戒める内容。武部氏は会談で、岐阜県内の公認候補に対する全面支援を約束した。

同県連は、岐阜1区で郵政民営化関連法案に反対して自民非公認となった野田聖子元郵政相を支援し、自民公認の佐藤ゆかり氏を応援した国会議員を処分する方針を決めた。《共同通信》

【この日の民主党】

「日本を、あきらめない。」民主党新TV・CM制作発表

民主党は23日、総選挙に向け、新TVコマーシャル「日本をあきらめない篇」と選挙用ポスターの記者発表を、総合選挙対策本部事務局次長の福山哲郎参院議員が党本部で行った。TVコマーシャルは8月28日~9月10日の間、全局でオンエア予定。会見では、福山事務局次長が企画意図についてコメントした。

TVコマーシャルは純白の画面のなかで佇む岡田代表のシーンで展開。党首討論や国会審議などで代表が実際に発言した、「日本人には力があります」「年金の一元化」「国民に対して正直に」「こんな政治を変えなければいけない」などの声をコラージュしながら、「日本を、あきらめない。民主党」の言葉で締めくくる。楽曲「ジュピター」をバックにクリーンかつ未来を見すえた力強いイメージを、岡田代表自らが考える政策と国民に対する思いをかみ締め、未来に向かって堂々と歩き出す映像で表現している。

福山事務局次長は「具体的に日本が変わっていく予感。挑戦者ではなく、次の与党、総理にふさわしい人物だということを強くアピールした。清潔な白い世界が、劇場型のまやかしの小泉政治とは対極にある岡田代表の清潔な政治姿勢を国民のみなさんに見ていただきたい」と語った。このTVコマーシャルは、民主党ホームページでも公開中。

選挙用ポスターはマニフェストの表紙と同一絵柄のものと、「今度こそ年金改革を。」とする文字ポスター、選挙スローガン「日本を、あきらめない。」を組み込んだものの3種類。民主党が国民に訴える最大の重点項目を盛り込んだマニフェストの表紙を使ったポスターはじめ、破綻寸前の年金改革の実現など、政策を訴える民主党ならではの仕上がりとなっている。

「民主党は政策に妥協はしない」岡田代表、鹿児島で

岡田克也代表は23日、鹿児島県を訪れ、鹿児島県第1区では川内ひろし予定候補と、第3区では野間たけし予定候補と、そして第4区では浜田健一予定候補とともに街頭演説会を挙行。足を止め、耳を傾ける多くの聴衆に、民主党と自民党の政策の違いを示し、どちらがより国民のための政策かを判断してほしいと訴えた。

岡田代表は、「今回の総選挙は、小泉自民党がいうように郵政問題という一つの政策だけを問うものではなく、これから3年、4年先のことを考えて判断しなければなりません」と強調した。今度の選挙で政権奪取を目指している民主党の立場を改めて主張するとともに、「ですから、私たちは政策について妥協はしません」と強い意志を表明。自民党のいい加減なマニフェストと比べて、具体的な数字も、実現までの期間も明示してある民主党のマニフェストが、いかに真剣に議論を重ねた結果で国民のためのものとなっているかを強く訴えた。

さらに、岡田代表は重要な政策として年金と子育て支援政策の二つを強調した。同時に、農業政策についても触れ、「自民党政権下の50年間に渡る農業政策の結果、(日本の農業は)跡継ぎがいない、やり甲斐がないなどひどいものとなってしまった」と分析。その上で、岡田代表は「民主党は、農業予算の使い方を大胆に変え、農業従事者への直接所得保障などへまわします」などとして、農家本位の農業政策を行っていくことを約束した。

最後に岡田代表は、「限られた予算を見直し、メリハリのある使い方をする。ムダを省きながら財政を立て直していく。これができるのは民主党だけだ。小泉総理にはできない。ぜひ、民主党へ皆さんのお力を」と訴え、さらなる支持を求めた。

「重要な政策を見極めようとする流れが出てきた」鹿児島で岡田代表

岡田克也代表は23日、鹿児島市内で記者会見を行い、衆議院解散後からこの間、各地をまわっての感想として、「(投票日まで)3週間を切ったが、多くの国民のみなさんから非常に強い関心を寄せてもらっていることを、各地で実感している。握手をしていても、熱が入っているのを感じる」と語った。

その上で、「これからも民主党の政策を愚直に訴えていく。それによって、間違いのない選択をしてもらえると思っている」とした。

さらに、公示まであと1週間になったことに関しては、「国民、有権者の皆さんは冷静に判断してくれている。重要な政策を見極めようという流れが出てきている」と話し、小泉自民党の、メディアを使ったパフォーマンスも色あせてきたとの認識を示した。

改革を止めているのは小泉首相 玄葉選対委員長が宮崎で

玄葉光一郎選挙対策委員長は23日午後、岡田克也代表に続いて宮崎県に入り、宮崎3区の外山いつき、2区の黒木けんじ各予定候補を激励した。

両選挙区ともに、自民党が郵政民営化法案への賛否をめぐって分裂選挙になっており、民主党の幹部が立て続けに応援に訪れたことで、地元の民主党への期待度は高まっている。

都城市で外山いつき予定候補と街頭演説に立った玄葉委員長は、続けて県中央部の高鍋町で行われた黒木けんじ予定候補の決起集会に臨んだ。

玄葉委員長は、自分が黒木氏を民主党に誘った責任者だというエピソードを披露しながら、「地域が良くならなければ日本は良くならない。地元への思い、情熱は政治家にとって一番大事。そして決断力。国会議員は短期間で総合的な判断をしなければならない局面がたくさんある」と語り、その二つを併せ持った予定候補への支援を呼びかけた。

そして、「小泉首相は、郵政に逃げ込んだ。国連常任理事国入り問題も、北朝鮮の拉致問題の解決も、地方財政の三位一体改革も思うように進まないので、これしかないと思ったのだろう」と指摘。「しかし、郵政が終わったら、あとは白紙委任でいいのか。郵政の是非だけで投票するのは大間違いだ」と聴衆に語りかけた。

さらに玄葉委員長は、自民党の選挙スローガン「改革を、止めるな」に触れ、「何を言っているだと思う。社会保険庁改革も、年金抜本改革も、止めているのは小泉首相ではないか」と首相の言行不一致ぶりを批判。「この選挙は、改革の優先順位を決める選挙だ」と位置づけ、年金と子育て支援を優先する民主党への支援を訴えた。

集会が終わり、玄葉委員長は黒木予定候補、井上紀代子宮崎県連代表とともに出口に立ち、参加者一人ひとりと握手を交わし、見送ってから、熱気のさめない会場を後にした。

「まるごと交代!政権交代ステージ」神奈川県連、総決起集会開く

民主党神奈川県連は23日夜、横浜市内で「まるごと交代!政権交代ステージ」と題して総決起集会を開催した。

党本部から鳩山由紀夫元代表(『次の内閣』ネクスト外務大臣)を迎え、神奈川1区のさとう謙一郎、同2区の大出彰、同3区のかとう尚彦、同4区の大石尚子、同5区の田中慶秋、同6区の池田元久、同7区のすとう信彦、同8区の岩國哲人、同9区の笠ひろふみ、同10区のはかりや圭宏、同11区の斉藤つよし、同12区の中塚一宏、同13区のつちだ龍司、同14区のふじい裕久、同15区の勝又恒一郎、同16区の長田ひでとも、同17区のさかぐち直人、同18区のひだか剛各予定候補が一堂に結集(岩國予定候補・ふじい予定候補は代理出席)。民主党への支持を訴えた。

「神奈川県下で民主党の予定候補を全員国政に送っていただければ、まちがいなく皆さんの思いが政治に届く」。会場を埋め尽くした約700人の聴衆を前に、そんな主張を繰り広げた鳩山元代表は、官僚まかせのおかしな政治をムダのない政治に変えていくことで、10兆円の歳出削減できるとして、民主党マニフェストに盛り込まれた財政再建策について紹介。「政府税調として、サラリーマン大増税を打ち出している小泉自民党がいいのか、ムダを見直して10兆円の歳出削減を行おうとしている民主党のどちらがみなさんの方を向いて(政治を行って)いるか、よくご判断願いたい」と聴衆に呼びかけた。

連合神奈川の白石俊雄会長も挨拶に立ち、大増税を打ち出している小泉自民党に真っ向から反対の立場を表明し、特に民主党がかかげる国民、厚生、共済年金を一元化する年金改革案への期待感を示した。その上で白石会長は「民主党にぜひ政権をとってもらいたい。マニフェストの実践に期待した」として、民主党にエールを送った。

続いて、予定候補それぞれが登壇して、政策実現を目指す決意を表明。最後に斉藤予定候補のリードでガンバローを三唱して政権交代への決意を確認し合い、大会を締めくくった。

江田会長、新潟県で郵政解散の経緯を説明 党の政策を訴える

江田五月参議院議員会長は23日午後、新潟県に入り、新潟1区の西村ちなみ予定候補とともに新潟市内で街頭演説を行った。

演説の冒頭、江田会長は2001年に米国で同時多発テロ事件が起きた9月11日は、心静かに平和やいのちのことを考えるべきところ、小泉首相は総選挙の投票日を持ってきたと指摘。その上で「解散は筋違いだ」と述べ、法案が両院で可決されない限り成立しない仕組みは憲法上のものであるとして、参議院での否決によって衆議院を解散した小泉首相の行為について、改めて疑念を呈した。

江田会長は続いて、民主党の参議院議員をまとめる自身の立場に言及しつつ、郵政法案が否決にいたるまでの経緯を説明。マスコミの報道とは違い、民主党は一致団結しており、造反議員が出ないように、現場をまとめる知恵はいらなかったと振り返った。

さらに、影響力が喧伝されていた自民党の青木参議院議員会長に対しては「徹底的な審議を求める」「青木会長が参議院を牛耳っているとの思い込みを取り払う」という2つの方策で臨んだと表明。8日の参院本会議採決では、良識の府としての役割を果たして否決にもちこんだことは、間違っていなかったと自信を示した。

江田会長はまた、「民主党は郵政改革に対案を示し、マニフェストにも記載している」と述べ、小泉政権は、特殊法人に流れる税金の流れをとめ、国債を減らす政策をとってこなかったと指摘。郵政法案の審議では、全国の郵便局ネットワークの維持や商品の取り扱い、また資金の流れなど、民営化に伴う不安を払拭する答弁を、小泉首相や竹中郵政民営化担当大臣らが行わなかったため、否決に至ったという見解を表明した。

江田会長はその上で「小泉首相のやり方は改革の名に値しない。郵政改革はあの方法ではだめだ」などと小泉構造改革を厳しく切って捨て、「改革を止めるなというならば、小泉首相、あなたが下がって民主党にやらせればいい。民主党が改革を進める」と強調。自民党・小泉内閣を終わりにして、民主党政権下で改革を進める機会と認識して総選挙に臨んでほしいと聴衆に呼びかけた。《民主党ニュース》



8月23日 その日のできごと(何の日)