平成5856日目

2005/01/19

【この日の小泉総理】

日・カナダ首脳会談

平成17年1月19日、小泉総理は総理大臣官邸で、カナダのポール・マーティン首相と首脳会談を行いました。

会談では、経済問題などの二国間関係、国連改革、G20と呼ばれている20カ国の首脳会議、京都議定書、スマトラ沖地震津波被災者への支援などについて話し合いが行われました。経済問題では、日加間の経済関係の強化、国連改革では、改革の必要性の機運が高まっているということで両首脳の認識が一致しました。

首脳会談後、両首脳は共同記者会見に臨み、小泉総理から「この首脳会談では、潜在的な可能性を更に顕在化させるように成果を高めていく、そういう関係にしたい。両国にとって協力できる分野がたくさんあるのではないか。国連改革の必要性、経済関係強化の包括的な枠組みの検討、スマトラ沖の地震津波被災者に対する復興支援の手を差し伸べることなどの点で一致しました。今日の会談の成果を踏まえて日加両国間の政策協力が一層深まって二国間関係全般が更によい方向に発展していくことを期待しております。」と述べました。

これに対し、マーティン首相は「日本が津波の災害への対応について、迅速に、またニーズをよく理解されて対応策をとられたことに敬意を表したい。」と述べるとともに、「日加の経済的な提携関係の強化、改善についてこれをやろうということで了解しました。」と述べました。 会談後、小泉総理主催の夕食会が開催されました。

日・アンドラ首脳会談

平成17年1月19日、小泉総理は総理大臣官邸で、アンドラのマルク・フォルネ首相と首脳会談を行いました。

会談では、最初にフォルネ首相からアンドラという国についての紹介・説明がありました。国の特徴としては、フランスとスペインにはさまれた位置にある観光立国で、人口が6〜7万人に対し訪問客は年間1千万人以上あり、温泉や豊かな歴史に裏打ちされた文化面での観光資源があることなどが紹介されました。

また、小泉総理からは「外交関係樹立以来10年の間に、日本・アンドラ間の協力関係が進展していることをうれしく思っています。」と述べたのに対して、フォルネ首相は「自分としても、日本・アンドラ間に非常によい関係が存在しているということを承知している。また、日本が国連の安保理常任理事国になるという意欲を有していることを十分認識している。アンドラとしては、日本の伝統、歴史、さらには最近の津波の被害に対する援助を含めて開発途上国に対する援助に熱心であるということを踏まえれば、日本が常任理事国になる資格を十分有していると考えている。」と述べました。《首相官邸》

自身の任期「来年9月まで」

小泉純一郎首相は19日昼、日本記者クラブで記者会見し、今後の政権運営に触れ「任期はどんなに長くても来年9月までであり、それまで疲労、重圧に押しつぶされないよう頑張っていく」と述べ、自民党総裁任期が切れる来年9月の退任を明言するとともに、任期いっぱいの政権担当に強い自信を示した。《共同通信》




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【プロ野球・楽天】岩隈久志投手の入団を発表

楽天は19日、オリックスから金銭トレードで獲得した岩隈の入団を発表した。年俸は3倍近い1億1500万円増の1億8000万円。球団はこれを元に出来高と2年の複数年を付け加えて総額4億円を提示し、後日詰めることになった。礒部の2年総額3億円(出来高を含む)を上回り、球団最高年俸となる。背番号は近鉄時代と同じ「21」。

仙台市内の球団事務所で記者会見した岩隈は「年が明けた気持ち。開幕投手を目指したい。目標は昨季とれなかった防御率のタイトルと、背番号と同じ21勝」と意気込みを語った。これで66選手と契約。

同席したキーナートGMは「デザートではなく、最後に本当においしいものが来た。うちのエース。投手陣を引っ張ってもらいたい」と期待を込めた。《朝日新聞》

【この日の民主党】

政権戦略委員会が初会合 石原信雄元官房副長官を招き意見を聴取

民主党は19日午前、政権戦略委員会(委員長:岡田克也代表)の初会合を都内で開いた。政権戦略委員会は、政権獲得後の政権運営に関する課題、政権交代に向けて準備すべき事項およびその実施方法について検討する目的で、昨年末に設置が決定されたもの。

本会合では、細川内閣・村山内閣を含む7年間、内閣官房副長官を務めた石原信雄氏を講師に招き、政権を取った後の政権運営について意見を聞いた。

石原氏は、政権獲得後の官邸の運営方法、また内閣と与党、内閣と官僚機構、内閣と国民の関係についてのべるとともに、政権交代を実際に見届けた経験も交え、官僚・首相官邸・内閣・党を調整する軸となる官房長官の存在の重要性などに言及し、政権交代後の運営について、参加者と活発な意見交換を行った。

岡田代表、カナダのマーティン首相と会談し内外情勢など意見交換

岡田克也代表は19日、都内でカナダのポール・マーティン首相と会談した。

会談冒頭で岡田代表が阪神・淡路大震災から10年となる17日に神戸市を訪れてセレモニーに参加した印象を語るとともに、災害対策をめぐる意見交換を行った。

マーティン・カナダ首相からは、日本の政治状況について問われたのに対して、岡田代表は、「立党50年を迎えた自民党の体制が揺らいできている」との見方を示し、民主党が自民党を上回る票を獲得して比例第一党となった過去2回の国政選挙の実績を説明。「次期総選挙で政権を獲得するのが民主党の使命だ」と語った。

また、米国と国境を接するカナダの外交姿勢を岡田代表が質問したのに対してマーティン首相は、「価値観を共有してきたが、カナダの方がはるかに小さいために世界に対する見方に差があり、最近意見が異なることが出てきた」とした上で、国連を含む国際機関に対する支持や、国際的な法の統治に対する尊重姿勢が、米国よりもカナダの方が強く、そうした意味で両国には隔たりが出てきたとした。マーティン首相はその上で、「日本にとってもカナダにとっても、米国が同盟国として重要な国であることは間違いない」と指摘した。

さらに、外交姿勢における民主党と自民党との違いを問われたのに対して岡田代表は、「パートナーとしてのアメリカの重要性はある」としながらも、米国追従の現政権の方向性を改め、もっとアジアを重視すべきとする姿勢を民主党は主張していることを明らかにするとともに、国益に反するときは異なる政策もありうると主張できる同盟関係であるべきとの考えを示した。

スマトラ沖大地震・津波災害救援対策本部、現地調査団派遣等を検討

民主党スマトラ沖大地震・津波災害救援対策本部は19日夕、党本部で会議を開き、津波被災地で救援活動を行っているNGOのJENからヒアリングを行うとともに、対策本部の今後の対応を検討した。

事務局長の円より子ネクスト防災担当相の司会のもと、JENプログラムオフィサーの猪俣氏によって行われたスリランカでの救援活動報告によれば、食料や衣料等の生活必需品の配布といった支援の第一ステージである緊急支援から心理的・経済的自立等をサポートする第二ステージに移行しつつある点、十分な活動を行う上で大きなハードルとなっている資金不足の実態、政府・NGO・経済界で設立した国際人道支援組織「ジャパン・プラットフォーム」を経由して届くはずの日本政府のNGOへの援助資金が未だ届いていない現状等が語られた。

対策本部では「中長期的な支援を念頭におきながら、状況の進化に応じた対応をとるべきである」との考えに基づき、(1)被害・ニーズ調査、邦人救出、(2)緊急援助活動、(3)プロジェクト調査、(4)自衛隊による国際緊急援助活動、(5)防災、予知体制、の5つを柱とするスマトラ沖大地震・津波災害への当面の対応についての申し入れを政府に対して20日午後に行うことを確認した。

対策本部会議ではまた、神戸市で行われている国連防災会議で世界規模の警報システムの構築の必要性等を強く訴えている国連のエグランド緊急援助調整官室長を21日、党本部に招き、岡田克也代表、川端達夫幹事長と意見交換することを対策本部で了承。さらに、岡田代表を先頭とする現地調査団を派遣することで調整に入っていること、21日には東京・新橋で街頭募金活動を行うこと等が報告された。

会議には川端達夫幹事長(対策本部本部長)、仙谷由人政策調査会長、輿石東参議院幹事長、平野博文幹事長代理(各副本部長)、藤田幸久国際局長、大畠章宏組織委員長、島聡役員室長代理(各事務局次長)、岡崎トミ子副代表、首藤信彦、中村哲治、津村啓介各衆議院議員、足立信也参議院議員が参加した。《民主党ニュース》



1月19日 その日のできごと(何の日)