平成5668日目
2004/07/15
【民主党・菅直人前代表】四国巡礼を開始
民主党の菅直人前代表が15日、酷暑の中、菅笠(すげがさ)に白装束、手にはつえの伝統的な遍路スタイルで四国八十八カ所巡りを始めた。「自分を見つめ直したい」と語り、10日間で室戸岬を目指すという。
菅前代表はこの日朝、徳島県鳴門市大麻町の一番札所霊山寺に姿を現した。短く刈り上げたヘアスタイルに、通り掛かった人から驚きの声も。
自身のホームページに同日付で「この3カ月間、年金未加入問題、代表辞任など大きな出来事が続いた。今後何をするにしても一度立ち止まって見つめなおす時間が必要」と記している。
四国八十八カ所巡りは弘法大師の遺徳を慕って歩くことから始まったと言われ、1カ所参るたびに一つずつ煩悩が消滅するとされる。
菅前代表は国民年金未納問題で「国民の不信感を高めた」として5月に代表を辞任した。《共同通信》
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【小泉純一郎首相】首相の職務は「難行苦行」
「大したもんだね。私も首相を辞めたら何箇所か回ってみたいね」小泉純一郎首相は15日夕、民主党の菅直人前代表が遍路スタイルで四国88ヶ所巡りを始めたことについて、首相官邸で記者団に感想を述べた。
「何か感じることがあったんじゃないか。自分を見つめ直すことはいいことだ」と菅氏の心境に理解を示した首相。ただ「首相をやっている限りはこの職責自身が難行苦行。修行のつもりで改革に向けて全力投球したい」と付け加えることも忘れなかった。《共同通信》
【第131回芥川賞】モブ・ノリオ氏「介護入門」
【第131回直木賞】奥田英朗氏「空中ブランコ」
【第131回直木賞】熊谷達也氏「邂逅の森」
【福井女子中学生殺人事件】服役した男性が再審請求
1986年に福井市内で起きた女子中学生殺人事件で有罪が確定し、服役した同市の無職Mさん(39)が15日「確定判決は冤罪」として名古屋高裁金沢支部に再審請求した。確定判決から6年4カ月ぶりに新たな司法判断に委ねられることになった。
再審請求書では、各証拠に対する独自の法医鑑定書や意見書を新証拠として提示。特に一、二審公判で争点にならなかった詳細な殺害状況に言及している。
それによると、犯人は被害者をガラス製灰皿で殴打し、包丁で何度も刺している状況などが集団リンチを思わせるとし、単独犯と認定した二審判決は誤りと主張。
また、こたつカバーを掛けて顔などを刺した場合、返り血はつかないーとの分析結果を挙げ「事件当夜、Mさんが血だらけでいたという関係者の証言と矛盾する」としている。《福井新聞》
【この日の民主党】
「自民党の持つ体質だ」吉田前議員逮捕で藤井幹事長
民主党の藤井裕久幹事長は15日午後、「日本歯科医師連盟」(日歯連)の資金流用汚職事件で吉田前自民党衆院議員らが逮捕されたことについて記者団の質問に答え、「当然の事と受け止めている。何よりも自民党の持っている体質であることは世の中の方が良くご存じで、選挙中でもお金の話は自民党というのは際限ないね、と言う皆さんが多かった。その一端が出たと思う。検察の動きを静かに見守っていくとともに、民主党として既にある自民党ヤミ献金等解明本部を早急に開いて実態の究明に当たりたい」と述べた。
また、臨時国会での対応について「われわれは年金問題を含め長期に(国会を)開くべきだと主張しているが、その中で当然今回の事件についても自民党と業界団体が癒着している長期政権の腐敗の結果として解明していくことが必要であり、それがわれわれの責任でもある」と述べた。さらに、日歯連から自民党橋本派に1億円が渡っていたとされることについて「捜査をしっかりと見守っていかなければならないが、ありうることだと想像できる」と語った。《民主党ニュース》